キャノンボール・アダレイ CANNONBALL ADDERLEY





1928 》1975

フロリダ州タンパ生まれ。
ソウル・ジャズ、ファンキー・ジャズの立役者の一人としても知られる。
あだ名の『キャノンボール』の由来は、キャンニバル(cannibal:大食漢)からで、大食癖に起こりやすい生活習慣病の糖尿病、偏頭痛に若い頃から悩まされていたが、1975年に脳梗塞で亡くなった。
1955年にニューヨークに移り住み、ミュージシャンの間でその実力によって注目される存在となり、1957年にマイルス・デイヴィス・セクステットに参加。
ソロ初期に録音された『Somethin' Else』は、ジャズの名盤中の名盤ともいわれていますが、実際はマイルスのリーダー作で、特に収録曲『Autumn Leaves(枯葉)』は元々がシャンソンなのだが、大ヒットし、ジャズ・スタンダード化する。
ただし、マイルスと彼の音楽的キャラクターは全くと言って良いほど反対向きで、マイルスが深刻でリリカルなムードを演出しても、キャノンボール・アダレイのソロになると、あっという間に緊張感が解けてしまうのが、『Autumn Leaves(枯葉)』を聴くだけではっきりと分かります。
そんな彼も二面性があり、チャーリー・パーカー直系のバリバリと吹きまくるインプロヴァイザーとしての顔と、どちらかというとこちらが表のファンキーなキャノンボール。
彼の陽性な資質からすれば、ファンキー・キャノン・ボールの方が人気が高いのは当たり前でしょうけど・・・・。

上記なような訳で、実質はマイルスのアルバムですが・・・・


サムシン・エルス




1. 枯葉
2. ラヴ・フォー・セール
3. サムシン・エルス
4. ワン・フォー・ダディ・オー
5. ダンシング・イン・ザ・ダーク



歴史を越え、ジャンルを越え、ジャズ史上の頂点に君臨する不滅の1枚。
スイングジャーナル選定ゴールド・ディスク!
ただし、このアルバムはマイルスを聴くアルバムです・・・・。




弟のナット・アダレイと組んだ記念すべきファンキー・バンドの第一作!

キャノンボール・アダレイ・イン・サン・フランシスコ+1




1. ジス・ヒア
2. スポンテニアス・コンバスション
3. ハイ・フライ
4. ユー・ガット・イット!
5. ボヘミア・アフター・ダーク
6. ストレート、ノー・チェイサー (ボーナス・トラック)


ファンキーはスラングで「黒人臭さ」「いかにも黒人っぽい」という意味だと考えてください。
ということで、ファンキー・ジャズとは黒人特有のアーシーな感覚を強調したジャズとなりますが、このCDの場合、実際は、ハード・バップにファンキーな味付けをしたものになります。
聴きどころは「1.ジス・ヒア」いかにもチックなファンキー・ジャズとはこういうものなんだということが分かる、ファンキージャズの原点といえるでしょう。



キャノンボール・アダレイ・イン・サン・フランシスコ+1の路線を突き詰めていった果てに世に出たヒット作!

マーシー・マーシー・マーシー




1. イントロダクション|ファン
2. ゲームズ
3. マーシー・マーシー・マーシー
4. スティックス
5. ヒッポデルフィア
6. サック・オー・ウー


このアルバムのタイトル曲の作曲者、キーボード奏者のジョー・ザヴィヌルの参加が特筆すべき点でしょう。
後にウェイン・ショーターと「ウエザー・リポート」を結成するヨーロッパ人に、ファンキー・ジャズが出来るのか?と話題を呼んだそうです。
私的な意見としては、ファンキー・ジャズの域を超えて、オーバー・ファンクのような気もしますが・・・。



キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ




1. ライムハウス・ブルース
2. アラバマに星墜ちて
3. ワバッシュ
4. グランド・セントラル
5. ユーア・ア・ウィーヴァー・オブ・ドリームス
6. ザ・スリーパー


テナー・サックスの巨人、ジョン・コルトレーンとのガチンコ勝負!
一歩も引けをとらずに、艶やかで朗々と吹くチャーリー・パーカー系のキャノンボール・アダレイのソロを聴けば、これがマーシー・マーシー・マーシーのアルトを吹いていたのと同じ人?と考え込んでしまうことでしょう。
アップ・テンポでのインプロヴァイザーぶりも凄いが、「2.アラバマに星墜ちて」での曲の解釈の適切さも聴きどころで、私的には、キャノンボール・アダレイのCDが欲しいというなら、これを買えっ!というおすすめ盤です。



キャノンボールズ・ボサ・ノヴァ



1. クラウズ
2. ミーニャ・サウダージ
3. コルコヴァード
4. バチーダ・ヂフェレンテ
5. ジョイスのサンバ
6. グルーヴィー・サンバ
7. ワンス・アイ・ラヴド
8. サンバップ


キャノンボール・アダレイがボサ・リオ・セクステットと共演した、貴重な演奏ですが、当時、アメリカではジャズ・ボッサ・ブームの最中にレコーディング・・・・傑作といえますが。
あえてブラジルのナンバーばかりを選び、ふだんのソウル・ジャズとはひと味違う、リリカルなメロディストとしての一面をみせます。
本場プレイヤーによる、クールなサポートも印象に残ります。

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