いつもお忙しい中,新実徳英先生ありがとうございます。
佐世保は,芸大時代の僕の親友の生地で,彼を訪ねて一度訪ねたことがあります。
とても好きな街だった。
できることなら今回,もう一度是非でかけて行って,佐世保に響く皆さんの歌声を聴けたらと思うのですが,スケジュールの都合で出かけられそうにないのが残念でなりません。
以前『ぼく』を歌って下きったのが七年前とのこと。
その時の僕たちはすっかり大人になったり高校生になったり中学生になったり,皆大きくなったことでしょう。
今日歌って下さる皆さんの中には,ひょっとしてその時生まれてなかった人も含まれているのかもしれません。
新しい皆さんが,あるいは二度目の皆さんが,
どんな『ぼく』を歌ってくれるのかとても楽しみにしています。
音楽と共に生きる歓びをわかち合う,
そのことのために『ぼく』が何らかの役割を果たせるとしたら,
作曲家としてはこれほど嬉しいことはありません。
演奏会の御成功を心より祈っております。
(1993年2月7日 東京・中野の自宅にて)
1993年 ほたて児童合唱団 第9回定期演奏会
(三群の児童合唱・打楽器・コントラバス・ピアノによる「ぼく」に寄せて)
ほたて児童合唱団の皆さんへ
つい今しがた,
皆さんの
「魂の風」の録音を
聴かせてもらったところです。
とても素晴らしいですね。
皆さんの無垢な魂が風にのってこちらに飛んでくるような気がしました。
本番は
どんなにか素晴らしい演奏に
なることでしょう。
とても楽しみでなりません。
皆さんのいろいろな感じ方,
思いを音に込めて,
どうか存分に歌い上げて下さい。
演奏会おめでとう!
新実徳英
2002.1.21 東京の自宅より
2002年 ほたて児童合唱団 第18回定期演奏会
(女声合唱と十七弦箏のための「魂の風」に寄せて)