このページは、過去に姑息な組織の人達により、4回(今回で5回目)ほど画像の削除をされたり僕の関連ページにジャンプが出来ないようにされたページを使用している為、お手数をお掛けしますが【戻る:Alt
+ Left】で、目次に戻って頂ければ幸いです。
今まで新聞各社(厚生労働記者会・県政記者クラブ・他)・雑誌各社・NHK・TBS・他などに言質既存事実に基づいて真相報道するように伝えてきたが、ある全国雑誌で1回だけ厚生労働省と茨城県保健福祉部関係課の言質に基づいて「厚生労働省が刺青を肯定した事実【提示書類:参照】」を全国に向けて真相を普及してくれました。その後、その全国雑誌の編集長は人伝の話で、かなり圧力をかけられたと聞きました。真相報道すべきマスメディアが偏向報道によって、国民を誘導させてコントロールをする。真の報道記者が居なくなってしまった現実に幻滅すると共に偏見報道で部数さえ捌ければ良いという商人魂のマスメディアに呆れてしまう。本来ならば、公平な判断に基づいて真相事実を報道すべきである。
有職者達の見解
入れ墨が犯罪を起こすのでは無く、道義的責任意識や倫理的意識、人道的道徳のモラルの欠落した個々の行動であり、「市職員が起こした不祥事」の本質的問題論点を、国民の目から逸らす為に「入れ墨」という言辞を用いて偏向報道をして狡猾に立ち廻り、有耶無耶にしている。
ここに抜粋してある有職者達の見解は、一時的な思いつきやパフォーマンスなどによる陽動行為などでは無く、道義的定義に基づいて発言されています。
本来、日本国憲法により「思想・信条・表現の自由やプライバシーの侵害をしてはならない。」と施行されている。尚且つ、全国的にみても「入れ墨」をしていない人達の不祥事や犯罪は至る所で多発して蔓延しているが、それらを組織的に隠蔽する体質や偏向報道などを問題視するべきである。
「厚生労働省が刺青を肯定した事実【提示書類:参照】」の真相を報道すべきである。
五輪選手たちのタトゥー、一番人気はやっぱり…
http://www.afpbb.com/article/london2012/london2012-news/2893709/9333944より抜粋
2012年08月06日 18:12 発信地:ロンドン/英国:関連写真23枚
オリンピック選手の「五輪タトゥー」が急増中
http://matome.naver.jp/odai/2134431120857739301より抜粋
ロンドン五輪、オリンピック選手の中に、タトゥー(入れ墨)をしている選手が多かったので、まとめてみました。マイケル・フェルプス選手のタトゥーはカッコいい!
五輪選手“入れ墨”はエリートの印!カラフル“もんもん”だ★ロンドン五輪2012
http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20120806/spo1208061214009-n1.htmより抜粋
ロンドン五輪参加者の中に、タトゥーを入れている選手が目立っている。場所は腕や脇腹、太もも、背中など。最もポピュラーなのが、オリンピックのシンボルマークだ。競泳男子で、すでに五輪史上最多だった通算の金メダル数を18に伸ばし、通算22個のメダルを獲得したマイケル・フェルプス(米国)は腰の下に小さな「五輪」を入れている。米メディアで紹介されたことで有名になった。そのフェルプスにとって、史上最多19個目のメダルとなった「800メートルリレー」のメンバーの一人、コナー・ドワイヤーはその快挙達成後、金メダル仲間に誘われて五輪のタトゥーを入れた。実家に古くから伝わる「子供にタトゥーは禁止」という掟を「今回だけは記念だから」と、1回だけの条件で解いてもらったのだという。また、競泳400メートルリレーで金メダルを獲得したフランスのファビアン・ジロは腕にヘブライ語でタトゥーを入れている。家族に対する感謝の念を込めた言葉だという。米エグザミナー紙電子版によると、オリンピック選手のタトゥーのルーツは1988年のソウル五輪にさかのぼる。競泳で3つのメダルを獲得したクリス・ジェイコブスが帰国途中にハワイに立ち寄り、五輪マークを入れたのがきっかけだという。もっともこんなハプニングもある。英BBCテレビによると、米アトランタから聖火リレーに参加した婦人が英国で記念に腕にタトゥーを入れてもらったが、「Olympic」の綴りが「Oylimpics」と間違って彫られて大泣きしたそうだ。タトゥーを入れる理由は、メダル獲得の記念であったり、選手が自らを奮い立たせるため。目立とうなどといったやましさはなく、「五輪エリートの印」なのだという。この選手たちが大阪市の職員になれないことだけは間違いないが…。
ソニック・ザ・ヘッジホッグを刻んだ五輪選手、銅メダルに輝く
http://www.inside-games.jp/article/2012/08/07/58768.htmlより抜粋
日本のゲームに登場するキャラクターで、世界中でも絶大な知名度を誇るキャラはたくさん存在しますが、セガの代表的キャラであるソニック・ザ・ヘッジホッグもそんなキャラクターの1人ではないでしょうか。なんと現在開催中のロンドンオリンピックで、そのソニックのタトゥーをいれた選手が出場して話題をよんでいます。選手の名前はハビエル・クルソン(Javier
Culson)で、今回のオリンピックのためにタトゥーをいれたようです。日本ではなじみの少ない選手なので、少し彼について紹介しておきたいと思います。クルソン選手は現在28歳で、プエルトリコの陸上選手。今大会では代表の旗手も務めたプエルトリコを代表するアスリートです。今大会出場した400メートルハードルでは、準決勝では記録を出しました。決勝では惜しくも敗れましたが、見事銅メダルを獲得しました。クルソンの銅メダルは同国今大会初めてで、プエルトリコ史上でも初めてオリンピックの陸上競技でメダリストとなりました。まさに、ソニックのごとくトラックを駆け抜けたクルソン選手の勇姿はNHKのオリンピック特集ページから見ることも可能ですので、ぜひ見てみて下さい。
刺青文化、長く深く浸透 魔除け・愛の誓い・絵柄の美…
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201206050170.htmlより抜粋
「TATTOO〈刺青〉あり」の公務員はありえない? 大阪市の橋下徹市長は、いれずみやファッションタトゥーを入れているか、回答義務つきで市職員に調査、配置転換も検討している。倶利迦羅紋々(くりからもんもん)で人を脅す公務員など論外なのは言うまでもない。しかしいれずみ文化史は、意外に長くて広くて深かった。
■墨を入れる理由は
熊本保健科学大学の小野友道学長(皮膚科学)は1970年、学童検診にあたっていた返還前の沖縄で、出会う何人ものお年寄りの女性の手の甲に美しいいれずみがあるのを発見した。「身構えたが私の無知で、魔よけや願掛けなどの針突(はづき)という広く行われた習俗だった」
小野さんは熊本県でも、手首に小さな青い点をいれずみしている高齢の女性を診察することがあるという。「イグサ刈りという厳しい農作業で手を痛め、治療のためツボに針を入れる。次に打つ時の印として、あるいは既に癒やされたという確認のために入れた古来の知恵です」
小野さんは、古今の記録を調べて一昨年、『いれずみの文化誌』を出版した。日本最古のいれずみの記録は3世紀の中国の史書『魏志倭人伝』にさかのぼる。
大阪市の調査は、児童福祉施設職員が子供をいれずみで威嚇した事件が発端。橋下市長は「公務員のいれずみ=許されない」という得意の〈単純化〉で、「いれずみ職員は民間へ」と促す。だが、人はなぜ体に墨を入れるのか。
小野さんによれば(1)他者を脅すという以外に(2)江戸時代の遊郭で始まった男女の愛の誓い(3)犯罪者への刑罰(4)絵柄自体の美しさに魅了(谷崎潤一郎『刺青』)(5)治療や癒やし、など理由は多岐にわたる。
「そのほかに自傷行為の場合もある。リストカットと同じ。いれずみは自分を助けてほしいという心の泣き声」と小野さんは言う。
■チャーチルやスターリン、英王室も
もっとも歴史をひもとけば、政治家のいれずみさえ珍しくない。チャーチルやF・D・ルーズベルト、スターリンにも見られた。小泉純一郎元首相の祖父で逓信相だった又次郎にもあったとされる。佐野眞一『小泉純一郎―血脈の王朝』によると、又次郎が背中から二の腕、足首まで彫った入れ墨は、九紋竜だったとも、『水滸伝』の魯智深(ろちしん)、すなわち花和尚だったともいわれる。
ケンブリッジ大図書館日本部長の小山騰(のぼる)さんは、英王室を中心にヨーロッパ貴族社会で起きたいれずみブームを研究、『日本の刺青と英国王室』を一昨年出版した。明治初期、日本政府は野蛮な習俗としていれずみを禁止したが、逆に文明国の貴族には憧れの対象。わざわざ日本で彫るいれずみは「大変な熱狂状態」と当時の英紙は報じた。のちのジョージ5世とアルバート王子も、1881年の来日時に鶴と竜を彫った。
小山さんは「今の英国でも知られていないと思うが、たとえ知ったとしてもそんなに驚かないのでは。いれずみを入れる、入れないはまったく個人のこと。公務員がいれずみを入れているかどうかで大騒ぎするのは大人げない」。米国でも軍人や警察官などのいれずみは珍しくない。橋下氏のもう一つの得意技、〈グローバル化〉の中で考えると、いれずみ調査自体が相当異質だろう。
■「弱さの象徴、糾弾する意味あるか」
前出の小野さんは、いれずみを消す手術も数多くした。「体に異物を入れるいれずみは健康上よくない場合もあるので、医師としては決して勧めない」としたうえで、「いれずみは文化だ」とも断言。「単純化には意味がない。若いときに悩んで入れ、苦労してようやく正業に就けたのが市職員、というケースもあろう。今、糾弾する意味があるのだろうか。いれずみは人間の弱さの象徴。私は、入れてしまった人の側に立ちたい」と話した。(近藤康太郎)
〈いれずみ〉 刺青、タトゥーとも言う。針などで皮膚を傷つけ、墨や朱などを入れて着色する。埴輪(はにわ)にもその跡が見られるなど、先史時代から存在する。
職員リストが捏造だっただけではなく、「入れ墨を見せて子どもを脅した」というのもでっちあげだった(一言追記有り)
http://blogos.com/article/41149/より抜粋
「市職員が入れ墨を見せて子どもを脅した事件」はなかった!?
