1.材料
アンテナエレメントは錫メッキ線#16(Φ1.6mm)を、エレメント支持体は木の丸棒(910xΦ12)を使います。丸棒は材質にもよりますが、DIY店で100円前後で入手できます。あとは、1.5D2V(ケーブルロスが気になる向きには3D2Vの方が良いかもしれないが・・・)約3mとコネクタ(SMA−P)があれば、半日で完成します。

2.設計とエレメントの加工
430MHz帯用ヘンテナのエレメントの寸法を写真1に示します。詳細はヘンテナを開発した相模クラブ/FCZ研究所のホームページか無線の雑誌、文献等で確認してください。

アンテナエレメントの構造です。
長方形の各辺の長さは、λ/6とλ/2です。
430MHz帯の場合、波長λ=69cmですから、λ/6=11.5cm、λ/2=34.5cmとなります。
写真に示す寸法に合わせて、丸棒にΦ2のドリルで穴を開けて、Φ1.6の錫メッキ線を通して矩形のループを作り、線の両端をハンダで接続します(接続点が丸棒の中に隠れるようにすると見た目が良いです)。


  写真1 アンテナエレメント

次に、フィーダーの構造を写真2に示します。平衡−不平衡変換のバランは同軸タイプ(シュペルトップと言うようです)を使います。1.5Dの同軸に3Dの編組線を被せて作ります。

フィーダーの構造です。
バランの構造は、それほどクリティカルではないようです。
全ての調整が終わったら、防水および安定動作の目的でチューブか絶縁テープをしっかり巻いておきます。


  写真2 フィーダー

フィーダー接続後のヘンテナの全体を写真3に示します。

ヘンテナの全体です。
フィーダーとエレメントの接続点は、底辺から約100mmの点で、実際にはVSWRを見ながら、接続点をスライドさせてVSWRが最小となる点に固定します。


  写真3 ヘンテナ

3.調整
フィーダーを底辺から約100mmのところでエレメントに接続し、接続点を前後にスライドさせることでVSWRを調整します。
VSWRは簡単に1.5以下になると思います。エレメントとフィーダーのそれぞれの物理的な位置関係を微調することでVSWRを下げていきます。エレメントもフィーダーも手の届くところにありますから、調整はいたって簡単です。
調整が終わったら、フィーダーを丸棒に固定し、フィーダーとエレメントの接続ポイントをハンダ付けします。

戻る