合成洗剤の危険性

一般的に使われている「合成洗剤」が、体内環境や自然環境に危険であるというページです。
より詳しく説明しているHPもたくさんありますので、検索してみてください。
当HPからリンクしている、 ukiuki石けんライフ石けん百科などがおすすめです。

何故起こる?美容師の手荒れ

どの美容室に行っても、大抵の美容師が手荒れをしています。
髪を傷ませないシャンプーを使い、傷んだ髪を補修するというトリートメントを使っているはずなのに当の美容師の手が荒れているのは何故なんでしょう?
パーマ液のせいだとすると、傷んだ髪にダメージを与えずかけられるパーマ液を使っているはずです。
それならヘアカラー剤のせいなんでしょうか?ウチの店のヘアカラーなら髪が傷まないと言い切っているにも関わらず・・・・・・。
肌は髪と同じタンパク質で出来ています。自分達が酷い手荒れをしているにも関わらず、何故、自分達の扱っているシャンプーや薬剤に関心を持たないのか?
不思議を通り越して呆れてしまいます。以下、合成洗剤の危険性について簡単にまとめてみましたのでご覧ください。

(1)界面活性剤とは

界面活性剤とは、水や油に溶けて表面張力(界面張力)を弱める働きをする物です。
普通、水と油は混ざり合いません。その境界線を「界面」と呼び、この界面に作用して混ぜ合わせる働きを「界面活性作用」と言い、このような働きを持つ物を「界面活性剤」と呼びます。
この界面活性剤の凄いところは、その力によって液体を固体に浸透しやすくさせたり、水に溶けない物質を溶けやすくさせたり、泡立てる働きをしたり・・・と色々な特徴を持っているため洗剤としてだけではなく、食品、金属加工、紙パルプ、繊維、農薬など、幅広い分野で使われているところです。

(2)合成界面活性剤の歴史

日本の合成界面活性剤の普及は1956年(昭和31年)、社団法人日本食品衛生協会が合成洗剤を推奨する広告を出し、厚生省が全国都道府県知事宛てに通達、一般家庭、給食施設、飲食店などに合成洗剤の使用を徹底指導するように指示したことで始まりました。

このころ、アメリカ、イギリス、ドイツなどで合成洗剤の毒性と公害が問題になっていたにも関わらず、厚生省は「合成洗剤は洗浄力に優れ、かつ通例の使用方法では無害であり、野菜類、食器などの洗浄に活用して食生活を・・・」として、「衛生」という虚飾の美名のもとに合成洗剤を押し付け、後に勇気ある学者、消費者運動の方々から有害性を指摘、追及されても、徹底して無害のポーズを取り続け、誇大広告、大量生産、大量消費の悪循環により、皮膚障害、体内環境悪化、遺伝子を傷つける、自然環境汚染などを引き起こして、現在に至っています。

第一次大戦後、ドイツで油脂から作られた高級アルコールを硫酸エステル化し、高級アルコール硫酸エステルナトリウムが生産されますが、この頃は、まだ純石けんが主流です。
第二次大戦後、合成洗剤はアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)という合成界面活性剤に、リン酸を助剤として作られ、10年足らずでアメリカ全土の家庭に広がり、河川の汚染、井戸水汚染、主婦の皮膚障害を起こします。

ABSメーカーは洗濯、台所用洗剤の主剤とするだけではなく、浴用、洗顔用としても家庭で使わせようとしましたが、ABSの危険性を学者の研究によって指摘され、浴用、洗顔用の洗剤はABSでは作られませんでした。そこで、ABSのアルキル基の結合を改良した、直鎖型ABS→LASと呼ばれる新しい洗剤を開発します。

(3)日本の合成界面活性剤の歴史

日本では、1965〜70年の間に大手メーカーを中心にLASに転換したため、ABSは姿を消します。また、ABSやLASなど、陰イオン系界面活性剤の毒性に注目が集まりだすと、非イオン系界面活性剤を開発しますが、これは新たな危険性の問題になっています。

さらに、「原料が天然ヤシ油だから安全」といった宣伝で消費者の目を誤魔化そうとしていますが、天然ヤシ油に硫酸と水酸化ナトリウムを加えると、アルキル硫酸エステルナトリウム→ASという陰イオン系界面活性剤になり、エチレンオキシサイドというガスを加えるとポリオキシエチレンアルキルエーテル→POERという非イオン系界面活性剤になります。ですから、主原料が問題なのではなく製造方法が問題だということです。

