ばんちゃんのひと言  「街なかに晩秋をみる」   (2004年11月18日)
街なかに晩秋の景色を探索しました。今、紅葉で一番目につく樹木はイチョウです。社寺の境内のイチョウの老大樹は日本ならではの風景です。また、イチョウ並木の黄葉した様は晩秋の風情があります。
モミジは庭木として多く見られます。古い家の庭などに美しく紅葉しているモミジを見かけます。植物学的にはモミジもカエデも区別せず「カエデ」と言うらしいですが、盆栽の世界では葉が五つ以上の切れ込みがあり、掌状のものを「モミジ」と呼ぶそうです。日本人の美意識からきていると思われます。 同様に庭木や垣根でよく見かけるのはドウダンツツジです。今、葉が美しく紅葉しています。
実りの秋を象徴する風景として枝もたわわに実をつけたカキの木があります。カキの樹は古く、日本に渡来し、果樹として改良され、多くの優良品種ができ、今では日本を代表する果樹になりました。自宅から二駅行った小田急線柿生に王禅寺というお寺があり、推定樹齢450年の「禅寺丸」というカキの木の原木が保存されています。「柿生」という地名は、この「禅寺丸」に因んでつけられたものと言われています。
そのほか、赤く紅葉しているハゼノキや赤や橙色の見事な実をつけているピラカンサなども見かけます。
秋の花の代表はもちろんキクです。見事なキクが庭先に飾ってあり、通りすがりの人の目を楽しませてくれます。
  
       「セイタカアワダチソウ」
       2004年10月29日撮影


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