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/3f1a4752f6617c68c908576e023c3bc4
≪上記URL記事は、下記に内容記載されているので割愛します≫
こちらのエントリ-で、件の職員は子供を脅した事実は認められなかったから何ら処分も受けず他部署に異動していることを確認している、とのジャーナリスト吉富有治氏のツイートをご紹介しましたが、新聞報道されたのは初めてではないでしょうか。入れ墨見せて脅したなんて真っ赤な嘘、包丁がある調理場で子ども達がふざけないよう注意しただけってのが真実のようです。これではそもそも入れ墨調査などする必要などなかったではありませんか。違憲の思想調査を行うきっかけは捏造された職員リストでした。
違憲の入れ墨調査強要を行うきっかけもありもしないでっちあげだったのです。
橋下市長は思想良心の自由、表現の自由を侵す憲法違反行為を二度も強行しました。しかしふたつともその口実が捏造された事実だったとはどれだけ悪質なんでしょうか。証拠をでっち上げて無実の人間を有罪に貶める犯罪と変わりないです。これは橋下市長の責任を厳しく追及すべきです。
それと同時に事実を確認しようとせず、でっち上げてあったことが判明してからも橋下氏を追及しようとしない報道機関の姿勢も厳しく問われるべきだと思います。
教育基本条例NO!大阪「君が代」起立斉唱条例と教育基本条例に反対する情報交換ブログ
http://blog.goo.ne.jp/kimigayo-iran/e/1e0a8dff01b25374b54c8eeeef6bfe54より1部抜粋
「市職員が入れ墨を見せて子どもを脅した事件」はなかった!?2012-06-11 21:41:09 | 橋下教育改革橋下市長は、大阪市職員が入れ墨を見せて子どもを脅したことを取り上げ、大阪市職員と教職員に対して入れ墨調査を行った。調査そのものを拒否する大阪市職員に対して、橋下市長は処分を検討している。
しかし、そのきっかけとなった「入れ墨で子どもを脅した」とされる事実そのものがなかったというのだ!全く驚くべきねつ造による「入れ墨調査」であることが明らかにされています。
以下、朝日新聞の該当記事です。
威嚇の事実確認できず
なぜ、入れ墨を入れる職員がいるのか。大阪市のケースとのつながりは不明だが、時代の変化もあるのかもしれない。大阪・梅田でクリニックを開く浜口雅光さんのもとに入れ墨の除去手術を希望する人が訪れる。10~30代が多く、「軽い気持ちで入れた人がほとんど。就職や結婚の際に訪ねてくる人が目立つ」。調査の発端となった児童福祉施設の男性職員のケースはどうだったのか。
市は「詳細は不明」としつつ、「公務員になる前の調理師時代の入れ墨ではないか」と説明。調査の過程で「子どもを脅した」とする当初の新聞報道と異なる実態が見えてきたという。
市によると、この職員は施設で調理を担当。熱湯が入った大鍋や包丁などが並ぶ調理場で子どもた竃がふざけないよう、厳しい口調で注意したという。「入れ墨で威嚇した」という事実は確認できなかった。
入れ墨調査の問題が浮上し、部落解放同盟大阪府連合会は「重大な人権侵害」と抗議した。声明文では、被差別部落出身者が公務員に採用されるに至るまでの経緯をこう説明した。「同和地区は差別の結果、就職の機会均等が保障されず、不安定な就労実態にあった。安定した仕事もなく貧困のもとにおかれていた」「部落解放運動の仕事保障運動によって公務員採用の通が開けた」
大阪府連合会のある幹部は言う。「若いときに粋がって遊び心で入れてしまい、後悔している人が多い。再起を誓い公務員になった人々もいる。(調査は)過去への制裁だ」
以下、この記事をいち早く取り上げたリブインピースブログより転載
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/3f1a4752f6617c68c908576e023c3bc4
「市職員が入れ墨を見せて子どもを脅した事件」はなかった!?
大阪市職員に対する「入れ墨調査」が問題になっているが、昨日(6/9)の朝日新聞朝刊の「入れ墨調査は必要か─職員全員に申告要求」という記事に、さりげなく重要な事実が書かれていた。
「市職員が入れ墨を見せて子どもを脅した事件」はなかった!?
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/3f1a4752f6617c68c908576e023c3bc4より抜粋
大阪市職員に対する「入れ墨調査」が問題になっているが、昨日の朝日新聞朝刊の「入れ墨調査は必要か─職員全員に申告要求」という記事に、さりげなく重要な事実が書かれていた。
■威嚇の事実、確認できず
調査の発端となった児童福祉施設の男性職員のケースはどうだったのか。
市は「詳細は不明」としつつ、「公務員になる前の調理師時代の入れ墨ではないか」と説明。調査の過程で「子どもを脅した」とする当初の新聞報道と異なる実態が見えてきたという。市によると、この職員は施設で調理を担当。熱湯が入った大鍋や包丁などが並ぶ調理場で子どもたちがふざけないよう、厳しい口調で注意したという。「入れ墨で威嚇した」という事実は確認できなかった。
」この調査は、「市職員が入れ墨を見せて子どもを脅した」という不祥事が報じられたのを受けて橋下が命令したものだった。ところが、何とその「不祥事」自体が事実でなかったというのだ。
これって、どういうこと?
事実を誤って報じたマスコミの責任なのか、意図的に事実と違うことを流した者がいたのか?
