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営業所の風景
車両の写真を撮るのに必死で、営業所を見渡したような写真はほとんど撮っていませんでした。
それでも、何枚か掘り出してみると、今となっては懐かしい風景が展開します。
花巻営業所
撮影:花巻営業所(1984.8.24)
花巻営業所を、外の道路から見下ろしてみました。
手前の車両は廃車もしくは廃車予定車。手前から、国際興業路線カラー、県交通カラー、中央バスカラーです。県交通カラーの車両は譲受車だと思われますが、このときに見ただけの車両です。
奥に後姿の見える車両の中には、花巻バスカラーもあり、三菱の車両もあり、当時の花巻地区のバラエティがよくわかります。
盛岡バスセンター車庫
撮影:盛岡バスセンター(1986.7.29)
盛岡バスセンターの道路を隔てて東側には、バスが引き上げる車庫が2ヶ所ありました。写真はそのうちの北側の車庫です。
ここには、岩手県北バスの車両と、岩手県交通の花巻、大迫の車両が停車しています。バスの後の建物には岩手県バス協会などが、右側の建物には岩手県交通盛岡本社などが入っています。
この日撮影したのは、多分“オバQ”が2台とまっていたからだと思います。1台は高速道路を行く花巻空港行き特急バス、もう1台は国道を行く花巻末広町行きです。
滝沢営業所
撮影:滝沢営業所(1985.8.11)
滝沢営業所は盛岡市内線でも屈指の営業所で、常に5分間隔くらいでバスが発車していました。写真は発車ホームに停車中の青山町線で、後ろにもう1台止まっているのが見えます。営業所の敷地はかなり奥まで広がっているのですが、そういった写真は撮っていませんでした。
岩手観光バス盛岡営業所
撮影:盛岡営業所(1986.5.2)
岩手観光バスの盛岡営業所は滝沢村にあります。今、数少なくなった旧塗装車が給油しているところです。後ろに見える旧塗装のオバQは廃車体です。
「岩手観光バス整備工場」という看板も懐かしいです。
河南営業所
撮影:河南営業所(1986.3.2)
河南営業所に並ぶ車両群です。河南営業所は、盛岡バスセンターから南大通を南下したところにあり、盛岡中心地に最も近い営業所でした。周囲には高層マンションなどが立ち並び始めている反面、すぐ隣には土蔵もあるミスマッチが魅力でした。
大迫営業所
撮影:大迫営業所(1986.5.2)
盛岡から遠野に行く途中の大迫町の中心部にある大迫営業所です。
バス乗り場兼車庫が母屋と屋根続きになっている構造は、小さな町のバス営業所という風情をよく残しています。
面白いのは屋根の上の路線図で、いまだに「花巻バス路線図」となっています。下に見えるバスも花巻バスカラーなので、ここだけ昔にタイムスリップしたようです。
遠野営業所
撮影:遠野営業所(1986.10.1)
早池峰バス開業の日、早池峰バスと岩手県交通が同居している遠野営業所です。
早池峰バスのマイクロバスと県交通の中型車に混じって“オバQ”の姿が見えます。中長距離路線を持たない遠野営業所で、この“オバQ”は釜石鉱山職員輸送に使用されていたようです。
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