化粧品原料の危険度・・・カ行
カ行
当ページでは、代表的な化粧品成分で、危険度が高い原料名カ行のものを取り上げました。
カキクケコ順で書いてありますが、「ケ」で始まる化粧品原料はほぼありませんので書きませんでした。
見方は下記を参照してください。
原料名
分類・・・医薬部外品、指定成分、添加物などに分かれます。 合成物か天然物に分かれます。
危険度は★で表記しました。
発ガン性
アレルギー性
環境ホルモン性の有無
使用商品
主に使われている化粧品名
使用目的
主な用途
毒性
毒性についての表記です。
カ
界面活性剤 分類・・・添加物 合成物
危険度★★〜★★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
各化粧品
使用目的
乳化剤・界面活性剤・洗浄剤
毒性
界面活性作用を持つ物質の総称。純石けんを除いて、主に石油・石炭を原料として製造される界面活性剤は毒性が強く、人体への影響を持っている。
カオリン(白陶土) 分類・・・添加物 天然物
危険度★
発ガン性
使用商品
ベビーパウダー・フェイスマスク・ファンデーション・リキッドパウダー・フェイスパウダー・エモリエント・口紅
使用目的
白色顔料・増量剤・皮覆剤
毒性
ケイ酸アルミニウムが成分。皮膚毒性は特に問題はない。飲むと閉塞、肉芽腫などを生ずる。
カカオ脂 分類・・・添加物 天然物
危険度★
使用商品
口紅・クリーム類
使用目的
固形状油性原料
毒性
今のところ毒性は問題ない。
カカオ色素 分類・・・添加物 天然物
危険度★★
発ガン性
使用商品
各化粧品
使用目的
フラボノイド系色素
毒性
動物実験で骨髄小核試験の結果は低いながら小核赤血球頻度の増加が認められた。細菌を用いた突然変異試験、DNA修復試験、染色体異常試験ではいずれも陽性の結果が出ている。
過酸化水素 分類・・・添加物 合成物
危険度★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
ブリーチ
使用目的
脱色剤・酸化剤・漂白剤・漂白殺菌剤
毒性
刺激が強く皮膚粘膜にただれやアレルギーを起こす。一過性の食中毒症状を起こす。動物実験で強い急性毒性、十二指腸潰瘍、発ガンが見られた。遺伝子損傷、染色体異常を示す。
カゼインナトリウム 分類・・・添加物 合成物
危険度★★
使用商品
各化粧品
使用目的
界面活性剤
毒性
動物実験で中毒症状がみられた。
カチオン(型混合界面活性剤) 分類・・・添加物 合成物
危険度★
アレルギー性
使用商品
リンス・トリートメント・制汗剤
使用目的
界面活性剤・帯電防止剤・湿潤剤
毒性
皮膚刺激は低いがアレルギー源となる。
褐色201号 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
各化粧品
使用目的
着色料(タール色素)
毒性
発ガン性の疑いがある。
カテコール 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
ヘアダイ・頭髪化粧品
使用目的
染毛剤・酸化防止剤
毒性
毛皮の染色などにも用いられる。皮膚にただれを起こす。飲むと痙攣、ひきつけを起こす。
カフェイン 分類・・・添加物 天然物
危険度★★
発ガン性
使用商品
美容液
使用目的
収れん作用
毒性
中枢神経を興奮させる。変異原生がある。
過ホウ酸塩 分類・・・添加物 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
化粧品・洗顔料・シャンプー・リンス・歯磨き
使用目的
酸化剤・漂白剤・除菌剤
毒性
飲むと酵素発生による膨脹、粘膜障害、嘔吐、下痢、消化管出血を起こす。人の致死量は幼児は5〜6g、成人15〜20g。幼児では死亡率が高い。
カーボンブラック 分類・・・原料 天然ガスの不完全燃焼物
危険度★
使用商品
眉墨・マスカラ
使用目的
顔料
毒性
粉塵を吸入した場合は毒性がある。
カラメル 分類・・・添加物 天然物
危険度★★
発ガン性
使用商品
各化粧品
使用目的
着色剤(色素)
毒性
