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図書紹介:『宇宙に果てはあるか』
宇宙に果てがあるとしたらその先は何なんだろう、とか宇宙に始まりがあるとしたらそれ以前はどうなっていたのだろうというようなことは小さいときから持ち続けている疑問というか関心事です。 この本を目にしたときに直ぐに買って読んだのもその延長線です。 本書の内容は、宇宙全般の人類の疑問に対して、科学者はどのように考え、どのように試行錯誤し、どのような考えが生き残って現在に至っているかをギリシャ時代 から現代までを辿って見せてくれます。具体的には、宇宙の果て、宇宙の構造、宇宙の大きさ、宇宙の始まり、ブラックホール、地球外文明、ビッグバンの前、宇宙の運命など興味深い話題が目白押しです。 数式は余り使っていないので非常に読みやすい、もちろん細かい点では理解できない点も多数ありますが、それでも現在科学者が考えている宇宙像の概要は分かります。 宇宙が誕生し、その進化の一過程で生まれた知的生命体である人間が、自分たちを生んだこの壮大な宇宙について考えることができる不思議さをますます感じました。 |
(2007年9月10日) |
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