合唱ミュージカル「ビリーの木」
レコーディング終了 02.12.28

10月19日に録音を始めた「ビリーの木」も10曲中3曲でストップ。その後「三色草子」との戦いが続いていたのですが,それを録り終え,12月27・28日の2日間で残り7曲を録り終えました。
機材が増えました。合唱ミュージカル系は,15年近くマニピュレーター(コンピューターを使った打ち込みで音楽を創る人)の馬渡静一郎氏のシンセ・ドラムスでアレンジされた伴奏での録音です。ピアノ伴奏版とは,全く違った音楽になります。
「三色草子」も2曲目の“向かいの大寺”に入る「スレイベル」の録音を残していたので,これも多重録音で合唱に重ねました。
「ビリーの木」最後の仕上げは,“季節がこっそり”のオブリガートの重ね録り,12月28日公民館の閉館時刻17:00ギリギリに全ての録音作業を終えました。ヒヤヒヤ,ドキドキでした‥‥
録音の合間に,ドラムスの練習も‥‥それと,それまで知らなかったんですが,4月にピアニストの「国府弘子さん」とのジョイントの時,バンドの一人として演奏されたドラムスの「村石雅行」さんから,スティックにサインしてもらった子がいたんです。
「村石雅行」さんは,ユーミンのCD・全国ツアーでも共演されている有名なドラマーです。熊本県出身,バンド上がりの方かと思ってましたが,なんと,東京芸術大・打楽器科卒業なんです。4月に,目の前で叩き始められる村石さんのシンバルプレイは,ツアーの時のドームを揺らす迫力と違って,すごく繊細でした。
五万とファンもいる方で,熱烈なファンの方が運営されている村石雅行ホームページ(赤いページで有名)(左をクリック)もあります。で,その子に言いました。「それで叩いていると消えてしまうじゃない!!それは飾っておくもんだよ!!」‥‥実は,ユーミンファンである私(土肥)が,コンサートで一番楽しみにしているのが村石さんのドラムプレイなのですから。
「ビリーの木」のシンセの音色決め,もうずいぶん前から子どもたちでできるようになった。これも「馬渡静一郎氏の素晴らしい音楽」のおかげ!!
残る課題は,まだまだ山積。あの2002年4月の「国府弘子 meets ほたて児童合唱団」の膨大な映像クリップを編集し,定期演奏会 第1部で「国府ワールド」を再現する仕事も今から‥‥国府弘子様とヒラメ様こと中山雅恵マネージャーからは,「楽しみにしてますからね!!」と温かい励ましもいただいています。
以前,ほたてのプログラムにも書いたが,ユーミンこと松任谷由実さんのご主人・松任谷正隆氏が,ファンクラブの機関誌に書いておられた「レコーディングに7の労力がかかるとすると,ステージは3の力でできる。」という話。ユーミンのゴージャスなステージとても,孤独で悶々としたレコーディングが何倍も大変で,それがあのステージの元になるのだという。
2003年2月2日(日)のほたて・第19回の碑(いしぶみ)=ステージに向け,子どもたちとがんばります!!
どうぞ,みなさん来てくださいね!!
8月に立ち上げた「ほたてのHP」もおかげさまで3000アクセスを超えました。皆様,ほんとうにありがとうございます。
2002年のUPは,これが最後になると思います。「三色草子」「ビリーの木」のミックスダウン・CDができましたら年明けにご報告します。
どうぞ,皆様よいお年をお迎えください。

ほたて児童合唱団・指導者 土肥章一