動物実験(経口摂取)で、痙攣の報告がある。遺伝毒性、変異原生が確認されている。活性酸素が発生する。
カルボキシビニルポリマー 分類・・・水溶性高分子添加物 合成物
危険度★
使用商品
化粧クリーム・美容液・シャンプー・トリートメント
使用目的
増粘剤・分散剤・乳化安定剤
毒性
高濃度のものには刺激があるが、実用上の問題は無い。
カルボキシメチルセルロースネトリウム 分類・・・水溶性高分子添加物 合成物
危険度★
使用商品
ローション・乳液・クリーム・ファンデーション・シャンプー・パック・頭髪化粧品・歯磨き
使用目的
粘結剤・安定剤・ゲル化剤
毒性
毒性は低いがスモン病の原因であるキノホルムの体内吸収をさせるとの報告がある。
カルミン酸(コチニール) 分類・・・添加物 天然物
危険度★★
発ガン性
使用商品
化粧クリーム・美容液・シャンプー・トリートメント
使用目的
増粘剤・分散剤・乳化安定剤
毒性
高濃度のものには刺激があるが、実用上の問題は無い。
感光素(101号・201号・301号・401号) 分類・・・添加物・有効成分 天然物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
ハンドクリーム・アフターシェービングローション・フケとりシャンプー・ヘアダイ・シャンプー・ポマード・育毛剤
使用目的
殺菌剤・防カビ剤・抗炎剤・抗酸化剤
毒性
高濃度のものは皮膚や粘膜を刺激し、粘膜に懐死を起こす。飲むと死に至ることもある。
カンゾウ 分類・・・有効成分 天然物
危険度★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
各基礎化粧品
使用目的
保湿剤・美白剤・起泡剤・色素
毒性
発疹などの過敏症、血圧の上昇、むくみ、脱力感、下痢を起こす。変異原生の疑いがある。
カンタリスチンキ 分類・・・指定成分 天然物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
ヘアトニック・ヘアローション
使用目的
育毛有効成分・止痒剤
毒性
皮膚、粘膜を刺激し、充血、熱感を起こす。性的興奮効果があるといわれてきた。飲むと激しい胃腸障害、腎臓障害を起し、死に至ることがある。
カンファー 分類・・・添加物 天然と合成の両方がある
危険度★★
アレルギー性
使用商品
リンス
使用目的
トニック剤
毒性
麻痺を起こす。経口摂取で悪心、嘔吐、視覚障害、意識障害を起こす。
キ
キサンタンガム 分類・・・添加物(多糖類) 天然物
危険度?
使用商品
基礎化粧品・メイクアップ化粧品・歯磨き
使用目的
粘結剤・増粘剤・保湿剤・安定剤
毒性
毒性はよくわかっていない。
キサンチン色素 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
各化粧品
使用目的
着色剤(タール色素)
毒性
紫外線により皮膚への刺激、発赤などを起こす。また、変異原生があり、発ガン性が疑われている。
キダチアロエ 分類・・・有効成分 天然物
危険度★
使用商品
各化粧品
使用目的
保湿成分
毒性
今のところ毒性に問題は無い。体質によりカブレを起こすことがる。
キチン 分類・・・有効成分 天然物
危険度★
使用商品
各基礎化粧品
使用目的
保湿成分
毒性
今のところ毒性に問題は無い。
キトザン 分類・・・有効成分 天然物
危険度★
使用商品
美容液・コンディショナー
使用目的
保湿剤
毒性
今のところ毒性に問題は無い。
金属イオン封鎖剤 分類・・・添加物 合成物
危険度★〜★★
アレルギー性
使用商品
各化粧品
使用目的
退色防止剤
毒性
用途による総称。各物質により異なる。
ク
グアイアズレン(スルホン酸ナトリウム) 分類・・・指定成分 合成物
危険度★
アレルギー性
使用商品
クリーム・乳液・日焼け止め商品・シャンプー・歯磨き・石けん
使用目的
消炎剤・止痒剤・抗菌剤・防カビ剤・紫外線吸収剤
毒性
人によりアレルギー性皮膚炎を起こす。
クインスシートガム 分類・・・添加物 合成物
危険度★
使用商品
基礎化粧品・セットローション
