管理人のひとりごと

このページの記述は、泉クラブとは全く関係ありません
子供がサッカーを始めて11年たち、親として多くの方と巡り会った感想です
共感するも良し、否定するも良し。『こんな考え方もある』とだけ、受け取って下さい。

<2003.03.03 更新>

 1.チーム選びのポイント 11.ドリブルよりパスの方が難しい
 2.子供の健全育成への取り組み方 12.ドリブルをできない選手は怖くない
 3.試合で目指す優先順位 13.次のカテゴリーに持っていけるもの
 4.試合の勝敗を左右するもの
 5.指導者は完璧な人間じゃない
 6.あなたが求める理想のチーム
 7.個人技術って大事ですか?
 8.指導者にとって結果とは?
 9.子供の才能は親にはわからない
10.他の子と比べないで下さい
ご意見はこちらへ トップページへ

<チーム選びのポイント>
あなたは、サッカークラブなんて、どこでも一緒などと考えていませんか?
この世に同じクラブ(チーム)などありません。
全てのクラブは、運営方針や指導方針が多少なりとも違います。
本人と親が納得できるチームを選ぶことが大切です。でないと、後悔することになります。
まず、通えるチームをピックアップしましょう。(近所でサッカ−をしている家に聞くと良い)
次に、練習を見に行きましょう。そして、指導者にアピールポイント(指導・運営方針)を聞い
てみましょう。もちろん、その言葉を鵜呑みにしてはいけません。ほとんどの人は嘘は言いま
せんが、自チームを高く見せる表現をします。又、指導の結果は、そこにいる選手のプレー
に反映されます。
複数のチームに足を運べば、その違いがおのずと見えてくるでしょう。
繰り返しますが、本人と親が納得できるチームを選ぶことが第一です。
入るチームを決めたら、そのチームのどの部分を評価して決めたのかを忘れないで下さい。
練習回数や費用、遠い近い等は、あまり重要ではありません。
☆上へ戻る☆  
<子供の健全育成への取り組み方>
小・中学校、高校までの年代のすべてのチームは、選手の健全育成を目指しています。
サッカーに限らず、子供と関わっている全ての大人が、子供達の心身共に健やかな成長を
願い導くことは当然のことです。あえて、力説することではありません。
例え、健全育成を第一に掲げていなくても、チーム自体が小さな社会である以上、その中で
許されることと許されないことがありますし、道を踏み外しそうな子を叱ったり諭したりするの
は、全てのチームでやっていることです。(ごく希に、指導者も手を焼く、どうしようもないチー
ムがありますが、それは誰でも一目でわかります)それは、その部分の対応に時間と労力を
費やさなければ団体として存続していけないのが実状だからでもあります。
なにも特定のチームだけが健全育成をしているわけではありません。
必要以上に健全育成を強調されると、「他に何をしているのですか?」と聞きたくなります。
 極論ですが、健全育成だけが目的なら、その教材はスポーツでなくても良いはずです。
サッカーという競技の性格上(ルールの曖昧さ、判定の理不尽さからは逃れられない)、
健全育成の教材としてはあまり適当ではないと考えます。
☆上へ戻る☆  
<試合で目指す優先順位>
(1)一対一で勝つ
  団体競技であっても、個々の力を伸ばすことが原点となります。
  個人の能力を最大限に引き出すことが大きなパワーとなります。
  しかし、もしもその力をボールに伝えることができなければ意味がありません。
  ボールを意のままに操れることが前提です。
  自分自身が身につけた技術だけが将来のための財産です。
(2)中盤を支配する=試合の主導権を握る
  ボールを保持しているチームにのみ、得点の可能性があります。
  中盤で良い状態でボールを持てたなら、前線により良いボールを届けることが可能と
  なりますし、得点の可能性が高くなります。
(3)試合に勝つ
  試合に臨む際には、勝つことが目標です。しかし、同時に育成・強化の場であることも
  忘れてはなりません。『勝てば官軍』で終わってはいけないのです。
  負け試合の中にも評価すべき部分があり、勝った試合の中にも反省点はあります。
  大切なのは、それらを分析して更にレベルアップを図ることです。
  『結果が全て』というのは、もうレベルアップできない年代の選手への言葉です。
☆上へ戻る☆  
<試合の勝敗を左右するもの>
それは、『勝ちたいという気持ちの強さ』です。
なめてかかったチームは、必死に戦うチームに負けます。
『そのうち、得点できるだろう』=『最後まで得点できないかもしれない』 です。
(数多くの惜しいシュート)+(多くの決定的チャンス)=0点
より必死に頑張ったチームの方に勝運が傾きます。