いずれにしても、橋下の市職員への攻撃に格好の口実を与えたニュースが、実は事実でなかったいうのは重大。こんな重大なことが、記事の片隅で触れられるだけなのはおかしい。
もっと大きく伝えて、訂正・謝罪すべきだ。
大阪の入れ墨職員「消せと言うがいくらかかるかわかるのか」
http://www.news-postseven.com/archives/20120528_111155.htmlより1部抜粋
入れ墨職員にも言い分がある。次に紹介するのはH氏の元に集まってきた声だ。 「自衛隊、警察官のように採用の可否に関して条文があるならわかる。しかし、大阪市にはそれがなかったから自分は就職した」「橋下市長は自分が茶髪を黒く染めたことを引き合いに出して消せばいいという。でも、いくらかかるのかわかっているのか」H氏によれば入れ墨を消すには入れる時の10倍の費用がかかる。背中一面の場合、数百万は下らない。また、ある職員は、こう憤ったという。 「大阪改革のパフォーマンスの一環なら直ちにやめてほしい」 ※週刊ポスト2012年6月8日号
入れ墨調査必要なし
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120524-OYT8T01343.htmより抜粋
仲川市長 プライベートの部分
大阪市が全職員に実施した入れ墨調査について、仲川市長は24日の記者会見で「プライベートの部分に入り過ぎるのはいかがなものか。奈良市では調査するつもりはない」と述べる一方、「(奈良市も不祥事が多いので)調査したくなる気持ちはわかる。職員は、私生活でも公務員であるという自覚を高めるべきだ」と語った。市によると、服務規程では入れ墨を禁止していない。大阪市では環境局の職員ら110人が入れ墨をしていると回答した。(2012年5月25日 読売新聞)
入れ墨調査を批判=福島社民党首
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120523-00000126-jij-polより抜粋
社民党の福島瑞穂党首は23日の記者会見で、大阪市が職員を対象に入れ墨の有無を確認する調査を実施したことについて「(入れ墨を入れた)過去に対する制裁だ。公務員のプライバシーを侵害している」と批判した。時事通信 5月23日(水)19時22分配信
大阪市労連、提訴を検討 入れ墨調査問題
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201205230011.htmlより抜粋
大阪市が教育委員会を除く全職員約3万4千人に入れ墨の有無を尋ねた調査について、市労働組合連合会(市労連)の弁護団は22日、職員への人権侵害にあたるおそれがあるとして、市を提訴する検討を始めた。調査は、手足や頭部など「業務中に市民の目に触れる可能性がある部分」の入れ墨については記名式の調査票で回答を義務づけ、その他の部分は任意で答えるよう求めた。橋下徹市長は、入れ墨があると答えた職員の配置転換や、調査を拒否した職員を昇進させない方針を示している。弁護団によると、市の方針を受け、複数の職員から相談があったという。弁護団は22日、会議を開いて対応を協議。北本修二弁護士は終了後、「体の見えない部分のことを聞くのは明らかに問題。ファッションのタトゥーと威圧感を与える入れ墨を同列に扱うのもおかしい」と主張し、市の調査は職員のプライバシーを侵害しているおそれがあると指摘した。
入れ墨騒動を巡り 橋下維新の会 内部分裂- ゲンダイネット(2012年5月22日10時00分)
http://news.infoseek.co.jp/article/22gendainet000169361より抜粋
大阪市の橋下徹市長(42)が率いる「大阪維新の会」が、職員の入れ墨騒動で亀裂だ。橋下は「(ファッションでタトゥーを入れている)レディー・ガガが大阪市職員になるなら、断る」とヒートアップするばかりだが、維新の会のメンバーからも「やりすぎ」という批判が噴出しているのだ。
「全職員の入れ墨調査は職務と直接関係ない。私ならやらない」
記者会見などで公然と橋下を批判しているのは、堺市の竹山修身市長(61)だ。竹山は元大阪府職員で人事課長などを歴任。09年9月の堺市長選で維新の会の全面支援を受け、民主・自民・公明・社民の4党が相乗りした現職候補を破り、初当選を果たした。竹山にとって橋下は恩人で維新の会の同士だ。身内同然の仲間が入れ墨問題で公然と橋下に反旗を翻したのだ。
「竹山氏は橋下氏の金看板である『大阪都構想』にも反発しています。構想では大阪府と大阪市だけでなく、堺市も統合・再編の対象。大阪市と堺市を廃止し、両市域を10~12の特別自治区に分割するのです。しかし、堺市は政令都市になって、まだ6年。竹山氏にすれば市の分断は時期尚早で、“オレのシマまで勝手に荒らすな”という感覚なのでしょう。今年2月には都構想の推進協議会への参加を辞退。今回の入れ墨騒動で『脱橋下』は決定的となりました」(大阪府政関係者)
今まで維新の会は一枚岩とみられてきたが、内情はそうではないことを露呈したのだ。橋下の手法に疑問を感じているメンバーは他にもいる。維新の会の足並みが乱れてくれば、国政進出にも影を落としかねない。今回の騒動は、橋下の支持層にも影響を及ぼしている。入れ墨をしていた職員110人のうち、環境局が73人を占め、全員がごみ収集を担当する「現業職員」だった。「府知事時代の橋下氏は、府幹部の天下り団体や教育委員会の改革には熱心でしたが、現業職員をやり玉に挙げることはなかった。そのため、現業職員たちは“橋下サンは俺たちの味方”と思い込んでいた。支持層には現業職員やその親族も多かったのです。ところが、市長に転じると、『市営バス運転手は高給すぎ。民間並みに削減する』『市営地下鉄駅で喫煙の職員は免職だ』と、現業職員を目の敵にし始めた。彼らにすれば裏切られた思いで、今回の入れ墨騒動が決定打です。橋下離れは進むばかりです」(別の大阪府政関係者)
今回の騒動で大阪市には「入れ墨で免職はヒドイ」「入れ墨を背負った人の更生の妨げにもなる」という抗議が殺到。さすがの橋下も「誰からの電話にも出ようとせず、気がめいっているようだ」(知人)という声が聞こえてくる。身内の離反と支持層の消滅というダブルパンチ。
入れ墨問題は、開けてはいけない「パンドラの箱」だったのか。
(日刊ゲンダイ2012年5月19日掲載)
橋下徹大阪市長入れ墨調査はプライバシー&思想・信条・表現の自由の明らかな侵害
http://blog.goo.ne.jp/goo21ht/e/a59e827187a2a849fa16ce4e64abd8d9より抜粋
調査のキッカケは今年2月に市職員が児童福祉施設で児童に入れ墨を見せていたことが発覚したためで、橋下徹市長が調査を指示したという。橋下市長名通達「入れ墨が見えるような服装で業務を行うことは不適切で、市民の目に触れれば不安感や威圧感を持ち、市の信用失墜につながる」このような通達文書を全職員に配布、人目に触れる腕や足などについては、入れ墨の大きさや部位を記入するよう記名式で回答を義務付けているという。回答は5月10日まで。調査書はご丁寧にも身体全身の前面と背面の人体イラスト付きで、入れ墨箇所と範囲を記入するよう指示しているとのこと。例えば龍の刺青なら、肩から背中、さらに胸の当たり、左右の二の腕当りまで入れているということがあるから、人体イラストの相当する箇所を隈なく塗りつぶさなければならない。龍とか桜吹雪の入れ墨なら、黒のマジックで塗りつぶすのは折角の入れ墨が満足に伝わらないことになるから、赤、ピンク、黒のマジックを使い分けて、より正確に書き写したらいいのではないだろか。橋本市長がその人体イラスト図を見て、「おっ、これは見事そうだ。実物を見て、実際に見事なら、許してやろう」という気に、・・・・まあ、ならないだろうが。市人事室「全国の自治体で初めての調査だが、法的な問題はない」法律上問題はない取っているが、果たしてそうだろうか。憲法が保障する思想・信教の自由、表現の自由を侵す調査ではないと断言できるのだろうか。調査結果を基に、職員の配置転換やルール化を検討するそうだ。赤黒い怒りの形相も露な閻魔大王の鎮座した入れ墨を背中中央にデンと彫った職員は市営火葬場(所有しているなら)に配置するのだろうか。閻魔大王はウソをついた人間の舌をやっとこで抜くというから、市議会開催のたびに一段と高い場所に鎮座させて上半身裸にさせ、ウソを得意としている人種でもある政治家に位置している市議一同に閻魔大王の入れ墨をご開帳させて、ウソをついたら舌を抜かれるぞという暗示としたなら、子供騙しではあっても、後ろめたさぐらいは与える効果があるかもしれない。いや、そんな玉は政治家人種に存在しないか。5月2日の記者会見。橋下市長「人事管理として聞いておくのは問題ない。まともな組織だったら、こんなことやらなくてもいい」要するにプライバシーの侵害にも当たらないし、思想・信条・表現の自由の侵害にも当たらないと御託宣している。同じ内容を扱った、《橋下市長「人事配置の参考に」大阪市職員の入れ墨調査》(スポニチ/2012年5月3日 06:00)記事は調査主体は橋下市長を委員長とした3月発足の「市服務規律刷新プロジェクトチーム」だと伝えている。