使用目的
増粘剤
毒性
クインスシートガムそのものの毒性は特に問題はない。ただ腐敗しやすく必ず防腐剤が添加されるので防腐剤のチェックが必要。
クエン酸 分類・・・添加物 天然と合成の両方がある
危険度★
使用商品
各化粧品
使用目的
緩衝剤(ph調整剤)・酸化防止剤・収れん剤
毒性
皮膚毒性は低い。今のところ毒性に問題は無い。
クエン酸ナトリウム 分類・・・添加物 合成物
危険度★
使用商品
各化粧品
使用目的
金属イオン封鎖剤・防カビ剤・抗酸化剤
毒性
今のところ毒性に問題は無い。
グリセリン・グリセロール 分類・・・添加物 合成物
危険度★
アレルギー性
使用商品
スキンローション・ハンドクリーム・保護クリームなどクリーム類・ヘアスプレー・フェイスパック・フェイスマスク・歯磨き
使用目的
溶剤・保湿剤・湿潤剤
毒性
高濃度のものは粘膜に刺激を与える。溶血作用がある。動物実験(経口摂取)で、不安状態、チアノーゼ、血圧低下、呼吸促進、利尿、呼吸抑制、虚脱、痙攣、昏睡が見られた。
グリチルリチン酸(ジカリウム) 分類・・・有効成分 合成物
危険度★
アレルギー性
使用商品
化粧水・育毛剤・薬用石けん
使用目的
抗炎剤・肌荒れ防止
毒性
痒みや刺激感などの過敏症を起こす。
クルクミン 分類・・・添加物 天然物
危険度★
発ガン性
使用商品
各化粧品
使用目的
着色料(ジケトン系色素)
毒性
変異原性がある。
グルコン酸クロルヘキシジン 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
液状・乳液状化粧品
使用目的
殺菌剤・防腐剤
毒性
発疹、不快感、目眩などを起こす。アレルギーを引き起こす。突然変異原生がある。
クレゾール・クロルクレゾール 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
アイローション・ヘアローション・各化粧品
使用目的
殺菌剤・防腐剤
毒性
皮膚から吸収され、発疹、吹き出物などを起こす。人によりアレルギー性皮膚炎を起こす。飲むと消化不良、神経失調、失神、目眩、精神異常、尿毒症を起こす。
クロムブラウンRH 分類・・・医薬部外品 合成物
危険度★★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
ヘアダイ
使用目的
染毛剤
毒性
強い皮膚刺激がありアレルギーを引き起こす。発ガン性の報告がある。
クロラミンT 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
シャンプー・リンス・うがい薬・マニキュア・石けん
使用目的
保存剤・殺菌剤・防腐剤
毒性
皮膚、粘膜を刺激しアレルギー反応を起こす。血液に入ると全身に毒性が及ぶ可能性がある。
クロルキシレノール 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
デオドラント・ヘアトニック・シェービングクリーム
使用目的
殺菌剤・防腐剤
毒性
皮膚、粘膜を強く刺激し、腫れ、ニキビ、吹き出物、蕁麻疹などの皮膚発疹を起こす。皮膚、粘膜のただれを起し、皮膚の毛細血管を痙攣させ、壊疸などの強い傷害を起こす。皮膚から吸収され、中毒しすることがある。発ガン性がある。
クロルクレゾール 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
アイローション・ヘアローション・シャンプー・ベビー用品
使用目的
殺菌剤・防腐剤
毒性
皮膚から吸収され吹き出物などを起こす。飲むと消化不良、神経失調、失神、目眩、精神異常、黄疸、尿毒症を起こす。
クロルフェネシン 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
化粧クリーム全般
使用目的
殺菌剤・防腐剤
毒性
刺激性が強い。人によりアレルギー性皮膚炎を起こす。
クロルヘキシジン 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
