JAZZ 用語と楽器&編制
JAZZを楽しむのに、用語は必要ありませんが、知っていると何かと便利ということで、簡単JAZZ用語としてまとめてみます。
「アドリブ/インプロヴィゼーション」
単純にアドリブのことです。
分かりやすい例として、お笑い芸人が台本にないことが起こっても、とっさに対応してしまうのと同じで、才能のある人ほどアドリブの方が面白かったりする・・・・JAZZも同じで、打ち合わせにない分、妙なリアリティと才能が要求されます。
ジャズマンがあえて楽譜に無い即興演奏を試みるのも、その方が迫力、個人の資質、個性が浮き彫りとなるからです。
インプロヴィゼーションもアドリブと同じと理解して構いません。
「コード/コード進行」
音楽を構成する和音の組み合わせでのことで、音楽が進むとコードも変化していくことをコード進行と呼び音楽の基本構造のようなものと考えると良いでしょう。
ジャズはポピュラー・ミュージックなどのコード進行を借りて、もとのメロディとは違う旋律を即興でつけていく・・・これがジャズのアドリブです。
「モード」
ドレミファソラシドの旋律も一種のモードで、各音階、音符から始まる7つの音のことです。
コード(和音)を基礎にしたジャズに対し、モード(旋法)を基礎としたジャズには聴いたときに印象の違いがある。これだけ分かっていれば、あなたもJAZZ通?
JAZZの楽器と編制
JAZZには、専用の楽器というものはありません。
一番の花形といえばトランペット!
ニューオルリンズ・ジャズが全盛だったころはトランペットの親戚筋のコルネットが多かったのですが、モダン・ジャズの時代になってからはトランペットに取って代わるのですな。ちなみにフリューゲルホーンという親戚筋もありまして、トランペットと比べ音色がまろやかで愛好するミュージシャンも多いようです。また、トランペット奏者はミュートと呼ばれる、音を弱める道具をつけることで音色を変化させることもあります。
で、もう一つの花形といえばサックス!!
サックスは音域により色々とあるのですが、ジャズでは音域の高い方から、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種類が使われます。
中でも耳に入りやすい音域のアルト、テナーの2種がアドリブをとる楽器として重宝されていて、軽快でスピード感に優れたアルト、アルトより低音で豊潤な音色のテナー、それぞれの楽器の特性を生かした名盤が数多く生まれています。
モダン・ジャズの代表的な楽器編成は音色の鋭さを重視したビ・バップではトランペットにアルトの二管編制で、音域のバランスを重視したハード・バップではトランペットにテナーの組み合わせで、それぞれリズム・セクションがついたグループが有名です。
前者の代表はチャーリー・パーカー・クインテット。
後者の代表はクリフォード・ブラウン・クインテットといったところでしょうか?
また、トランペットにアルト、テナーの三管編成ではマイルス・デイビス・セクステットが有名です。
ソプラノ・サックスは'60年代以降、演奏によりテンションを求めたジョン・コルトレーンが使うことで脚光を浴びる楽器になった。
バリトン・サックスはテナーよりも低く腰の強い音色でビッグ・バンドのアンサンブル・パートとして使われることがほとんどだが、この楽器のソロイストとしてはジェリー・マリガンが有名です。
低音楽器といえばトロンボーンもビッグ・バンドの低音域を支える楽器です。この地味な楽器(失礼)をトランペットのように自由自在に吹きまくったのがJ.J.ジョンソン。
これらの低音楽器をトランペット+テナー・サックスまたはアルト・サックスの二管に足せば、重厚なハーモニーの三管サクステッド、四管セブテッドとなる。
ピアノはJAZZの始まりからあり、ベースとドラムを従えた「ピアノ・トリオ」の編成はモダン・ジャズ期に特有のもので、それ以前はベース、ドラムとセットでビッグ・バンドのリズム・セクションとして役割を果たすことが多かく、ソロ楽器として前面に出てくる機会は少なかったようです。
ギターもリズム・セクションの役割だったのが、ビ・バップの先駆け、チャーリー・クリスチャンの登場でソロ楽器としても脚光を浴びるようになる。また、フュージョン全盛の時代はエレクトリック操作で多彩な音色を表現できるようになったので主役といっても良い位置に鎮座してました。
地味な存在(失礼)のベース。
実は演奏の良否を決める、とっーても重要な存在。
ジャズの命ともいえるリズムをドラムと共に刻んでいるからで、コントラバスとも呼ばれるこの楽器はクラシックでは弓で音を出すが、ジャズでは指で弾いてリズミカルに演奏するピチカート奏法を使います。
唯一JAZZ特有の楽器といえるドラム。
大きさの違う太鼓とシンバルを両手で叩くことで、ジャズ特有の複雑で歯切れの良いリズムを刻みます。
ロックのドラムも原型はジャズからなんですよ!
その他では、クラリネット(スイング時代の花形)やフルート、ヴァイブラフォン(鉄琴)など、基本的に口で吹く楽器(=演奏者の個性が輝く)と、ジャズ特有のリズムを刻む叩く楽器が使われています。
ジャズのビッグ・バンドではこれらの楽器が全て使われるのですが、総勢15名程度のものをビッグ・バンドと呼び、6〜7名の小編成グループをスモール・コンボと呼びます。
(コンボとはコンビネーション・オーケストラの略)
モダン・ジャズの代表的コンボはクインテッド、セクステッドがほとんどです。

