在宅自立支援型介護のノウハウ集

11.お金はある程度渡しておく。
痴呆が進んでお金の管理ができなくなっても、ある程度のお金を渡しておくことはいろいろメリットがあると思います。 例えば、身近にお金を置くことによりお金の意味を忘れない、お金をしょっちゅう数えることにより数を数える能力を失わない、 自分もお金を持っているということで安心感を与えるなどです。額はその人の痴呆の程度などを考慮して決めるべきと思いますが、基本的には 万が一失くしたとしても大丈夫な額であるべきです。私の母の場合、千円札100枚程度と100円、50円、10円などの小銭です。 母はしょっちゅう数えては10枚つ束にしています。
(2004.1.15)

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