右崎正博独協大大学院教授(憲法)「表現の自由やプライバシーに関する事項を申告させるには、よほどの必要性がなければいけない。市民に威圧感を与えるというだけで大阪市が調査するのは認めにくいのではないか。職務能力には直接関係のない問題で、市が強制力をバックに申告させ、従わなければ処分というのは乱暴だ」
鎌田慧氏・ルポライター「暴力団の構成員だったら問題だが、今はファッションで入れ墨をする人もいる。長袖を着るなど、本人が隠すように気を付ければいい。思想表現の自由に関わるだけに見逃せない。上からがんじがらめにされて萎縮した職員に柔軟で良質な市民サービスはできなくなるだろう」
大阪市職員労働組合「仕事と入れ墨とどういう関係があるのか。調査に問題がないか、弁護士と検証している」
大阪市役所労働組合「今後、入れ墨だけでなく服装やひげなどまで調査が広がり、個人の自由やプライバシーが侵害される可能性がある」
このような批判がある一方で、インターネット上にはかなりの賛成意見が飛び交っている。その多くが「公務員だから」という理由を挙げていて、一般人よりも公務員に対してより厳しい規律を求めている。ということは、一般人は公務員よりも規律は厳しくなくてもいいことになる。職務上の規律にしても社会人としての規律にしても、公務員と一般人と何ら変わらないと思うが、違うのだろうか。公務員だからと言って、特別な資質を求めるとしたら、その要求に対する相応の代償が必要になる。その代償が一般勤労者よりも高い賃金、公務員宿舎の民間相場よりも遥かに安い家賃に相当するとしたら、何も批判ができなくなる。かつてのヤクザやその類いが強がるために彫った入れ墨と最近のアクセサリーとしての入れ墨を分けて考えなければならない。強がるために彫った入れ墨と書いたが、初期的には彫ることで少なくとも強さを感じたい欲求が動機となった入れ墨であるはずだ。入れ墨は誰もが彫るわけではないゆえに自身を特別な存在だとする意識(=特別な存在意識)が働き、その特別な存在意識がある種の強さを自身に与える。その強さを自身の中にとどめておくことができずに入れ墨をひけらかして自身が特別な存在であることを他者にも知らしめたい衝動が往々にして働き、ヤクザやその類いが入れ墨をひけらかして暴力を振るったりするのは例外だが、ひけらかしたといっても、それが実際には人間としての強さの証明でも何でもないことから、結果的に他人から見ると強がりが目的の入れ墨となってしまうし、本人からしても強がりで終わってしまうひけらかしとなる。市職員が児童福祉施設で児童に入れ墨を見せていたことが発覚したことが入れ墨調査のキッカケだということだが、それがどんな入れ墨か記事が書いていないから、前者に入る入れ墨なのか、後者の入れ墨なのか分からないし、単に見せただけなのか、見せた挙句に、「おじさんは強いんだぞ」と何らかの威迫を与えたのか、それも分からないが、例え入れ墨をひけらかして乱暴な口を利いて相手に威迫を与えたとしても、あくまでも個別的事案であって、入れ墨をしている者すべての問題ではないはずだ例えば市役所の窓口担当で書類を閉じたバインダーなどを持ち上げると、長袖がまくれて手首にまで彫った入れ墨が市民の目についてしまうといった場合にしても、本人は結構意識して手首の入れ墨が他人目に触れるようにバインダーなどを持ち上げるものだが、いわば自分は特別な存在だという意識を抑えがたくそうしてしまうものだが、このような例にしても、個別的な事案であって、上司が注意するなり、持ち場の配置換え等を行なって個別に解決すべき問題であろう。もし公務員だからという理由で彫った場所や大きさに応じて入れ墨を断罪するとしたら、必ずしも入れ墨が決める勤務態度でも、本人の規律の程度でもないにも関わらず、入れ墨で勤務態度や規律の程度を決定することになって、プライバシーや思想・信条・表現の自由にまで入り込む、その明らかな侵害に当たるはずだ。
かつて女性が髪を染め出した頃、まともな女性がすることではないと世間は眉をひそめた。ましてや若い男が染め出すと、「何だ、男のくせに」と非難の眼差しを向けた。染髪の習慣が初期の頃は就職の面接で他に理由を設けて不採用の差別をつけ、市役所等では染髪の習慣が広まるまで髪を染めた女性は一人としていなかったかもしれない。それが現在、女性のみならず、男性も若い男性だけではなく、結構年のいった、高齢者に属する男性も髪を染めている。少なくとも現在では髪の色で公務員と一般勤労者を差別する習慣はないはずだ。染髪の習慣が一般的でなかった時代、他の女性に先駆けて髪を染めた女性はいわば先駆者とさえ言える。橋下徹市長にしても、確かかつて髪を染めていたはずだ。県知事という名の公務員の身分となったから、髪を染めるのはやめた、その流れで市長になっても髪を染めないままでいるとしたら、職務上の規律にしても社会人としての規律にしても、公務員と一般人と何ら変わらないというルールに反して両者の規律に差別をつけていることになる。入れ墨にしてもそうだが、髪を染める染めないは規律とは関係しない個人の嗜好が決める問題であるはずだ。その嗜好は勿論、プライバシーや思想・信条・表現の自由の保障が許容する範囲内の決定事項でなければならないが、法律が禁じているわけではないのだから、許容範囲にあるはずだ。実質的な規律で勤務態度を計るのではなく、髪の色や入れ墨で勤務態度を計る。あるいは人柄を図る。プライバシーや思想・信条・表現の自由の明らかな侵害でなくて、何と言ったらいいのだろうか。染髪と同様に最近若い男女の間で流行り出したアクセサリーとしての入れ墨が一般男女の間で当たり前となる時代を迎えるかもしれない。
橋下徹大阪市長の入れ墨で人間を判断・評価することの正当性を再度問う
http://blog.goo.ne.jp/goo21ht/e/12d67e0f089b87bc9594bc086407f886より抜粋
橋下徹大阪市長独裁的命令の大阪市役所全職員対象入れ墨調査は110人判明の大成果を挙げた。意外とたくさんいるものだなあという印象を受けたが、入れ墨で人間を判断するつもりはない。逆に評価するつもりもない。入れ墨の種類、大きさ、人に与える印象等に関係なしに一人ひとりがどういう人間か知らないから、その人間性を判断もできないし、評価もできないからだ。橋下市長は入れ墨職員を市民と接触がない部署に配置転換する意向だという。いわば市役所内での市民との接触を禁じ、隔離するということである。独裁国家が人権活動家を隔離し、市民との接触を禁じるようにである。110人の大成果を受けた橋下市長の発言を、《大阪市職員110人が「入れ墨」 橋下市長「組織として異常」》から見てみる。橋下徹大阪市長「やっぱり、組織として、僕は異常だと思っています。何から何までが異常。入れ墨をやったからといって、人間的に全てだめだとか言うつもりもないんですけど。何をやったってクビにならない、何をやったって降格にならないというね、そういう甘えというものが全部出ていると思いますよ」入れ墨をしていることが「何をやったってクビにならない、何をやったって降格にならないというね、そういう甘え」にどうつながるのか理解できない。飛躍があり過ぎないだろうか。「何をやったってクビにならない、何をやったって降格にならないというね、そういう甘え」は深く個々の公務員としての倫理意識・責任意識にかかっているはずだ。倫理意識・責任意識は公務員としての職務上の行動として現れる。その行動は職場から離れた一般社会に於いても社会人としての行動としても現れるだろう。いわば公務員としての倫理意識・責任意識は社会人としての倫理意識・責任意識と相互対応しているはずだし、相互対応させなければならないはずだ。それが公務員としての、当然、相互対応の関係性からして社会人としてのということにもなるが、倫理意識・責任意識に反する行動を取る人間であるなら、入れ墨を彫った精神性と深く関係し、そのような精神性が倫理意識・責任意識に反する行動を取らせていると見ることはできる。だが、入れ墨を彫った全ての人間が公務員としての、さらに社会人としての倫理意識・責任意識に反する行動を取るとは断言できないはずだ。だからこそ、橋下市長は「入れ墨をやったからといって、人間的に全てだめだとか言うつもりもないんですけど」の発言となったはずだ。以上見てきたことと橋本市長のこの発言から見ても、入れ墨を基準にその人間の倫理意識・責任意識を判断・評価するのではなく、あくまでも入れ墨に関係なく、個々の行動からその人間の倫理意識・責任意識を判断・評価しなければならないことになる。このことは前科者を例に取るとよく理解できる。何か重大な犯罪を犯して逮捕、裁判、有罪判決、刑務所入所・出所と経て、前科者として社会復帰を果たした人間はその前科で判断される偏見に往々にして曝されるはするが、実際は前科で判断・評価されるべきではなく、あくまでも偏見を排して刑期を終えた以降の社会人としての責任意識・倫理意識に則って行動しているかどうかの素行(=行動)で判断されるべきであろう。