<指導者は完璧な人間じゃない>
あなたは、”サッカーの指導者は完璧な人間でないと困る” と考えていませんか?
サッカーの指導者に最低限必要なものは、『サッカーへの情熱』です。
人間性は、普通であれば十分です。あとは、公平であることくらいです。
(公平の基準は、チームによっても指導者個人によっても違います。)
どこのチームにも、指導者に批判的な選手や親がいると思います。
でも、よく考えてみて下さい。サッカーの指導者は、イコール”立派な人”ではありません。
あなたと同じくらい欠点のある、普通の人です。聖人君子がサッカーを教えているわけでは
ないのです。あなたのご指摘は、重箱の隅をつつくような批判になってはいませんか?
言葉尻をとらえたり、誤って広まった伝聞情報が根拠になっていませんか?もちろん、改善
要求を出して頂くことは大いに結構です。直すべきところは直さねばなりませんからね。
でも、それがあまりにも多すぎて許容範囲を超えるほどなら、そのチームを選んだしまった
あなたの失敗かもしれません。
元々、あなたが望むような ”完全無欠の指導者” などこの世には存在しないのです。
もしも、そんな人がいたなら、サッカーなんかを教えてないで、その生涯を地球の平和を守る
為に捧げてほしいと思います。
☆上へ戻る☆  
<あなたが求める理想のチーム>
結論を先に言えば、そんなチームは存在しません。
50人の親(または選手)がいれば、理想のチーム像も50通りあります。
全ての人に完全に満足してもらえるチームなど有りはしないのです。
練習回数を例に挙げれば、週2回で十分と考える人と、週3回が必要と考える人の双方の
要求を同時に満たすことは不可能です。
チームを選ぶ時には、ベストでなくても、ベターであれば良いのです。

<個人技術って大事ですか?>
サッカーにおいて、個人の技術を高めることが一番基本的な課題です。
例えば、どんなに足の遅い子でも、3人に囲まれてもボ−ルを奪われないくらい上手くなれ
れば、多少時間はかかってもゴールの中までドリブルすることができます。(=得点)
つまり、身体能力の差をカバーするのは、努力で身につけることのできる技術です。
又、身体能力の高い子なら、それをより高度な環境で生かす為に個人技術が必要です。
身体能力の高さのみに依存している選手は、より身体能力の高い選手と対戦した時に、
為すすべがなくなります。
☆上へ戻る☆  
<指導者にとって結果とは?>
指導者にとっての結果とは、目先の試合の勝利ではありません。
良い選手を育てることです。
では、良い選手とは、能力の高い選手のことなのでしょうか?
たしかにマスコミのいう良い選手とは能力の高い選手のことでしょう。
しかし、指導者にとっては少し違うはずと言わねばなりません。
どのチームにも潜在能力の高い選手がいれば低い選手もいます。
でも、たとえ試合で目立つ選手がいたとしても、潜在能力の内のわずかしか発揮できて
いないなら、指導者としては誇れることではないはずです。
個々の選手の持っている力をできるだけ多く試合で出せるようにすることが大切なのでは
ないでしょうか?
例えば、潜在能力が100あっても試合で50%しか出せない選手の指導者よりも、潜在能力
が50しかなくても試合で80%出せる選手の指導者の方が、良い結果を出していると言える
はずです。そして、後者を目指す指導者のいるチームに、いつの日か高いパフォーマンスを
発揮できる選手が育つと確信しています。
☆上へ戻る☆  
<子供の才能は親にはわからない>
音楽の才能は、音楽家にしかわかりません。
絵の才能は、画家や評論家にしかわかりません。
子供のサッカーの才能は、少なくともその親にはわかりません。
親にわかるのは、足が速いか遅いか程度です。
走るのが遅いからといって、サッカーに不向きなわけではありません。
ボールを蹴るのが嫌いな子供などいないはずです。
サッカーを始めてみれば、今までとは違った一面をみせてくれるかもしれません。