アイシャドウ・マスカラ・歯磨き
使用目的
殺菌剤・防腐剤
毒性
強いアルカリのため皮膚・粘膜を刺激することがある。アレルギーを引き起こす。突然変異性がある。
クロレラ(エキス・抽出液) 分類・・・有効成分 天然物
危険度★
アレルギー性
使用商品
各化粧品
使用目的
栄養成分
毒性
湿疹、皮膚炎、日光過敏症を起こすことがある。
クロロフィル 分類・・・添加物 天然物
危険度★
使用商品
クリーム・ローション
使用目的
着色料(ポルフィリン系色素)・皮膚疾患治療効果・脱臭作用
毒性
今のところ毒性は問題ない。
クロロブタノール 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
アイローション・ベビーオイル
使用目的
殺菌剤・防腐剤・保存剤・酸化防止剤
毒性
皮膚炎が報告されている。飲むとむかつき、嘔吐、胃炎、多量では精神錯乱、昏睡、呼吸および心臓機能低下を起こす。
5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン 分類・・・指定成分 合成物
危険度★
アレルギー性
使用商品
各化粧品
使用目的
殺菌剤・防腐剤
毒性
皮膚毒性は弱いが人によりアレルギー性皮膚炎を起こす。
グンジョウ 分類・・・添加分 天然もあるが主に合成で製造
危険度★
使用商品
アイシャドウ・マスカラ・フェイスパウダー・口紅
使用目的
顔料
毒性
青、紫、緑色の顔料。ケイ酸、アルシナ酸化ネトリウム、イオウ、酸化クロムなどの混合物。皮膚毒性は知られていない。吸入すると潰瘍や鼻中隔せん孔など鼻や肺に障害を起こす。
コ
コウジ酸 分類・・・有効成分 天然物
危険度★★
発ガン性
使用商品
各化粧品
使用目的
美白効果・日焼けによるシミの軽減
毒性
軽度の紅斑、かゆみを起こすことがある。染色体異常の疑いがある。
合成ケイ酸アルミニウム 分類・・・添加物 合成物
危険度★★
発ガン性
使用商品
おしろい・ファンデーション・ベビーパウダー・歯磨き
使用目的
研磨剤
毒性
アルツハイマー病の原因となるという説がある。
合成香料 分類・・・添加物 合成物
危険度★★〜★★★
発ガン性?
アレルギー性
使用商品
香水・クリーム・スキンローション・シャンプー・歯磨き・ヘアトニック・石けん
使用目的
着香料
毒性
アレルギー作用を示すものがある。アルデヒド類には変異原生を示すものがある。毒性が不明なものが多い。
合成樹脂 分類・・・添加物 合成物
危険度★★
アレルギー性
使用商品
整髪料・整髪スプレー
使用目的
セット剤
毒性
アレルギー作用を示すものがある。
黒色401号 分類・・・指定成分 合成物
危険度★★★
発ガン性
アレルギー性
使用商品
各化粧品
使用目的
着色料(タール色素)
毒性
発ガン性の疑いがある。
コチニール 分類・・・添加物 天然物
危険度★★
発ガン性
使用商品
各化粧品
使用目的
着色料(キノン系色素)
毒性
細菌を使った変異原生試験で陽性と判定されている。
コラーゲン 分類・・・有効成分 天然物(加水分解処理をしたものもある)
危険度★
使用商品
各基礎化粧品
使用目的
保湿有効成分・皮膚の老化防止
毒性
天然コラーゲンの毒性は問題ない。有効性については皮膚表面の水分維持効果はあるが、肌の根本的な保湿機能の改善は期待できない。加水分解されたコラーゲンやエタノール処理されたコラーゲンについての毒性は不明。
コロイダルチタン 分類・・・有効成分 合成物
危険度★
使用商品
ファンデーション
使用目的
紫外線吸収
毒性
今のところ毒性に問題はない。
コンドロイチン 分類・・・有効成分 天然物
危険度★
使用商品
各基礎化粧品
使用目的
保湿有効成分
毒性
毒性は低く今のところ問題はない。
コンドロイチン硫酸ナトリウム 分類・・・有効成分 合成物
危険度★★
発ガン性
使用商品
基礎化粧品・クリーム・ファンデーション・口紅・歯磨き
使用目的
保湿剤
毒性
皮膚毒性は今のところ問題ないが、動物実験(経口摂取)で、リンパ球の減少、腎重量の増加が見られた。マウスで口蓋破壊などの奇形が見られた。

