電子カルテ

当院ではすでに電子カルテ: Doctor Softを導入、使用しています。
将来的に患者さん個人の診療デ-タが基幹大病院とオンラインで通信可能?となるに対応する 準備段階と位置付けて導入に踏み切りました。
現在クリニックのシステムは基本的に4台のパソコンからなり、同時異なった4人の臨床 デ-タ-を入力することが出来ます。
電子カルテの利点カルテレセプトコンピュ-タ-の癒合により、来院から診療までの待ち時間 の短縮迅速な記録を可能とする点です。
会計だけのための時間は不要で診療終了と同時に、会計計算も完了することができます。 人為的入力間違いや、訂正の有無をネットワ-ク上の他のコンピュ-タ-からダブルチェックすることが可能です。
患者さんの正確な記録は、システム内のみならず更にbackup専用のPCと外付け2台のハ-ドデスクを設置し、
保存に万全を期し、随時記録の更新を行っています。
サ-バ-の管理は実力以上と考えますので。
日進月歩の機器の開発の時代にあってレセプトコンピュ-タ-では患者記録を含め長期間保存は難点が ありますが、電子カルテでは容易に永続性の問題をクリアしてくれていると考えています。
小さなクリニックですが、これらネットワ-クを形成することでシステム全体が機能しなくなることを回避しています。 また緊急時には遠隔操作でシステムの復旧にあたる専門の会社と保守契約を行い、患者デ-タ-の保存 には万全を期しています。
血液検査の結果は保健科学(検査会社)さんの協力で、フロッピ-からコンピュ-タ-に入力、ID番号のチェック後 各々の患者さんカルテに保存されます。患者情報の流出、機密保持など種々な懸念もあって電子カルテは外部と の直接の連絡はないためフロッピ-入力としています。
通常インタ-ネットは別個のシステムとPCを用いて外部情報の収集と交換にあたっています。
当院の次の目標は画像システムと電子カルテの統合ですが、一歩一歩準備を重ねているところです。
現在画像システムは日本光電さんの御尽力で安静時心電図、運動負荷心電図、ホルタ-心電図も電子カルテに取り込むことが 可能となりました。心電図変化異常は患者さんに理解し易く3色の色で表現してあります。
また超音波は3Zさんとアロカさんの御協力を得て、静止画像のみならずカラ-ドプラーの動画処理、記録が 可能となりました。直接的なネットによる伝送は困難でもCDでは早晩カルテをお渡しできると考えています。
2003年12月末日 記載