2003年8月 花火大会 <其の弐>


現代の打ち上げ花火は色とりどりですが、今年の夏はテレビドラマなどの影響もあり、伝統的な 「和火」が人気なのだそうです。

「和火」とは、まだ外国製の火薬の原料が輸入されていなかった頃の日本の花火のこと。色は、 木炭が燃える時の、暗いオレンジ色の単色(線香花火のような色)とのことです。
もっとも、現代の明るい夜空に対して、江戸時代の色合いそのままでは弱々しいので、アレンジは してあるそうですが。

その話を聞いた時は、「打ち上げ花火が単色だなんて、なんだかつまらないなあ。」と思ったん です。
が、しかし。先日の花火大会で終盤に近づいた頃、白い花火だけを連続して打ち上げていて、 その美しいことと言ったら!思わず、「わあー、きれい!」と声を上げてました。私達の周りでも、 同じような声があちこちで上がっていました。

ふだん見る花火がカラフルだから、かえって新鮮だったのでしょうか?
私が見たのは白い花火なので、和火とはまた違いますが、 「単色の花火はつまらなさそう」という意見は撤回です!


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