ヘアケア  ブラッシング

近年、最も疎かにされているヘアケアがブラッシングではないでしょうか?

理由は「ブラッシングをするとキューティクルが剥がれ落ちて髪が傷むから」というのが、合成シャンプー・メーカーの言い分です。

イラスト5

合成界面活性剤シャンプーやリンスを使っているとキューティクルは「タンパク質変性作用」によって脆くなり、ブラッシングで剥がれ落ちやすくなってしまいます。

例えて言うなら、真冬にヒドイ手荒れをした手をタワシで擦るようなものです。
ですから、このようなメーカーのテレビCMなどでは、ブラッシングが不要になるようにシャンプーやリンス、トリートメントでツルツル・サラサラに・・・と、なるわけです。
しかし、石けんシャンプーで洗髪した毛髪は、キューティクルも丈夫な状態ですし、リンスで溶けなかった石けんカスを物理的に落とすためにもブラッシングが必要です。
また、合成シャンプー・リンスを使っている方でも、極度のダメージヘアではないのなら、ブラッシングは簡単で有効なヘアケアです。


以前は、「ブラッシングをすると髪にツヤが出る・・・」と当たり前のように言われていました。

ブラッシングをすると頭皮から出ている皮脂が毛先まで伸びるようになります。
シャンプーリンス&トリートメントで述べたように、油(脂)は毛髪を安定した状態=キューティクルが閉じた状態にします。
植物油をつけるのではなく、自分の体から分泌した皮脂に、その役目をさせることが出来るのです!

また、美容師がブローセットすると、ツヤが出てサラサラした状態に仕上がりますが、これは、ブラッシングしながら乾かしてしるからです。
キューティクルの方向性が整い、収まりが良く、ザラザラ感が無くなる、といったブローをするにはブラッシングしながら乾かすということが必要なのです。
魚のウロコは方向性が整っていれば、キラキラ輝き、ツルツルして見えますが、方向性が整っていなければ、光は乱反射し、ツルツルには見えなくなり、逆さウロコがあれば触れたときにザラザラした感触になったしまうのと同じことです。

美容師と同じようなブローが出来れば問題はありませんが、そう簡単に出来るものではありません。

さらに、ブラッシングには髪を作る「毛母」や髪の色を作る「メラニン色素を作るメラノサイト」に栄養を送るために重要な要素である頭皮の血行を促進させる効果がとても高く、「薄毛・抜毛で悩んでいらっしゃる方」、「白髪が増えてきてお悩みの方」に、簡単に出来るブラッシングが効果的なのです!



ブラッシングの目的と効果


*毛髪の汚れを取り除く。

*頭皮のフケ・分泌物を取り除く。

*頭皮の新陳代謝を促し、皮脂の分泌を促進する。

*刺激と快感を与えるクセ毛の場合、落ち着きを取り戻しストレートに仕上がりやすくなる。

シャンプーの目的と効果と同じものが多いことに気付かれたでしょうか?

ブラッシングを丁寧にすることでシャンプーが楽になります。


ブラッシングのコツ

イラスト5

「とかす」だけとはいえコツが分かれば効果も上がります。
右図のようにブラシを回転させるようにすると、生え際のブラッシングも痛くありませんし、効率も上がります。

1.ブラッシング専用のブラシを使う。

2.濡れている髪をブラッシングしない。

3.右図のように、ブラシを回転させるような要領で、ブラッシングする。

4.毎日数回(寝起き、外出前、昼食後、洗髪前、ブロー後、就寝前)行う。

5.適度な力を加え、生え際から頭頂部に向けてとかし、ブラシが頭皮まで、抵抗無く「スー」っと通るようになるまで続ける。

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ブラッシングの効果

以下のの画像にカーソルを合わせると拡大拡大します。
下記画像のモデルさんは、大きなウエーブのクセがある方で、右側と比較すると、左側は光の乱反射もあり、毛先にかけての落ち着きが無いように見えると思います。


ブラッシングブラッシング















石けんシャンプーを使っている方は・・・

石けんカスが残っているブラシでブラッシングすると、ブラシから髪に石けんカスが戻ってくることもあります。
清潔なブラシでブラッシングするようにしてください。
騙されたと思って、1週間続けてみてください!ビックリするほど効果がありますよ!


ブラッシングと静電気

このページで、ブラッシングは最も簡単で効果が高いヘアケアです!と書きましたが、冬のヘアケアの悩みとして、プラスチックのクシやブラシで髪を梳かすとパチパチと静電気が起こった経験は女性なら誰しもあることでしょう。
朝の忙しい時間に静電気のせいでスタイリングが決まらなくてイライラ・・・・etc


静電気とは・・・

二つの物を擦り合わせると静電気が発生します(摩擦帯電)。これが静電気の最も基本的な発生原因です。人は動いているだけでいたるところが摩擦しますので、帯電します。
また、重ね合った二つの物が剥離するときにも静電気が発生し、これを剥離帯電と言います。
例えば、重ね着をした衣類を脱ぐときや、椅子から立ち上がるときなどに発生します。
空気中の湿度が高ければ、ほとんど静電気は発生しません=湿度が低く乾燥すれば静電気が発生しやすく、冬場に静電気が発生しやすいのはこのためです。

一般に、湿度が35%を切ると静電気が発生しやすく、湿度65%を超えると発生しにくくなる=空気中に自然放電するようになります。


静電気の髪への影響

静電気を帯びている髪には、2万ボルト!という電気が流れると言われています。

このため以下のような症状が髪に起こりやすくなります。

*髪が広がりやすくなる。

*髪がパサつく。

*キューティクルが破損し、髪の内部のタンパク質や水分が流出する。

*枝毛、切れ毛になりやすくなる。

*空気中に漂う、チリやホコリを引き寄せてしまう・・・・・・etc

このような症状が起きる一番の原因は髪が乾燥し過ぎていることです。
また、梳かすことで、「ブラシやクシと髪が擦れ合う」、「髪と髪が擦れ合う」ことで、余計に帯電しやすくなってしまいます。


帯電した静電気を放電しやすくするには・・・・

1.衣類を選ぶ

衣類に静電気が帯電するのを防ぐには、合成繊維は着ないようにして、天然繊維の綿、絹、麻、羊毛などの服を着るようにします。
また、重ね着をする際は、同じ素材のものを重ねるようにすると静電気が帯電しにくくなるようです。


2.加湿

上記のように、湿度が高ければ自然放電しやすくなります。



3.ストッキングやスリッパを履かない

素足であれば自然放電しやすくなります。
また、外出時であれば、スニーカーのようなゴム底よりも革靴の方が自然放電しやすくなります。


ブラッシング時の髪の静電気予防には

1.髪を軽く湿らせる。

濡らしてしまうのではなく、軽く湿らせる程度にとどめましょう。例として・・・、軽くスプレーする。蒸しタオルで湿らせる。


2.髪を梳かすときは、根元から一気に梳かすのではなく、毛先から少しずつ優しく梳かしましょう。

3.髪の傷みの原因となるパーマやヘアカラーは避ける。

4.クシやブラシはプラスチック製を避け、つげ櫛や猪毛のブラシ(柄は木製)など天然素材のものを使うと良い。
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