だが、橋下市長は「入れ墨をやったからといって、人間的に全てだめだとか言うつもりもないんですけど」と入れ墨を基準としてその人間を評価・判断するつもりはないと言いながら、あるいは入れ墨を基準にその人間の倫理意識・責任意識を評価・判断するつもりはないと言いながら、その発言と矛盾させて、「何をやったってクビにならない、何をやったって降格にならないというね、そういう甘えというものが全部出ていると思いますよ」と、入れ墨と人間性を否定的評価・判断で結びつけ、そのような否定的要素が否定的行動となって現れるだろうと看做す断定を行なっている。いわば入れ墨で人間を評価・判断している。この人間価値判断は前科者に対して前科で人間を評価・判断するのと同じ構造を取っていると言える。
その行動が公務員としての倫理意識・責任意識に則っているかどうかはあくまでも個々の行動から見るべきであって、このことに反して入れ墨で人間を判断・評価し、公務員としての倫理意識・責任意識までも否定するのは、5月7日(2012年)当ブログ記事――《橋下徹大阪市長入れ墨調査はプライバシー&思想・信条・表現の自由の明らかな侵害 - 『ニッポン情報解読』by手代木恕之》にも書いたように、やはりプライバシーや思想・信条・表現の自由の明らかな侵害に当たるはずだ。
上記「FNN」記事は、市の児童福祉施設の職員が児童に入れ墨を見せて脅したことをキッカケとして今回の調査が始まったと書いているが、大の大人が入れ墨を見せて年端もいかない児童を脅すこと自体が、それが底なしの愚かさから出た行為であっても、大人げなさを大きく通り越した狂気とも言うべき異常な個別性であって、そのことを以って入れ墨をしている全ての人間を判断・評価するのは人権侵害というだけではなく、そのように判断・評価する橋本市長自身の個別性自体も狂気を持った異常性さえ感じざるを得ない。橋本市長がなすべきことは入れ墨をしている職員全てが児童福祉施設の職員のような人間ばかりではない、真面目に職務に励んでいる職員もいると、入れ墨で人間を判断・評価する社会的な偏見を取り去ることであったはずだが、逆に入れ墨で人間を判断・評価する社会的偏見を犯している。
現在ある社会的偏見から考えると、入れ墨が理由で配置転換を受けた職員は、配置転換の理由を知り得た人間から、それが同じ市役所内の人間であっても、一般市民であっても、その職員の職務上の行動・私生活上の行動を直接的にも間接的にも知り得る機会を持たなかった場合、以後、入れ墨で人間を評価・判断される危険性に曝され続ける確率が高いことになる。もしそうなったなら、橋本市長自身も大きく担った確率とも言える。その職員の職務上の行動・私生活上の行動を直接的にか間接的にか知り得る機会を持った場合、入れ墨で人間を判断・評価することから行動で判断する、いわば見方を変える可能性は捨て切れない。社会的偏見からの踏み出しである。
職員の入れ墨「即ダメではない」と仙台市長
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120517-OYT1T00011.htm?from=popinより抜粋
仙台市の奥山恵美子市長は16日、定例の記者会見で職員の入れ墨を認めるかどうかについて、「即ダメと言うことではないと思う」と語り、入れ墨をしている職員の分限免職を検討する大阪市の橋下徹市長とは一線を画す姿勢を示した。大阪市では、環境局の職員約50人が入れ墨をしていることが判明し、橋下市長は教職員を除く全職員を対象に調査したところ、110人が「入れ墨をしている」と回答した。
にわかに注目を集める公務員の入れ墨問題に関し、奥山市長は「昔からの入れ墨の形式から、シールで一定の期間だけ文様を付けるものもある。海外では入れ墨的なものを楽しんでいるので、文化の問題として考える必要がある」と述べ、職員への調査を行う考えはないとした。
(2012年5月17日09時12分 読売新聞)
入れ墨よりやる気が大事=河村名古屋市長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000115-jij-sociより抜粋
時事通信 5月17日(木)18時43分配信
名古屋市の河村たかし市長は17日の記者会見で、大阪市が職員の入れ墨の有無を確認する調査を行ったことに関連し「やる気があることの方が大事だ」と述べた。市職員の入れ墨については問題にしない考えを示したものだ。市長は「職員になってから入れ墨を入れるのは公務員としての倫理観があるので遠慮してほしい」とした上で「改心した人で入れ墨が入っている人は採用してはいけないのか」と強調した。
平成24年5月16日:仙台市長 奥山 恵美子:市長記者会見
http://www.city.sendai.jp/kaiken/120516outou.htmlより1部抜粋
(7)大阪市で入れ墨をした職員が100人以上いるという報道があるが、市長の所感を伺う
入れ墨とか、ひげ、かつては茶髪など、公務員として然るべき服装なり、市民の方と相対する時の身だしなみについてどうあるべきかとして私は考えるのですが、基本的には入れ墨が即駄目であるということではなかろうとは思います。入れ墨といっても、昔からの入れ墨の形式からシールで体を使ったアクセサリーのようなもので一定の期間だけそこに紋様を付けることも可能であると聞いています。我々は多くの市民の方に接するのが仕事ですから、市民の方が少なくともそれによって不快感を覚えるとか、何らかの恐怖心を覚えるということであれば、きちんとそういったものが現れないような形で身だしなみを考えていく必要があると思います。ただし、即悪かということになると、広い文化の中では、ある種入れ墨的なものを楽しむという要素も海外にはあったりするようですので、それらも含めて受け止められる方がどうそれを見るかという文化の一つの問題として考える必要があると思います。
(8)程度の問題ということか
そうだと思います。例えば、口ひげがあることが市の職員として不適切なものだと原理原則として思っていることはないです。口ひげもいろいろあるだろうなと思いますけれども、中にはありようによってはいかがなものかというものがあり得ないとも言えませんので、それは良識に沿ってということだと思います。それは髪の毛であるとか、ひげであるとか、肉体に接しているものだけではなくて、そもそも公務員の服装で、例えばサンダル履きでいい場合もあれば、サンダル履きでは失礼な場合もあるということと同じ身だしなみの一つかと思います。
(9)仙台市で入れ墨の調査を行う予定はあるか
私も三十数年市役所の中で仕事をしてまいりましたが、同僚の中に入れ墨を見かけたことはございません。している者ももしかしたらいるかもしれませんが、少なくとも外形上それが現れている例は聞き及んでいませんので今の時点で特に調査をする必要があるという考えはありません。
大阪労働者弁護団:大阪市による全職員対象「入れ墨に関する調査」の中止を求める声明
http://homepage2.nifty.com/lala-osaka/より抜粋
2012年5月8日 大阪労働者弁護団 代表幹事 大川一夫
大阪市が本年3月21日付けで設置した「大阪市服務規律刷新プロジェクトチーム」は、大阪市職員の服務規律の厳格化の一環として、全職員に対し、記名式による「入れ墨に関する調査」を実施している。この「入れ墨に関する調査」は、5月1日から同月10日までを調査期間とし、全職員に調査票を配布して、作成日及び氏名の自署を求めるものである。調査票別紙1-1は、人の胴体及び大腿部に斜線を引いた前面図と後面図を掲載し、「斜線部以外」すなわち肩から指先まで、首から上、膝から足の指先までを調査部位と指定して、
「1 現在、あなたは入れ墨やタトゥー(右図の斜線部及びアートメイクを除く)をしていますか。」
「2 入れ墨やタトゥーをしている部位はどこですか。(右図に○印で場所を記入のこと。)」
「3 入れ墨やタトゥーの大きさはどのくらいですか。」の設問を置いている。
また、調査票別紙1-2は任意調査として、別紙1-1で調査部位としなかった部分にかかる入れ墨やタトゥーについて、その部位、大きさ、及び施した時期を回答させるものである。大阪市長が職員宛に発した文書によれば、この調査の目的は「勤務中に入れ墨が市民の方の目に触れることになれば、市民の方が不安感や威圧感を持ち、ひいては本市の信用を失墜させる」ので、「実態を把握した上で、人事配置上の配慮を行う必要がある」というものである。
