在宅自立支援型介護のノウハウ集

16.相手の気分を変える小道具をできるだけ多く見つけ出し、 日頃から準備をしておく。
食事をしなかったり、ある妄想から抜け出せないときに、気分を変えたり、関心を持つことを示せば、 良い状態になることがあります。そのための小道具を日頃から見つけ出し、準備をしておくことは有効です。母の場合、 赤ちゃん(ひ孫)の写真、りんご、好きなお菓子、好きな歌のCDなどをいつでも出せるように準備しておき、タイミングを見計らって使います。 例えば、食事が済んでいないのに「済んだ」と言って食卓に付かないときに、「りんご食べようよ。皮むいて来て」と言うと「うん」と言って 台所へ行って皮をむいてくれます。それがきっかけで食事も食べることが多いです。
(2004.5.18)

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