僕のとても大切な場所養護施設双葉園が移転することになった。
わずか4年半という短い期間だったが僕の人間としての生き方の基本の
すべてを学びました。
そして手に負えない子どもだった僕を救ってくれた大人は
双葉園の高島巌園長先生をはじめとする先生方だった。
親に、うちの子ではないと言われ、兄弟と比較されながら小学校を
いくつも替わった小学校5年生の2学期に双葉園に入所することが出来たのです。
「子どもを叩かないで」と園長先生がいつも言っていた
園長室も僕が生活していた部屋もすべてが消えていくのです。
親におまえは馬鹿だ家にはこんな馬鹿はいないと言われ
本当に、親に見放されたそんな僕を
「子どもは本来すばらしいのだ」と言って馬鹿ではないと受け止めてくれたのです。
園長先生は僕がかんしゃくを起こすと僕の手をぎゅっと握りニコニコした
大きな顔で「いさお君は大器晩成なんだからこんなことで、かんしゃくを起こしてはだめだよ」と言いました!。
そんな思い出がいっぱいの双葉園は移転します。
5月の12日に会がありました。日曜日に仕事の僕は行きませんでした。
もっと詳しく言うとそれで良かったのかもしれません
休みだと、行こうか止めようか悩んだからです。
双葉園の園歌を思い出しながら神様の国に帰る日まで生きていきましょう
1
われらの家は
子どもの家よ
仲良しこよし
みんなで住もう
われらは子ども
子どもの家の
いつもみどりに
のびゆく若芽
2
われらの家は
垣根はよそう
草花うえて
みんなで遊ぼう
われらは子ども
子どもの家の
いつもみどりに
のびゆく若芽
3
われらの家は
おとぎの家よ
月の夜 星の夜
おゆめの里よ
われらは子ども
子どもの家の
いつもみどりに
のびゆく若芽