確かに本件は、大阪市職員がその勤務する児童福祉施設で、児童に対して入れ墨を見せたという事実を前提としており、当該市職員の行為が判断能力の未発達な児童に対するものとして不適切であったのは言うまでもない。しかし、今回の大阪市による全職員を対象とする記名式の「入れ墨に関する調査」は、以下の点から人権侵害に当たるので、直ちに中止するべきである。
(1)人が身体に入れ墨やタトゥー(以下「入れ墨等」という)を施すことは、個人の表現の自由であり、幸福追求権、人格権の一発露であり、プライバシーである。入れ墨等を施し、これを他人に見せるか見せないか、知らせるか知らせないかは全く個人の自由であって、何人からもその存在を意に反して表明することを強制されるべきものではない。
(2)地方公務員法上、職員が入れ墨等を施すことは何らの義務違反も構成しない。入れ墨等を施していること自体、地方公務員法16条の欠格条項にいう「日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者」の一員であることを示す徴表ともならないからである。したがって、地方公務員としてプライバシー権を制約されるべき法的根拠はない。
(3)入れ墨等はその消去が必ずしも簡単ではなく、入れ墨等の存在を隠したいとの思いの者もいる。一方、入れ墨等に対する社会的な偏見は、暴力団対策の強化政策とともに強まる傾向にある。本件「入れ墨に関する調査」は、この社会的な偏見をなくすどころかいたずらに助長するものである。
(4)仮に大阪市の公務遂行において、例えば福祉現場など、対象市民が弱い立場にあって市職員の入れ墨等に対して畏怖心を抱く恐れがあるという場合にあっても、入れ墨等の調査は全職員に記名式で回答を求める必要はなく、各職場の上司が個別に職員に確認し指導する等の方法によれば足りる。
(5)調査票別紙1-1の対象となる部位にある入れ墨等に関しては、外部から認識できるのであるから、全員を対象とする調査の必要はない。
調査票別紙1-2の対象となる部位にある入れ墨等に関しては、外部から認識できないのであるから、そもそも調査をする必要はない。大阪市においては、今年2月、「職員アンケート調査」と称して、明らかに憲法に抵触する調査がなされようとし、大きな社会的非難を受けたところである。
ところが大阪市においては、その後も不当な労働組合攻撃が様々な形で繰り返されている。
大阪市におけるこのような異常事態は、繰り返されてはならないし、直ちに正さなければならない。
にもかかわらず、敢えてまたもや今回のような非常識な行為がなされることについては、「全職員に対するアンケート調査」という手法による何らかの不当な意図、目的があると見ざるを得ない。あたかも、大阪市職員のレベルが低く、違法がまかり通っているかのような印象を社会的に植え付け、一方で、職員全体に対し、萎縮効果を狙い、官僚的統制を図ろうとするものといわざるを得ない。
このような行為を地方自治体において権力的に行うことは、民主主義社会にあっては断じて許されるべきではない。以上により、本件「入れ墨に関する調査」は、直ちに中止するべきである。
入れ墨「一概に言えない」=藤村官房長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000120-jij-polより抜粋
時事通信 5月16日(水)18時30分配信
藤村修官房長官は16日午後の記者会見で、公務員が入れ墨を入れることについて「茶髪が嫌な人も中にはいるし、一概には言えない。私個人の好き嫌いを述べる場ではない」と語った。大阪市が職員を対象に入れ墨の有無を尋ねたアンケート調査を実施したことに関連し、公務員の入れ墨は好ましくないと思うか問われたが、言及は避けた。
同市の橋下徹市長が入れ墨をしている職員の分限免職を検討する考えを示したことに関しては、「分限免職をはじめ職員に対する不利益な取り扱いは厳に法令上のルールに従って、各地方公共団体あるいは任命権者の責任の下で適切に対応してもらうべきものだ」と述べた。
ある方から僕宛にメールが届きました。今回で、橋下徹大阪市長に3度目(5月14日)の抗議だそうです。しかし、今まで1度も返事が返される事は無いそうです。
この方は僕同様に「入れ墨」が犯罪を起こすのでは無く、不祥事問題を起こしたのは人間的道徳のモラルの欠落した本人であり、本来すべき市職員の不祥事問題の責任追及の論点を「入れ墨」という言辞を用いて、有耶無耶にして片付けるべき事ではないという考えの持ち主です。
又、人の趣味嗜好まで制限することはプライバシーの侵害であり、公務員・市の職員としてのマナーとしてキチンと指導、監督を徹底して刺青を見せびらかさないように制限するとか部署の配置替えという事なら理解出来ますが、今回の「刺青を消させる」という思い付きだけの発言で、刺青を消す事のリスクも知らずに不用意に危険極まりない発言をしている事に対して憤慨しておりました。
それどころか刺青を入れて無い公務員や市の職員・他者による犯罪の多発や不祥事問題の隠蔽体質について問題視するべきだと切に思います。今回、この方からのメール内容の一部から抜粋
大阪市長の入れ墨職員免職案に強く抗議いたします。
大阪市長 橋下徹殿
同議題で三度目のメール送信になります。再々、前に送りましたメールにおきましても、様々記しましたので、ご挨拶など省略させていただきます。但し、読んでいただけていないと思われますので、要点を、重ねて申し上げます。
刺青だけに焦点を当てて論じていれば、職員の不祥事が無かったことになるとでも、お考えでしょうか?刺青を入れていることで、人間はイコール害悪なのか、刺青を見せびらかし、恐喝してみたりする職員の問題点は何だったのか、よくよく、ご熟考いただきたく、三度目のメールを送信いたします。刺青について、なぜ、多くの日本の企業などでも、おおっぴらに認めていただけないのか、その理由をご存知でしょうか?主に、明治の悪政が発端ですが、既に江戸時代、日本の刺青技芸は、英国王室からも御用達があったぐらい評判が良かったにも関わらず、明治政府がこれを対外交向けの慣習ではないと、勝手な判断をして、これを禁止したからです。
日本の刺青の歴史は縄文時代に遡る長い歴史であり、文化です。江戸時代に大きく発展した日本刺青は、海外では芸術として認められ、日本の刺青師は、美術館に招かれることもあります。そういった誇らしい歴史もあるというのに、明治以降は、戦後、軽犯罪法が再検討されるまで、まるで、日の当たらないヤクザの証拠のように低く評価され、今回のニュースのように、誤解を生むような見解を示される場合も少なくありません。日本刺青の歴史や、現在の若者たちが欧米のタトゥーにも憧れ、自己表現の手段として愛好している現実を、もう少し勉強していただき、それからご発言いただけたら結構かと思います。そして、刺青を消す、レーザーで焼く、などは、大変な苦痛を伴い、高額な料金もかかります。それを、職員に強制するなどは、ほぼ奴隷に焼印を押す扱いと言って過言では無いでしょう。ご自分でも、どうぞ、多少なりとも体験してみられたらいかがかと思います。また、重要なことでありますが、一般企業と違って、公の政務を果たす役所で、趣味や嗜好、皮膚の色による差別とも思われる発言を続けられるべきではないと考えます。何ゆえ、一般企業と同等と成されるのかわかりません。一般企業は社長の好みで、ワンマン経営も出来るでしょうが、公の政は、そうあってはいけないのではないでしょうか?どうぞご熟考ください。
<大阪市>入れ墨職員は110人に
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0516/mai_120516_1512255161.htmlより抜粋
毎日新聞5月16日(水)13時3分
大阪市は16日、市教委を除く全職員(約3万3500人)に入れ墨の有無を尋ねた調査で、「入れ墨をしている」と回答した職員が計110人に上るとの中間報告を発表した。顔など人目に触れる部分に入れ墨のある職員は98人いた。市の服務規律刷新プロジェクトチームは同日午後、職員の配置転換などの対応策を検討する。今年2月、市の児童福祉施設の職員が児童に入れ墨を見せていたことが発覚。橋下徹市長の指示で今月1〜10日、調査を実施した。腕や顔、足など人目に触れる部分は入れ墨の大きさや部位を人体図に記入し、記名で回答を義務付けた。それ以外の部分は任意で回答を求めていた。110人の所属別の内訳は、環境局73人▽交通局15人▽建設局7人▽ゆとりとみどり振興局3人▽契約管財局2人▽港湾局2人▽西区役所2人−−など。市は職員倫理規則で入れ墨を禁止するなどルール化も検討する。一方、市教委は教育委員から「個別の部位まで特定させるのは行き過ぎだ」などと調査手法に否定的な意見が多く、調査をしていない。【津久井達、茶谷亮】
橋下市長「人事配置の参考に」大阪市職員の入れ墨調査
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/05/03/kiji/K20120503003169430.htmlより抜粋
