趣味百景にパソコン関係のことを書いてくれと原稿依頼がありましたが、取りたてて趣味のない私としては、パソコンをただ操作することが果たして趣味かと大変迷いました。私とパソコンとのはじめての出会いは、1987年、環境庁の国立水俣病研究センターに赴任した時です。現在のMacやWindowsの前身であるごみ箱のついたパソコン(富士ゼロックスからのリース)は非常に珍しくまた使い勝手もよく、研究のための文章作成、図表作成、グラフ作成などに毎日のように利用しました。当時としては、ものすごく性能のよいコンピューターで、リース代が月10万円ぐらいと言っていました。恐らく1000万円ぐらいのパソコンでしょうか。それから七、八年後の1995年、老後にそなえて、囲碁とか将棋とかの趣味でももたなくちゃと考えましたが、やはり面倒臭く諦めていました。ちょうどそのころ、兄から98のパソコンでもしたらと勧められました。当時はMacが医療関係者の間で全盛でしたが、操作方法を習えるということで、NECの初代Canbe(Cx)を購入しました。グレードアップを行い、Windows95をインストールして現在もこのパソコンでパソコン通信、インターネットをやっています。パソコン通信は、NIFTYおよびPC-VANに加入しており、NIFTERM、MOPTERMという自動巡回ソフトで、それぞれ1日2分間ぐらいの利用をしています。NIFTYでは特に、医療関係のFCASE会議室(ごもく症例検討会)、 FMEDINFO会議室(じびか)、 音楽関係のFGALRAY、FMIDIDFなどのフォーラムを巡回しています。一方、インターネットの方は、テレホーダイを利用して、早朝に1時間半ぐらいやっています。こちらもパソコン通信と同じように回ったホームページがそのまま記録できるVegas95、波乗野郎、WebAutoという3つの自動巡回ソフトを使っています。この3つの巡回ソフトの間でお互いのcacheが使える点が非常に便利です。