副鼻腔炎

副鼻腔炎は、昔は蓄膿症といわれていました。急性のものは、主に風邪のあと、二次的に発生します。気づかずに放置しておくと、中耳炎、気管支炎、肺炎となり命を落とすこともあります。症状としては、鼻汁はもちろんですが、夜のときおりの「ゴロゴロ」とした咳、痰がおもな症状です。たいした症状でないため、お母さんがたも気づかないことが多いようです。また、内科、小児科で風邪がなおらないとか、鼻風邪とかいわれながら、咳止め中心の治療を受けている患者も多く見かけます。気をつけて観察してみてください。漢方薬を使用して、症状の軽快がみられた症例を経験しましので報告いたしました。

 

慢性副鼻腔炎に対する辛夷清肺湯の治療効果

葛根湯加川きゅう辛夷が著効した急性副鼻腔炎の1例

小児慢性副鼻腔炎に対するメキタジン併用による治療効果