大阪市が橋下徹市長の意向で全職員約3万8000人を対象に入れ墨の有無を尋ねる調査を始めたことが2日、分かった。職員が児童福祉施設で子供に入れ墨を見せていたことが3月に発覚したことを受けたもので、結果は今後の人事配置の参考にする。有識者らからは「職務能力には関係のない問題で、乱暴だ」などの指摘が出ている。調査は1日から開始。調査票とともに、橋下市長名で「勤務中に入れ墨が市民の目に触れることになれば不安感や威圧感を持ち、市の信用失墜につながる。実態を把握し、人事配置上の配慮を行う必要がある」などと説明する文書を職員に配布した。調査票は2種類あり、1つは衣服を着用しても隠れない場合が多い首から上、肩から手の指先まで、膝から足の指先までの部分について、入れ墨やタトゥーをしているかどうかを問い、している場合は部位や大きさも回答するよう求めたもの。全職員に記名での回答を義務付けている。もう1つは、背中や腹など、通常は衣服で隠れて見えない部分について問うもの。こちらは任意回答とし、入れ墨を入れた時期が職員採用の前か後かも尋ねている。回答期間は10日まで。調査は橋下市長を委員長として3月に発足した「市服務規律刷新プロジェクトチーム」が実施。結果は今後の人事配置の参考にするという。橋下市長は2日、記者団に「人事管理として聞いておくのは問題ない。こんなことをやらなくてもいい組織にならなくてはいけない」と話した。市人事室は「法的なチェックで問題ないと判断した。入れ墨があっても直ちに処分などにつながるわけではないが、回答拒否や虚偽の回答をした場合は処分の対象になり得る」としている。これに対し、独協大大学院の右崎正博教授(憲法)は「表現の自由やプライバシーに関する事項を申告させるには、よほどの必要性がなければいけない」と指摘。「市民に威圧感を与えるというだけで大阪市が調査するのは認めにくいのではないか。職務能力には直接関係のない問題で、市が強制力をバックに申告させ、従わなければ処分というのは乱暴だ」とした。ルポライターの鎌田慧さんも「暴力団の構成員だったら問題だが、今はファッションで入れ墨をする人もいる。長袖を着るなど、本人が隠すように気を付ければいい」とコメント。「思想表現の自由に関わるだけに見逃せない。上からがんじがらめにされて萎縮した職員に柔軟で良質な市民サービスはできなくなるだろう」と批判した。
◇橋下市長と市職員の“バトル”
★政治・組合活動アンケート 2月、市が全職員に過去2年間の政治活動の有無などを質問するアンケートを実施。橋下市長が回答を義務付けた。職員組合5団体と組合員28人がアンケートで精神的苦痛を受けたとして、4月に市などに損害賠償を求め提訴。
★メール極秘調査 2月、市が庁内サーバーに保存されている職員約150人分の公用メールのデータを第三者チームに提供。職員の政治活動や組合活動の調査の一環で、橋下市長が命じた。事前に職員に知らされておらず、組合側が反発。
★市営バス運転手の給与4割カット 橋下市長が2月、市営バス運転手の給与を約40%削減する方針を表明。労働組合は「生活設計ができない」と猛反発しているが、橋下市長は「今までが異常だった」と強調。
≪組合 また踏み絵…≫職員約1万2000人が加盟する大阪市職員労働組合は「仕事と入れ墨とどういう関係があるのか。調査に問題がないか、弁護士と検証している」とした。また、大阪市役所労働組合(約500人加盟)は「今後、入れ墨だけでなく服装やひげなどまで調査が広がり、個人の自由やプライバシーが侵害される可能性がある」と懸念。2月に橋下市長が職員に組合・政治活動への関与を問うアンケートを実施したことを挙げ、「今回もまた踏み絵のようだ」と話した。
[ 2012年5月3日 06:00 ]
大阪市:全職員入れ墨調査 堺市長、批判「職務と直接関係ない」
http://mainichi.jp/area/news/20120503ddn041010008000c.htmlより抜粋
毎日新聞 2012年05月03日 大阪朝刊
大阪市が始めた全職員の入れ墨調査について、堺市の竹山修身市長は2日の記者会見で「職務と直接関係ない調査は、私はやらない」と述べ、橋下徹・大阪市長を批判した。大阪市職員が児童福祉施設で児童に入れ墨を見せたことが調査の発端になったが、竹山市長は「あってはならないことだが、それをとらまえて調査することは、ちょっとやらない」と述べた。竹山市長は大阪府職員時代に人事畑を約20年歩み、人事課長などを歴任。09年9月の堺市長選で、当時府知事の橋下氏の支援を受けて初当選したが、堺市を分割する大阪都構想に反発し、橋下氏との対立を深めている。【山下貴史】
大阪市教育委員会、教職員入れ墨調査せず
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120508-947375.htmlより抜粋
大阪市教育委員会は8日、市が職員を対象に実施している入れ墨の有無を尋ねる調査について、市立学校の教職員や市教委の職員には実施しないことを決めた。この日の教育委員の会議で異論が続出。水泳の授業などで腕や脚を露出する機会が多い教員について、これまで入れ墨をしているとの具体的な報告がないことから「調査は教職員の不信感を募らせるだけだ」「あえて調査する必要はない」などと否定的な意見が相次いだ。市教委事務局は市の服務規律刷新チームから依頼を受け9日からの調査を予定していた。教委は今後、校長による服務規律の指導徹底や、別の調査手法を検討する。調査は市長部局の全職員を対象に実施中。記名式で、肩から手の指先までや、膝から足の指先までなどの部分に入れ墨やタトゥーをしているかどうかを書面で聞いている。(共同)
[2012年5月8日12時33分]
<大阪市>入れ墨、教職員には調査せず 市教委が方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000040-mai-sociより抜粋
毎日新聞 5月8日(火)12時9分配信
大阪市が全職員を対象に入れ墨の有無を尋ねている調査について、市教委は8日、教育委員会会議を開き、教職員に対しては調査しない方針を決めた。入れ墨の部位を図示するよう義務づけるなどの手法に、教育委員から「危うい」「行き過ぎだ」など否定的な意見が続出した。校長を対象にした聞き取り調査や服務規律の徹底などの代替案を検討する。入れ墨調査を巡っては、専門家や竹山修身・堺市長からも批判の声が上がっている。市は今月1日から、約3万8000人の職員を対象に、入れ墨の大きさや部位を所定の用紙に記入するよう義務付ける調査を開始。10日までの回答を求めている。市から同様の調査をするよう依頼を受けた市教委が、教職員と事務局職員約1万7000人に対して調査するか検討していた。この日の会議では、矢野裕俊・教育委員長が「身体の部位の微に入り細に入り(入れ墨の)図まで書くという調査は、(調査目的と)ギャップが大きい。場合によっては人権を傷つけることがあり無謀だ」と批判、勝井映子委員も「長袖で見えないようにするケースもあり、全部自白させるような調査は必要ない。個別の部位まで特定させるのは行き過ぎだ」と難色を示した。大阪市の入れ墨調査を巡っては、堺市の竹山市長が「職務と直接関係ない調査は私はやらない」と批判。専門家からも「入れ墨は趣味の問題で、自治体が制度として規制するのはやりすぎではないか」などと疑問を呈する声がある。【林由紀子】
入れ墨アンケート、「先生との信頼関係破壊する」と教職員は除外 大阪市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000553-san-polより抜粋
産経新聞 5月8日(火)13時33分配信
大阪市教育委員会議が8日開かれ、橋下徹市長が全市職員を対象に行う入れ墨の有無を尋ねるアンケートをめぐり、異論が続出。市教委は、市長部局と同様のアンケートは実施しないことを確認した。会議では、委員から「教育環境の点からも入れ墨は問題だが、個別調査は必要ない」「先生たちとの信頼関係の破壊や人権侵害につながる可能性がある」といった意見が浮上。市教委事務局と教職員の計約1万7千人を対象としたアンケートの実施案を否決した。市長部局でのアンケートは入れ墨などについて首や腕、膝下など「業務中に市民の目に触れる可能性のある部分」は業務命令で回答を義務づけ、その他の部分については任意回答を求める内容。入れ墨問題への対処については今後、市教委として独自の対応策を検討していくという。
橋下市長指示の入れ墨調査、市教委は実施せず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120508-OYT1T00723.htmより抜粋
