ブロッコリー ベイナス・中玉トマト・甘長トウガラシ



 4月4日

ベイナス (くろわし) 甘長トウガラシ(ジャンボ 中玉トマト(レッドオーレ)



 4月4日 圃場

 ストックの採花がほぼ終わりました。

 このハウスに上の苗を定植しますが、地温を上げる
 ため4〜5日間密閉します。

 定植を急ぐ場合は、前作物の収穫と同時進行で
 植えてしまってもOKです。

 


 4月14日 準備

 フラワーネットを片付けた後、取り残した花や冬草は
 そのまま草刈機で刈り倒しマルチ代わりにします。

 多年草や夏草がすでに発生している場合、余裕が
 あれば非選択性除草剤(バスタ・ラウンドアップなど)
 を散布して枯らしておきます。

 
 晴天が続けば翌日には草が枯れますので、定植を
 開始します。

 このハウスはよく乾燥している上、表面が締まって
 いないので、トラクターでベッド上を鎮圧した後潅水
 しました。

 この後通路は排水用の溝として使用し、作業時には
 ベッド上を歩くようにします。


 4月23日 定植

 中玉トマト(レッドオーレ)と甘長トウガラシが定植
 適期になったので植えつけました。

 写真では見にくいですが、右がトマト、左が甘トウ
 です。


  トマトの定植方法

 トマトは開花前の大苗を定植します。

 苗の安定を良くし、発根量を多くするため、浅く
 横向きに寝かせて植えます。

 開花の方向は一定なので、収穫しやすい方向に
 向けて植えます。


 トウガラシ類の定植方法
 トウガラシ類は定植の時期によって苗の大きさが
 異なります。

 春分前の寒冷期には開花直前の大苗を、夏至に
 近付くにしたがって若い苗を植えます。

 定植適期を誤ると樹勢がコントロールできなくなり
 、初期の着果不良の原因になります。

 鉢の半分から3分の1を地上に出して植え付け、
 成長後に根元を水で洗い流し、根を露出させます。
 (根洗い)



 5月5日 定植後2週間

 横向きに植えた苗が立ち上がってきます。

 倒伏防止のため、仮支柱を立てて固定します。

 斜めに立てた割り竹に鉄芯入り紙テープを
 しっかり巻き付け、トマトの茎は軽く固定します。




 5月15日
 トマトが着果し始めました。

 ジャンボ甘長トウガラシも大きくなりました。↓



 6月5日  ジャンボ甘長も着果し始めました。
 活着後1ヶ月ほど潅水していませんが元気です。


 6月15日

  モロッコインゲン


  キュウリ も不耕起で問題ありません。


 6月15日

 根洗い

 ピーマン・シシトウなどの苗はごく浅植え
 にし、着果始め頃に根元を高圧の水で
 洗い流します。

 これにより、空中に出た根は太くなり土壌
 伝染性の病気に強くなります。


 7月15日

 収穫の最盛期になり、肥料の要求量も
 増えてきます。
 
 収穫中は樹勢を維持するため、こまめに
 追肥と潅水を行います。

 このとき、作溝したり中耕除草したりして
 土を動かしてはいけません。

 追肥は根元からなるべく離れた位置の
 特定のポイントにだけ集中して施すようにし、
 土壌中に養分の濃淡を作ります。

 @作物が小さい時。及びCa・P・Mg等移動性
  の小さい肥料要素。

 AN・Kなど水によってよく移動する肥料要素。

 作物によっては通路にかけ流し通水して
 水中に施肥しても可です。