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(4)人体への影響

1.皮膚障害

手荒れ、肌荒れ、全身湿疹、抜け毛、脱毛・・・etc

主婦の手荒れを「主婦湿疹」と呼びだしたのは、昭和30年代以降のことです。

台所洗剤、洗濯洗剤に触れる機会の多い主婦に「手荒れ」を訴える人が多く、昭和48年の科学技術庁の「合成洗剤に関する研究成果報告書」によると、女子高校生と主婦の30%が手荒れの被害者だったとなっています。

当時の人口から計算すると、約1100万人の女性が手荒れに悩んでいたことになります。また、昭和54年から厚生省が「皮膚障害・被害調査」を大学病院に依頼したところ、10年連続で合成洗剤による被害がトップでした。

合成界面活性剤が、手荒れ、肌荒れを起こす主な原因は「タンパク質変成作用」であると考えられています。

このタンパク質変成作用と、手荒れがどういう関係にあるのかというと、皮膚に付いた合成界面活性剤が、皮脂を拭い去る→皮脂が抜けた皮膚は水気を失いカサカサになる→皮膚細胞に合成界面活性剤が結合して、タンパク質を変性させ、手荒れが起こる→免疫抵抗が無くなり、アレルギーが起こりやすく、感染症や化膿も起こりやすくなる→ 最悪の場合、ブドウ球菌やカンジタ真菌などが入り込み、化膿や感染を起こす。

LASやAS系の合成界面活性剤では、このような作用が、通常の洗浄力さえ無いような薄い濃度でも起こるので、通常の洗浄力濃度であれば、もっと激しいタンパク質変性が起こるのです。

LASの洗浄力は300ppmの濃度以上で、ASでは500ppmの濃度以上でないと効果、つまり洗剤としての意味をなさないのですが、タンパク質変性はLASでは3〜5ppm、ASでも150ppmの薄さで起こります。(注・ppmという単位は100万分の1という単位です)



2.肝臓障害

血液に入った合成界面活性剤は血液障害を起こし、肝細胞に障害を与える。

昭和36年に合成洗剤を作っていた、ミヨシ化学の係長が原因不明の事故死をしました。その原因調査のため、 合成洗剤問題研究者がこの工場に出向き、技術者、現場従業員の集団尿検査をした結果、203名中92名(45.3%)が陽性で肝機能障害があり、ABSを作っている課、研究している課の人ほど陽性が多く、また、現場の人は事務系の人の2倍の陽性率でした。

その後、この会社で合成洗剤の製造を中止。3ヵ月後、同じ検査をしたところ、陽性だった人の70%が陰性(機能正常)になっていました。

このことから動物実験が行われ・・・・・

LAS系 ・・・・多くの肝細胞は、異常分裂し増殖。完全に壊れて死んだ細胞も見られた。
高級アルコール系 ・・・細胞膜の凹凸が強くなり、同じく異常分裂し増殖したと思われる 細胞が見られた。
せっけん ・・・・肝細胞の異常は認められなかった。

という結果でした。

ABSなどの場合は、皮膚に付かなくても、空気中に漂っているものを吸うだけでも、肝機能障害をもたらすという実験報告もあります。



3.発ガン性

動物実験で発ガン物質だけを与えた場合より、合成洗剤を混ぜた発ガン物質を与えた方が、ガンの発生率が高かった。

1964年に世界保健機構(WHO)の機関誌に「ガンの原因について合成洗剤が関係する」という論文が掲載され、日本でも「LAS投与によって、老齢期ラットの悪性腫瘍を著しく高めている」と結論した東京大学講師(当時)がいます。



4.急性中毒 合成洗剤の誤飲や吸引で死亡する、急性中毒が発生している。

私達は、儲け至上主義のメーカー自身が正確な安全性を把握していない状態で、大量販売している化学製品に囲まれて生活しています。当然、その化学物質の中毒になる危険性も年々増えていますし、急性中毒を引き起こす可能性も増しています。

「茶渋を落とすため、湯飲みに漂白剤を入れて置いたところ飲んでしまった」
「シャボン玉遊びをしていたら誤って飲んでしまった」
「カビ取り剤を使用中の換気が不十分で、喉や肺がタダレてしまった」
「漂白剤とトイレ用洗剤を混ぜて使ってしまい、塩素ガスが発生!して死亡」   ・・・・・etc

これらは、急性中毒被害の例です。
(そもそも、混ぜると塩素ガスが発生するものがスーパーなどで並んで売られているというのはどういうことなんでしょう?)