大阪市教委は8日、市が全職員を対象に実施している入れ墨の有無を尋ねる調査について、市立学校の教職員らには実施しないことを決めた。この日の市教育委員会議で、教育委員から「教職員との信頼関係がなくなる」「あえて調査する必要はない」との異論が相次ぎ、調査実施を否決した。橋下徹市長は先月27日、職員の入れ墨の実態調査を指示。今月14日までに全職員に回答を求めている。(2012年5月8日14時35分 読売新聞)
大阪市職員への入れ墨調査 「教職員には実施せず」
http://news.goo.ne.jp/topstories/politics/393/35991c4e7d4ca289caf9867ba3ceff92.htmlより抜粋
(朝日新聞) 2012年05月08日 15時46分
橋下徹大阪市長の発案で実施されている市職員への「入れ墨調査」について、市教育委員会は8日に会議を開き、「入れ墨の有無を身体の図まで書かせ、全員に調査するのはプライバシーの侵害にあたる」などとして、市立学校の教職員ら約1万7千人には調査を実施しないことを決めた。会議ではまず事務局側が、小学校の教師が水泳指導などで児童と接しているが問題は報告されていないと述べ、委員から「一生懸命に働く教職員の不信感を募らせる」「穏当な調査のやり方があるはず」などと疑問の声が続出した。
それはないよ、橋下さん! ―「入れ墨は首、それが駄目なら消させよ」発言
http://agora-web.jp/archives/1437985.htmlより抜粋
橋下市長は「入れ墨職員は首、それが駄目なら入れ墨を消させろ」と述べたそうですが、「入れ墨」きらいの私でも「それはないよ!」と言いたくなります。驚く事に、市長の怒りは更にエスカレートして、「採用後の入れ墨はおかしい。あなた方の価値観は狂っている」とぶちまけ、「僕が市民に代わって、不適格の職員はどんどん分限免職にする」等と言うに至っては、市長個人の価値観を公権力を使って他人に強制するに等しく、民主国家の基本中の基本を無視した暴言です。大阪市の、職員条例、教育条例、国歌起立条例や、組合の行き過ぎ是正を目的に行ったアンケートに賛成して来た政治家・橋下徹ファンの私ですが、この発言を許す訳には参りません。現行法では「入れ墨」は法的に何ら問題ありません。「入れ墨」を理由に職員を懲罰に課したいなら、先ず「入れ墨」を非合法化すべきです。ぶれない事が強みの橋下市長でしたが、「法律に触れない物は何をやっても良い」と言う年来の主張は、一体どこへ行ったのでしょうか?「公務員に入れ墨を許す国がどこにある」とも言われたそうですが、欧米では「入れ墨」をした警官や消防夫、軍人などはざらです。余談になりますが、米国で連邦予算局長、労働長官、財務長官、国務長官を歴任したジョージ・シュルツ氏は、母校プリンストン大学のシンボルである「虎」の入れ墨をお尻にしている事は有名な話です。法律に疎い私ですが、この問題に関する限り、市長の言動は憲法が保障した国民の基本的人権への公権力による侵害としか思えません。又、条例で職員の「入れ墨」を禁止する事も、憲法第11-14条の障碍を乗り切れるかどうか、甚だ疑問です。「入れ墨」問題の様な表現の自由に関連するものは、条例を含む公権力の圧力行使には馴染まず、教育、広報活動を通じて社会的通念を変えるしか道はありません。これを機会に、橋下市長に撤回して欲しい事が他にもあります。それは、職員に出したアンケートの内容と野村弁護士が出した廃棄理由です。組合の行き過ぎの有無を調べる目的で行ったアンケートそのものは支持してきた私ですが、アンケートの質問内容は、国民の基本的人権に公権力で介入した疑いが濃く、違法とまでは行かないとしても、極めて不穏当です。報道では「府労委の結論を待っていたのではアンケート結果を使えない、そこで、私の責任で廃棄したい」と言う野村弁護士の事務的な発表で一件落着を図った観がありますが、この様な重要問題を事務的に処理する事は、従来の官僚的な手法と変らず、私は承服出来ません。むしろ、橋下市長自ら「今回の様なアンケート調査は、必要とあれば今後も行うが、今回の質問内容には公権力と基本的な人権との間に、微妙な問題がある事に気がついたので、この質問内容はお詫びして廃棄する」と発表すべきでした。討論に強い事が橋下市長当選の決め手となりましたが、その第一の理由は、弁護士時代に鍛えた技術ではなく、常に根本課題をめぐる論理を構造化して「何を論じるべきか」を考える能力が抜群だからです。この論理的で新鮮なアプローチが、自分の主張より討論相手の過去や言葉使いなどを批判する傾向の強い日本的スタイルを、自滅させてしまったのです。第二に、討論では欠く事の出来ない「アドヴォカシー」と言う、「特定の立ち場に立って、そのあるべき姿を代弁する」能力を身につけている事です。この欧米的なスキルを海外留学経験もない橋下市長が身につけ、海外留学豊富な学者が全く理解していないのは、滑稽にすら見えました。山口二郎、香山リカ、薬師院仁志各教授の様な、橋下市長の「弱敵群」の中では「掃き溜めに鶴」的な存在の内田樹教授は「アメリカ人は、国が上手く機能しなくなると『そもそも何の為にこの国を作ったのか』と建国の原点に立ち返って考える事が出来るが、理念に基づいて作られていない日本は、立ち帰る原点が無い」と書いて居られますが、橋下市長が「市民が立ち帰るべき原点」を示した事が、他の政治家と根本的に異なる点です。その原点とは、透明性を維持し、公権力の横暴を抑えて基本的人権を守り、決定権を出来る限り市民に近い処に移し、物事を早く決められる「新しい統治機構」の確立でした。余り重要には聞こえない「入れ墨」発言や「アンケートの質問内容」は、橋下市長の原点に関わる基本的問題で、「公権力乱用」に拘る重要問題です。「論理的かつ構造的に考える(クリテイカルシンキング)」能力に優れる橋下市長は、変化に即応して考え直せる能力もお持ちの筈です。是非反省して、これ等の言動を訂正して頂きたいものです。北村 隆司
雁屋 哲の今日もまた「橋下氏のこと」
http://kariyatetsu.com/blog/1450.phpより1部抜粋
最近も、市の児童福祉施設の男性職員が子どもたちに入れ墨を見せ、2か月の停職処分を受けたが、市側の指導で長袖シャツで隠したまま職務を続けていることを問題視し「入れ墨だけでクビにできないのなら、消させるルールを」と言った。私も入れ墨は好きではない、と言うより大嫌いだが、その人が好きでしていることなら、口を挟むことではないと考えている。しかも、その職員は職場で長袖のシャツを着て普段は入れ墨を隠しているのなら問題ないではないか。隠していてもいけないと言うのなら、大阪市の職員は全員、全身くまなく入れ墨があるかどうか調べられることになる。そして、あったら首になるか、その入れ墨を消さなければならない。入れ墨を消すのは大変なことだ、焼き切らなければならないので、消したあとがケロイド状の傷跡になる。私は何度か入れ墨を焼き切った後の人の肌を見たことがあるが、これはむごい物である。そのようなむごいことを、平然と要求する人間が自分たちの市長であることを、大阪市民はどう思っているのだろうか。市の職員倫理規則に入れ墨の規定はないが、橋下市長は関係部局への指示の中で、「入れ墨をしたまま正規職員にとどまれる業界って、公務員以外にあるのか」としているそうである。(この入れ墨関係の事実は、読売新聞電子版による)これでは、入れ墨をした人間はまともな職に就いてはいけない、人間失格者みたいではないか。うっかりすると、橋下氏に乗せられて「入れ墨をするなんてけしからん奴は、公務員にしておけん」と市民が入れ墨をしている公務員に対して攻撃的になる恐れがある。絶対に反撃できない弱い立場の人間を敵として規定して、攻撃することを一般市民に煽り立てる政治的手法が恐ろしいのは、一般市民の中に「自分たちにとって目障りで、自分たちが攻撃しても反撃する能力のない弱い立場の人間を探し出して来て敵として規定し、自分たちの鬱憤晴らしのために、憎悪と敵意をぶつけて攻撃する」という精神構造を醸成するからである。意と憎悪がはびこっている社会はこれは地獄だ。橋下氏は一貫して敵を作って攻撃する政治手法をとっている。それも自分より弱い人間ばかりを敵にする。日本が橋下氏の目論むような方向に進むと、日本の社会は昆虫の社会になってしまう。ほ乳類の社会では、例えば雌犬が迷子の子猫におっぱいを飲ませてやる、などと言う情が存在するが、昆虫の世界では、相手を攻撃するか、逃げるか、しかない。反射神経の世界である。大阪市の職員は、スズメバチに狙われたミツバチみたいな気持ちでいるのではないか。さらに、今の日本の社会で本当に権力を握っているのはどう言う人間達か橋下氏は良く知っている。橋下氏はそう言う人達を決して敵に選ばない。と言うより、そのような人達に好まれることを選んでする。日本の社会で本当に権力を握っている人達とは、「日の丸・君が代」を守り本尊とする人達である。安倍晋三氏が、橋下氏に接近してきたところを見ると、橋下氏の意図するところがよく分かるような気がする。−100度の寒気に日本が包まれたように感じる。