HP top 電車でGON!top 三江線1日目
空にそびえ立つ宇津井駅
「宇都井駅」

島根県邑智郡羽須美村大字宇津井にある
JR三江線(三次-江津)のこの駅は
日本一なのだそうだ。

NHKでも放送されたというこの駅は
週末になるとその日本一を見たさに
何人かの見物客が訪れている。
汽車で通過しながら確かめる人、
ドライブやツーリングの途中にわざわざ
訪れる人、そして私がその後者
ドライブの途中わざわざ訪れて
その日本一を確かめに来たのでした。
汽車を待つ女性客
宇津井駅前である。

コンビニもなきゃそば屋も無い。
それは当たり前で大赤字ローカル線の
小さな集落にある無人駅なのだから・・・
ただ駅というにはなにか
たたずまいが違う。。。

とりあえず入ってみよう。
入ると目に付くのは

手書きの時刻表と蛍光バンドそして灰皿。
なんと1日、上り下りで8本┐(´ー`)┌
利用しようにも出来ないではないか!
ちなみに我々は浜原行きの9:19に 乗っていた。
その時の乗客は6名
この駅で乗降したのは0名であった。

蛍光バンドは暗くなって帰宅するのに
自動車からの視認性を高める為の
ものだろう。
しかし使用感が感じられない・・・
誰も使わないのか?
ん?

ここはマンションか?
と思わせる階段がある・・・

しかも登っても登っても階段が続くではないか!

それもそのはず、この駅は・・・
なんと地上30mも上にあるのであった(+_+)
トンネルに挟まれた30m高架
途中に無理やり駅を作っている。
この「地上から30mの駅」日本一なのだ。

一番遅くに開通したこの区間
(浜原-口羽)はトンネルの掘削、
橋梁技術が進歩してきたため
山間を沿って紆余曲折している
他の区間と違いトンネルと橋の続く
ショートカット区間になっている。
その為に高架に橋を作らざるを
得ないということなのだろう。
高さ30m116段の階段を上がると
拍子抜けする程の普通のホームが・・・
ホームから宇津井の町(集落)を
見下ろしてみると民家はそこそこあるようだ。
駅を作る理由は分かるが利用者は
たまったものじゃないだろう・・・

このあたりのお年よりは山に、畑にと
体は鍛えてあるかもしれないので
心配無用なのかもしれぬが・・・
駅舎というか待合室はしっかりしたものが
作られている。

時刻表、運賃表、座布団、マンガ(2002年)
と一見設備は整っているように見えるが、
もよおした場合、厠は地上にあるヽ( ´¬`)ノ
あたしなら迷わずホームの端で・・・(/_;)
訪れた人が一言記入する
「宇都井駅ファンクラブ通信」なるノートが
置いてある。
Ver.7まで進んでいるこのノートを見ると
今日も2人の方が訪れた事がわかる。

誰が始めたのか分かりませんが
これからも細く長く続いてゆくのでしょう。
あたしも来た記念に
「広島より参上」と・・・・
そして下手な「ひょうたんつぎ」を・・・
116段の階段を下りるともう一度
見上げてみたくなります。

空にそびえ立つこの駅を残す為にも
三江線は存続するべきでしょう。
三江線は三次-口羽、江津-浜原の路線を
鉄道建設公団が大昔の路線計画に沿って
接続工事をしたものです。
必要性も論議せず、ローカル線なのに
高規格で工事をしています。

これを見てみると道路公団は未だに
同じ事をやろうとしているように見えます。
国道が拡張されたらこの三江線は
役目を終え橋やトンネルは廃墟として
残っていくことでしょう。
今度は維持できなくなった高速道路が
廃墟として山間にコンクリートの屍を
残すことの無いよう努力していただきたいと
思います。

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