２月２５日　　定植 　定植苗の姿です。 　３葉目展開とともに冠根が発生し根鉢が 　出来るのでそれ以降早めに定植します。
	ウネ立て後その中央を歩いて足跡を付け、 　マルチシートを張ります。 　定植時にはたっぷり潅水します。 　その後の潅水は午前中に行い、ウネ中央の 　足跡にも水を貯めます。 　この水がマルチ押さえになって穴ズレを防止 　します。 　また、日中太陽熱により温まった水が夜間の 　保温に役立ちます。

品種による発芽率の差

ゴールドラッシュ　発芽率90％	サニーショコラ　発芽率90％	キャンベラ　発芽率60％

黄粒強甘味種は、品種による発芽率の違いがあります。
品種特性、用土の組成と潅水量に注意して育苗しないと必要な苗数を確保できないことがあります。

	３月１５日　５葉期 　定植後３〜４日間は充分に潅水し、日中葉が 　巻くほど乾燥させないよう注意し活着させます。 　この大きさになったら生育の具合を見て追肥を 　します。 　足跡の水に化成肥料を撒いておくと溶けて液肥 　になるので、時期を見て棒で穴を開け流し込み 　ます。
	３月３０日　分けつの発生 　生育が順調であれば７〜８葉期に分けつが２〜 　３本発生します。 　この分けつ発生は根量とコーンの大きさに 　つながる重要なチェックポイントです。 　スイートコーンは収穫適期の短い作物なので、 　１０日間隔で次々に播種し、収穫期をずらします。
	４月５日 　分けつがしっかりしてきました。 　中央にあけた丸い穴が追肥用の穴です。
	４月１４日 　分けつ前後の追肥が効いて葉色が上がって 　きました。 　この時期急に背が伸びますので、分けつ節 　（空中）からの発根までは倒伏に注意します。 　マルチしてない場合には土寄せをします。
	４月２４日 　雄穂が出穂しました。 　数日遅れて雌穂の絹糸が抽出し、雄花が 　開花します。 　コーンの肥大のために追肥します。 　受精と実入りを良くするため水を切らさない 　ようにします。
	４月３０日 　雌穂の絹糸が出ると共に雄穂から花粉が 　飛びます。 　この時期が２度目の追肥のチェックポイント 　です。 　実の詰まったコーンを収穫するにはこの時期 　以降の肥料・水切れに注意します。

		５月２５日 　今年は天候が不順で、生育期間が１０日間 　ほど長くなりましたが、収穫が始まりました。 　晴天が続かないので毛が元気なままですが 　取り遅れないようにします。