記事一覧

大河ドラマと坂の上の雲

両親が滋賀の姉の家に4日間お泊りに行ってまして、お土産を買って来てくれました。

滋賀県と云えば、今年の大河ドラマで注目の浅井三姉妹ですね。


ファイル 75-1.jpg

これは、まぁ分かる。


ファイル 75-2.jpg

しかしこれは・・・^^;


そういえば母親は以前も毛利元就(戦国BASARA)のもみじ饅頭を買ってきたこともありましたな…。

今回も、セレクトした理由は「なんかのんちゃんが好きそうだったから」だそうです。

・・・理解のある家族を持ちました。


浅井三姉妹の話が出たので、感想をまったく書かないままに終わってしまった『龍馬伝』『坂の上の雲』と、スタートしたばかりの『江~姫た(略)』の感想を、サクっと書いておきますね。

以下、感想です(龍馬伝は少々辛口なのでお好きな方は読むのを控えて下さい)。

続き

『龍馬伝』
武市さん退場まではそこそこスリリングな展開で楽しめたのですが、後半は「どうしてこうなった」状態に…。
龍馬擁護派の人たちの龍馬マンセーぶりがなんだか不気味で、最後までなじめないまま終わってしまいました。弥太郎側に感情移入して見てた私はひねくれてるのだろうか。弥太郎は性格悪いけど、間違ったことは云ってないよね…。
たぶん、脚本と演出の人たちが、龍馬を好きすぎたのが原因なんじゃないのかな、と思います。一年を通して、龍馬ファンと福山雅治ファン(笑)のためのドラマだったんだなぁと。
近年の大河ドラマにしては珍しく、複数ヒロイン制だったのは面白かったです。4人の女性のうち、メインヒロイン含む3人がツンデレで、残りの一人が妹キャラだったのが、なんだか時代の傾向を感じました(笑)


『坂の上の雲』
第2期も安心のハイクオリティ。
上記の理由で龍馬伝後半がぐだぐだだったので、正直9・10月頃から早くこっちが見たくて、待ち遠しくてたまりませんでした。
真之さんと子規さんと律さんの3人の関係がすごく好きで、見る前までは真之さんが律さん以外の人と結婚してしまうのが嫌だなーと思っていたのですが、今期から登場した真之さんの奥さんになる季子さんが好感持てる人だったので、安心しました。
真之さんと律さんと季子さんの関係もすごく良いんだ!なんという完璧なる理想の三人組!!
季子さんが律さんと似たようなタイプの人だったら、きっと嫉妬したかもしれないけど、まったく正反対のタイプの人で、それがまた厭味がないんですね。
男まさりでぶっきらぼうで田舎育ちだけど根は優しい律さんと、典型的なお嬢様でほんわりしているけど芯が強くて思いやりのある季子さん。
魚が捌けなくて助けを求めてくる季子さんにあっけに取られながらも、無言で引き受けてくれる律さん。思わず自分と兄と真之さんの幼少期の話をしてしまう律さんに、嫉妬するでなく素直に「もっと聞かせて」とお願いしてくる季子さん。
二人が後々親友(?)のように仲良くなるのも凄く私のツボで。
戦争が始まってしまって、季子さんのことが心配で汗だくになって家へ向かった律さんに対して、軍人の妻だからと、毅然に、でもいつものようにふんわりとした態度で対応した季子さんのシーンがすごく好きでした。
律さんに私の用心棒になってくださいとお願いするのも凄く良い。

律さんって、ずっと子規さんの介護をしてて、子規さんの妹でありながら妻のような感覚になってたんですよね。その逆で、幼いころから兄の親友である真之さんのことを、思い人であったと同時に、兄と重ねて見てしまってて、既に「身内」になってしまってたんですよ。だから、あんなに好きで大切だったのに、夫婦にはなれなかった。
だけど真之さんが季子さんと結婚して、季子さんが律さんのことを信頼してくれてて、律さんも幸せなんじゃないかな、と思います。切ないけど、幸せだと。
こんなに素敵な女性二人に愛されて、真之さんは幸せ者だ!
あと、やっぱり、菅野美穂さんはスバラシイ。ますます好きになりました。

2期の主人公ともいえる広瀬さんも格好良かったです。でも登場時から死亡フラグ立ちまくりで、残念としか言いようがない。日本にこんな格好良い軍人さんがいらしたのですねぇ。この時代は間違うと戦争賛美になり兼ねないのでメディア化するのが難しいそうで、あまりドラマや映画にならないから知らない人物とか多いですね。

で、こんなに盛り上がってきたところで、またしても続きは来年ですよ(泣)
なんでこう、気の長い放送設定なんだろうね…。
出演者も制作陣も誰ひとりとして一年間不祥事など起こさず、打ち切りや放送中止でお蔵入りなどにならず、無事に最終話まで放送してくれることを願うばかりです^^;


『江~姫たちの戦国~』
『篤姫』以上に少女漫画テイスト全開で来ましたね。
森兄弟たちに美少年配置してるあたり、「篤姫」で味をしめた女性視聴者層を掴もうとしてる感がひしひしと(笑)どうせなら武将達もみーんなイケメン俳優さん起用して、思いっきりネオロマンス路線で媚びちゃえばいいのに(笑)
正直、テンプレ的なムサい秀吉とか、もう飽きた。史実に反して超イケメン★ダンディ★な秀吉とかでもいーじゃない。

2話までは、大人の事情を知らされずに天真爛漫に育った末っ子少女が、カリスマおじさんになんか良いように云いくるめられて魅かれていっちゃう!みたいな。
制作サイド曰く、前半は『若草物語』のノリで行くそうなので、まだ様子見かな。後半に入って上野樹里が宮崎あおいばりに化けられるかどうかが見どころでしょうか。
とりあえず今年一年もNHKのお世話になりそうです。