5.その他

催奇性

妊娠しているマウスに中性洗剤を与えると、脳障害を持った仔が生まれる」
「中性洗剤をメダカとマウスに与えたところ、通常の使用量で奇形が発生した」
「母マウスの内臓に障害を与え、胎仔に奇形を誘発するなど、ABSの毒性、催奇性は否定できない」・・・etc



精子・卵子への影響

大型マウスの毛を2×3cm刈り込み、LAS20%溶液0.25ccを一日一回塗り、7日後にオスマウスの精巣を調べたところ、精子の数が少なく、精子の尻尾がちぎれ、精巣の中心に集まり、溶けかかっていた。遺伝情報の入った精子頭部も壊れていた。
同じ実験をメスマウスにしたところ、一週間で、正常な卵子が減少し、卵巣全体に充血が見られた。時間が経つと、さらに症状が悪化した。

また、市販の台所用合成洗剤を7倍に薄めた溶液をメスマウスに塗った群れで塗る以前と比較したところ、妊娠率は合成洗剤を塗ると4分の1に激減し、合成洗剤を4倍に薄めた場合は、妊娠率はゼロになってしまった・・・ という実験報告もあります。

さらに、 コレステロール上昇 。 酵素の働きを阻害し体内バランスを崩す 。 体内を酸性化 。などにも影響するようです。

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(5)皮膚から、体内への侵入

「放射能でマークしたABSを人の下肢頚部に貼付したところ、5時間後に尿により排泄された」という実験報告があります。つまり、皮膚から入ったABSは毛細血管〜静脈〜心臓〜動脈を通って全身を駆け巡り、5時間も体内に留まり、尿と一緒に出てきたということです。 

洗濯、食器洗い、身体や髪を洗う、歯磨き・・・などを通じて、合成界面活性剤が体内に侵入。

合成洗剤で洗濯した下着を着ても体内に侵入。化粧をすると顔の皮膚から体内に侵入。

・・・・ これらは毎日のことですから、絶え間なく合成界面活性剤が私達の身体の中に入り、脳や心臓、その他の臓器の中を通っていくということになります。

簡単な説明ですが、危険性は認識していただけましたでしょうか?



(6)髪・頭皮への影響

当店は美容室ですので、髪や頭皮に対する影響をこのページのまとめとさせて頂きます。

合成界面活性剤を使うことで・・・・



髪の健康が損なわれる

合成界面活性剤のタンパク質変成作用が、髪(97%がタンパク質)の形を変えるため、毛先がチリチリした感じになったり、全体にクセがあるようにウエーブが出やすくなり、ヘアスタイルの落ち着きがなくなります。



頭皮の健康が損なわれる

髪と同様に肌もタンパク質で出来ていますから、頭皮のターンオーバー(肌が新しく生まれ変わる周期→ほぼ4週間)が正常に行われなくなります。
また、頭皮にはフケを食べるバクテリアが住んでいるのですが、フケが出る→バクテリアが食べるというサイクルを壊すため、フケや痒みの原因となります。



髪を作る機能、色をつける機能が損なわれる


頭皮から浸透した合成界面活性剤が髪を作る「毛母(もうぼ)」(当然、タンパク質で出来ている)の持つ機能を壊し、髪の生えるサイクルに悪影響を及ぼします。
髪は積極的に伸びる時期、伸ばすのを止める時期、抜け落ちて休む時期というサイクルがあり、1日平均で60本ほどが抜けると言われています、髪が抜け落ち新たな髪が生えてこなければ薄毛になるのは当たり前です。
上記の毛母の横にメラノサイト(当然、タンパク質で出来ている)というメラニン色素を作り髪に色をつけることを仕事としているものがあります。
髪は本来は白いのですが、このメラノサイトが遺伝情報を元に髪に特定な色(日本人なら黒)を作るのですが、この機能が壊される危険性があります=白髪になりやすいとも言えます。また、メラノサイトが正常に仕事をこなしていても、メラニン色素を送る道(当然、タンパク質で出来ている)が壊れてしまえば、やはり髪に色がつかなくなる=白髪になるとも言えます。

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