<他の子と比べないで下さい>
どの子供にも個性があり、長所があります。
決して、他の子と比較しないで下さい。あなたの比較した他の子よりも、あなたの子供の
方が優れている部分があるのです。その部分を早く見つけるようにして下さい。
比べることが、あなたの子供の長所をつぶす場合があるので、気をつけて下さい。
その長所は、子供と接している指導者の方が先に知っているかもしれませんよ。
☆上へ戻る☆  
<ドリブルよりパスの方が難しい>
良いパスは、タイミング、ボールの早さ、コース(浮き球か、グラウンダーか)、届けるポイント
(エリアではない)等の諸条件で、出し手の意図と受け手の意図が一致し、意図した通りに
コントロールできた場合にだけ実現します。これはDF同士のサイドチェンジでも同様です。
いかがですか。何気ないパスでも考えてみると大変なのです。
対して、ドリブルは、出し手と受け手が同一人物でのショートパスだといえます。
2重人格者でもない限り、意図は一致しますし、距離が短ければ誤差も少ないので、後は
ピッチの起伏とコントロールミスに気をつければ良いわけです。
このことから、サッカーの一番重要な基本はドリブルだということになります。
逆にドリブルができなければ、パスの成功率も低くなるのは明かです。
(日本の小学生なら、パスの精度が誤差30p以内でないと、”惜しかった”で、終わる)
つまり、まずはドリブルができることを目指すべきなのです。
よく、”泉クラブなんて、ドリブルばかりしているから勝てない”と言われます。
しかし、なぜ、指導者が子供達にドリブルばかりを要求するかというと理由があるのです。
それは、”まだ、ドリブルさえもちゃんとできていないから”にすぎないのです。
もちろん、時間が足りなくなれば、見切りをつけて次の課題に移行することになりますが..
☆上へ戻る☆  
<ドリブルをできない選手は怖くない>
DFにとって一番困るのは、自分自身が抜かれることです。
最近の戦術では、組織的なカバーリングが重視され、全員の守備位置はボールの動きに
連動して修正するようになってきています。しかし、2人連続して抜かれれば、対応できな
くなり、何処かに守備の穴が生まれます。ですから、抜かれないことと攻撃を遅らせること
が求められてくるのです。
ドリブルのできない、あるいは自信のない選手は、DFに寄せられるだけで味方にパスして
しまいます。守備の基本が相手の攻撃人数より多く人数をかけて、ボールに近い位置にカ
バーする選手を配するシステムになっている以上、逃げのパスをする選手はあまり怖くない
のです。ですから、隙があれば、抜きにいける選手にならなければ脅威とはなりません。
もちろん、CBやGKにドリブルをしろとは言いません。
自陣ゴール近くでドリブルするのは、リスクが高過ぎます。
でも、セットプレー(CK等)の際には、CBが相手PAまで上がることはよくあるでしょう?
その時に、足元にボールがきたらどうしますか?
味方にパスするのでしょうか?ゴールの方に大きく蹴るのですか?クリアーですか?
飛び込んでくる(寄せられる)相手をかわして、ゴールが見えたら枠の内側へシュートが
ベストでしょう!次の選択が、自分より良い位置にいる味方へスルーパスになります。
攻撃での優先順位は、(1)自分自信がゴールを目指す
     (2)自分より良い(得点の可能性が高くなる)位置にいる味方にパス
     (3)攻撃の組立直しを考える    となります。
ドリブルは場所を考えてするべきというだけで、ドリブルをできることが大事なのです。
ドリブルを ”しないこと” と ”できないこと” は根本的に違います。
☆上へ戻る☆  
<次のカテゴリーに持っていけるもの>
それは、自分自身が身につけた広い意味での技術だけです。
大会成績などは、チームにとっては成果で、歴史に残りますが、選手にとっては別物です。
それは、チームというものが常に同じカテゴリー(年齢層)で活動するのに対して、選手は
年齢に従って次のカテゴリーに移っていくものだからです。そして、次のカテゴリーに移れば
その年齢層の中で、レギュラーを目指し、あるいはトップチーム(レギュラー+控え選手)を
目指すことになります。そこでは、現在の実力(能力)だけが評価の基準になります。
選抜やトレセンの経歴、タイトル等のチームとしての成績、それに付随する個人タイトルは、
実際に選手個人のプレーを見るまでの予備知識程度にすぎないのです。
むしろ、選手自身にとっては、過去の経歴など忘れた方が良いといえます。
(多分、引きずるのは親だけでしょうが....)
どの年代(カテゴリー)の選手にも言えますが、今から未来が重要なのです。
目先の大会成績など、その大会が終わるまでの目標にすぎません。
勝って浮かれるのはその日だけ。経歴など翌日になれば過去のものです。
常に、未来の為に今を頑張るという姿勢を、子供にも親にも持ってほしいと思います。
大人になった時にどれくらい成長しているかが一番重要な問題なのです。