躍されている刺繍・キルト・レースの先生たちと、ロンドン・ニース・パリへ出かけました。
セール中のハロッズが、9時まで営業しているという事で急遽、ヒースロー空港からハロ
ッズに直行。12時間のフライトで疲れきっていましたが、「SALE」の文字を見たとたん に、テンション急上昇。いつもと違いそこは「女子チーム」の旅行。 買い物をすると、さ らにテンションが上がる相乗効果(?)でアドレナリンが噴出しさらにヒートUP
見事なブラックワーク。黒い部分はすべてカウント刺繍です。刺繍の説明をしてくださっ
たのは、専門のキュレーターさん。通訳さんが「?」な刺繍の専門用語の部分は、ツアー にロンドンから同行された米山マリ先生が通訳してくださり、よく理解できました。
素晴らしい刺繍作品がたくさんありましたので、もっともっと時間がほしかったです。
大いそぎでしたがキルト展も観る事が出来ました。
ヒースロー空港で、セキュリティチェックのあと、何故か私ひとりだけ職員らしきおじさん
に「こっちこっち・・」と呼ばれる。
パスポートと航空券をかごに入れるように言われ、手荷物もバスケットへ
そして、大きなカプセルに入るように言われる。
「きゃ〜なんでぇ〜??」
どうやらこれが噂の「ボディスキャニング」
洋服の中まですっかり透視されるって言う、あれです!
こんなやせっぽっちの身体を透視しても、何にもならないよー!・・・・もしかしてテロリス
トと疑われたの?
思い当たるのは・・・・私のパスポート、もうすぐ10年の有効期間が切れるので、10年前
の写真と違いすぎるから・・・かしら・・・
ヒースロー空港からスイスのチューリッヒを経由してニースへ
チューリッヒでは、もちろん「スウォッチ」を買いましたよ〜♪
ここはかつてピカソがアトリエとして使っていたところ。明るい光にあふれ素敵なところで
した。
リウマチ性関節炎に悩まされ車椅子での生活を余儀なくされた晩年のルノアールが、医
師の勧めでコートダジュールに移り住み、制作をつづけたのがこのアトリエです。
不自由になった手に包帯で絵筆を縛り付けて、描き続けていたそうです。
これまでルノワールと言えば、美術の教科書かカレンダーの絵・・という認識しかなく、オ
ルセー美術館で鑑賞した時にも「お金持ちの家に飾られる絵」?というイメージしか持っ ていませんでした。しかし、ここを訪れて「こんな狭いアトリエで、痛みに耐えながらも絵を 描き続けた芸術家の情熱に心をうたれました。」
地中海沿岸。ニース・カンヌなどスペインよりを「コートダジュール」イタリアよりを「リビエ
ラ」と言うそうです。マントンは、とてものんびりとして楽しいところでした。 けしか撮影しなかったのでお写真がありません・・・
上下ピンクのお洋服の女装のおじさんは、「プチプライス!」とちょっぴりしかおまけして
もらえませんでした。このおじさん、ダスティン・ホフマンの「トッツィー」みたいでした。お 写真撮りたかったけど・・ちょっと怖かったの
午後からは、私以外のツアーの皆さん全員が「バトームーシュ」でセーヌ川ナイトクルー
ズに出かけるというので、一人でGO・・・私って協調性がないのよAB型だし・・・
ホテルからダッシュ!オペラ・ガルニエの前を通り、ホテルリッツ前を抜け、チュイルリー
公園を走り、マリー・アントワネットが断頭台の露と消えたコンコルド広場方面へ
小さな美術館なので、入場制限しているらしくもう閉館時間が迫っているというのに、大
行列です。炎天下の中、汗だくになって待ちました。
ルノアールのピアノに向かう二人の少女の絵・・・昔、家にカレンダーがあったわと想いな
がら近づいたのですが・・・明るい色合い。力強いタッチ。この絵に強く惹かれました。
そして、いつも頑張っていらっしゃるショパンの恋人☆さんの事を考えました。
最近あまりピアノにさわる事がなくなった私ですが、ピアノを弾く事、音楽を奏でる事って
とても素敵なことだなぁ〜と。・・・・後で、ショパンの恋人☆さんが、この絵がとてもお好き だと伺い、さすが「腹心の友」☆遠くパリまで「以心伝心ね」って思いました。
ルーブル美術館の隣「装飾美術館」に向かいましたが、入り口で警備員らしきおじさんに
「クローズだよ」と言われたので、とりあえずミュージアムショップへ。
ぶたとくまのポストカードを買いました。
装飾美術館に入場できなかったので、お隣のルーブル美術館の地下ショッピングモール
「カルーゼル ドゥ ルーブル」へ
この日は日曜日。ほとんどのデパートもお店もクローズしていますが、このショッピングモ
ールは営業していました。
旅行最終日。午前中の自由行動は、同室でお世話になったま〜ちゃん先生と二人で手
芸屋さんへGO! ホテルから近い「Ultramod」に行ってみました。
ま〜ちゃんと私はかわいいものが好きっていう共通点がばっちりで、二人とも持っていた
お財布が「ルル・ギネス」のものでした。
年齢も一緒で、お互いキルターでもあり、名古屋と札幌と場所は違いますが彼女も「ヴォ
ーグ学園の講師」です。協調性のない私ですが、のんびり癒し系の彼女と一緒に旅行で きて、とっても楽しかったです。
今回の旅では、買ってきた材料はもちろんですが、レクチャーしていただいたデザインの
構想法、SHOPのショーウィンドーや素敵な建物の写真など、これからの私の作品作りの 大切なデザインソースになってくれることでしょう。
また、ま〜ちゃん先生はじめ「ニースの友〜チームmocchi」との出会いは、これから永く
大切にしていきたいと思っています。
体力的にも日程的にも無理して参加した今回の旅行でしたが、私にとても大きな収穫を
もたらしてくれたと感じています。
英国刺繍の繊細さと多彩な手法、フランスの洗練されたデザイン。ますます刺繍が好き
になりました。
ニースの街は、是非また訪ねてみたい場所になりました。
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