船上に散った1輪の花



初めての一人船旅にドキドキワクワク。



ろしん「こんにちわ〜。マウラ行きはこの船でいいんですよね?」

案内人「はい、こちらはマウラ行きになります。1分後に出港いたします。」

Σ(゜□゜;) はやっ!



ダダダダダッ!

出港時間にビビって急いで船に駆け込む俺。



ろしん「見送りがいないのは寂しいな・・・とりあえず手振っとこ。」

案内人「それでは間もなく出港いたします。」

ボォオオオオオオオオ〜



ろしん「ウエッ、気持ち悪・・・お、おぇぇぇぇぇぇ・・・・。」

びちゃびちゃびちゃ〜

出港して間も無く船酔いする俺。



じー・・・・・

(/ ∇ \)ハズカシイ・・・

ろしん「(お、お願い・・・そんな目で見ないで・・・・・。)」



気分転換に操舵室へ行ってみると・・・

ろしん「全速前進!!面舵いっぱい!!
    波動砲発射準備よし・・・・撃てぇぇぇぇぇ!!」

船長「ウルサイです・・・どっか行ってください。」



船長に怒られたので、仕方なく船内を探索することに・・・

ろしん「おおお〜、ちゃんと浮き輪が用意されてる〜。」

沈没した時の備えはこれで万全だ。人数分無いので今のうちに確保。



外に出ると妙に人が少なくなり、閑散としている・・・・。

ろしん「あれ?もっとたくさん乗ってたハズなのにな・・・。」



ろしん「みなさん、どこ行きましたの?」

(・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ



ろしん「あれ?なんか暗くなってきたぞ・・・。」



乗客「キ、キミ!早く逃げて逃げて!!」

ろしん「あ、人いたっ!!って・・・え?なになに?」

乗客「う、上!!上を見てみなよ!!」

ろしん「昨日寝違えて首が回らなくて・・・。」

乗客「じゃあ早くこっちに!!んで、自分の居たとこ見てみなって!!」

ろしん「はーい。」



Σ(゜Д゜|||) うわ!

ろしん「な、なにこのタコみたいなの・・・こんなのが俺の真上に?」

乗客「新しく出てきたNMだよ!早く逃げなって!強すぎるから!」

ろしん「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

ダダダダダダダダッ!!

しゅぱぁ〜〜〜ん!!

(TдT ;) ウッ!



ち〜〜〜ん・・・・・・・・・

ろしん「(冷たくて気持ちええなぁ〜・・・って、死んじゃったよ!!
     操舵室まで追って来て殴り殺すな!)」



死んでから8分ほど経過・・・

ろしん「(だ、誰かレイズを・・・俺はいつまでこの姿で・・・
     まぁ、マウラに着けばなんとかなるか・・・。)」

ポォオオオオオ〜〜〜

アナウンス「まもなくマウラに到着します。」

ろしん「(おおお〜!やっと生き返られる〜。)」



ポイッ!

ろしん「(そ、そんな・・・・・・・。)」(;´д`)ノ

死体はそのまま船から町へ放り出されるのだ・・・