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介護レポート:2006年2月度
「母は風邪をひき、入れ歯が壊れた」

母は今月の17日頃から風邪気味でした。実は私も同じ頃から風邪気味でした。どちらが先なのか分かりません。二人とも熱はなく、寝込むほどではなかったのですが、咳が時々出ました。 できるなら母を病院に連れて行きたかったのですが、それは無理なのでとにかく暖かくしてミカンとイチゴを食べさせました。2週間後に二人とも治りました。

今月の生活行動状況徘徊実績等
 今月の主な生活行動状況は下記の通りです。
徘徊:今月は2回あり、1回は1時間5分という長時間でした。但し、夜や昼間でも風邪気味のときは玄関のドアの鍵を閉めていますから自然体ではありません。
デイサービス:なし
食事:食事成功率は86%でした。2回続けて食べないケースや2回分を一挙に食べたケースが何回かありました。量の不足は身体が無意識のうちに認識して補っているようです。
入浴:今月は7回で少な目でした。その理由は2月下旬から2週間くらい風邪気味だったので無理に入れなかったためです。
編み物:靴下を編んでいますが、完成までいくことは難しくなってきました。
その他:夜に「お母さんのところに帰る」と言って出ていこうとすることが頻繁にあります。「お母さんは昔死んじゃったよ」と言ってみたこともありますが、「昨日会ったよ」と言って信用しません。

今月の出来事:風邪をひき、入れ歯が壊れた
母は今月17日ごろから風邪気味でときどき咳をするようになりました。病院に連れて行くのは無理なので、妹は風邪薬「新ルルAゴルド」とのど飴「ヴィックス」を買って来て飲ませました。 私の当番のときにも薬を飲ませようとしましたが、「どこも悪くない」と言って飲みませんでした。せめてのど飴をと思い、ヴィックスをしゃぶらせました。これは「おいしい」と言ってなめていたのですが、そのうちに「バリバリ」と音をたててかじり始めました。 随分、噛む力があるのだな、なんて感心していたら、しばらくしてから母は私のところに来て「これ外していい?」と言って上の入れ歯を指さします。きっと飴で口の中がネバネバしたのであろうと思い、入れ歯を外して洗ってあげました。 きれいにしてから再び入れ歯を入れようとすると下の入れ歯が痛いらしいのです。 よくよく見ると下の入れ歯の一番奥の歯が無くなっており、歯を止めていたと思われる金属の線が裸で見えています。さっきヴックスをかじったときに壊れたらしいのです。 その時は夜だったので明日の朝歯医者に修理に行くことにして外したままにしました。

次の日、朝食は下の入れ歯を取ってあるので食べにくそうでしたが、一生懸命にかじって何とか食べました。9時半にヘルパさんが来たので事情を言って私は近くの歯医者へ入れ歯を持って修理に行きました。 本当は上の入れ歯も持った方が良いのですが、母は上の入れ歯を外さなかったので仕方なく下の入れ歯のみを持って行きました。

歯医者は母の家から歩いて1分くらいの近いところにあります。予約の人が二人待っていましたが、直ぐに話を聞いてくれました。上の入れ歯がなくても大丈夫なようで、二時間くらいで完成するというので一安心しました。 そこで初めて知ったのですが、健康保険証では3割負担ですが、老人保険証を持っていくと1割負担だそうです。一旦家に帰り、老人保険証を探したら直ぐに見つかったのでそれを直ぐに歯医者に持って行きました。 入れ歯を取りに行くのは11時半に来る妹に伝言して私は帰りました。結局、11時半には完成しており、700円だったようです。 妹がその入れ歯を母に入れるのに一晩かかったようですが、その後は調子よく使っています。

○風邪が治り、元気になった母(2006年3月6日撮影)

○「私の人生」を読んでいる母(2006年3月6日撮影)

(2006年3月7日)
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