4月22日
出張日程を午前中で終え、帰路は単独行動を会社
に許可してもらい常磐線相馬駅から東北本線の駅、
船岡へ向かう。
駅舎を出ると右手に、桜の花が満開で一面桜色の
小高い山が見えた。
そこが【船岡城址公園】だ。荷物をロッカーに預け写
真機材だけで身軽に撮影したかったのだが、すごい
人出でロッカーも空いてなく荷物を持ったまま急斜面
を登る。スロープカーに乗る手も合ったがそこにも長
蛇の列ができていたため、あえぎながら山頂の展望
広場に着いた。そこから今登ってきた船岡駅方面が
一望できる。再び船岡駅まで戻り、駅舎2階の通路を
利用し川沿いに出る。

白石川の堤防沿いには船岡から次の駅の大河原ま
で約8キロに渡って桜並木が続き【一目千本桜】と言
われている。
対岸西方には蔵王連山がバックに控え見事な景観を
見るものに与えている。
あいにく私の行った時間では逆光になり綺麗な蔵王
連山は撮影できなかったが満開の桜がすばらしく約8
キロの道のりもそれ程苦にはならなく大河原駅に着
いた。

4月23日
出張日程を昨日で終え、福島駅周辺の格安ビジネ
スホテルで一泊、本日は午前に花見山公園、午後
は郡山に南下し三春滝桜を見て6時頃までに青梅着
を予定。格安ツアー並みの強行軍かもしれない。

福島駅東口からの直通バス「花見山号」の時刻表を
昨晩調べたら最初の便が９：００に出発と判った。
写真撮影が目的なのと、午後の予定をクリアするた
めにはちょっと遅い。意を決して！（乏しい財布の中
身を案じながら）駅からタクシーで花見山へ向かう。
料金は1500円ほどだったのでほっとした。７：００ごろ
着き撮影開始。やや見頃には遅かったようだがそれ
でも色々の花が咲いていたので十分満足し撮影終
了。「花見山号」の駅への戻りの最初の便で駅に向
かった。ちなみに帰りの便は2名しか乗車していなか
ったが私が帰る頃にはすごい勢いで観光バスも到着
していたので、人口密度は相当なものと思われる。

正直、脱出成功という感じではある。

4月23日
花見山から戻り、休むまもなく東北新幹線で郡山まで
向かう、時間節約の為に特急乗車を選択し、あっとい
う間に郡山駅着。しかし、、、。
郡山から三春駅までの電車の本数が少ないことに気
付いた。計画段階である程度は予想していたが、何と
かなるかと特急に飛び乗ったのだが。
やっぱりどうにかなった！
すぐに臨時列車が出るようである。（ラッキー、結果オ
ウライである）三春駅着後、すぐに観桜バスに乗り滝
桜に向かう。
バスを降り滝桜に向かう。ここも、やはり、人、人、人。
桜は八部咲きで見事なものでは有ったが、、、
たった一本の老木に群がる観光客（自分も含めて）に
あきれる思いがする。
せっかくなので何枚か写真撮影をし、三春町の街中
の桜を撮影すべくバス乗り場へ。しかし、街中へ戻る
バスの便までには時間がある。
普通の人は売店でもうろつきながら待つのだろうが、
私は自慢じゃないがせっかちである！
観光協会さまには申し訳ないが、貧乏人には縁（円）
がないので土産物屋もきらいである。
臨時駐車場行きのバスに（自家用車で来た人用）乗
り、そこから街中までひたすら歩くという策を選ぶこと
にした。
三春町内の桜を撮影しながら三春駅着。
郡山までの電車を確認したが、今度は臨時便は無く
時間も有るので駅の庶民的な食堂で昼食をとった。
必要性から極度の貧乏性である私としては観光地の
ど真ん中での食事は
けたかったので（店側も私を避けるかも）ちょうどよか
った。
昨日今日でよく歩いたと思う。合わせると20キロぐらい
だろうか？足がへろへろになりながらも、お腹がすこ
しへこむ　か　も　と　期待しながら、
でもやっぱりアルコールからのラブコールには勝てず
、帰りの新幹線でビールを飲み　もとの木阿弥となる
のであった。