木育情報ネットニュース
もくネット通信4月号より
重度発達障害のS君の家に杉木口スリット材を施工してから3年半たちました。リフォーム直後のS君の劇的な変化を 「動物から人間に近くなった」と喜ばれたお母さんも毎日一緒に過ごすうちに新しいS君になれてしまわれました。
先日、通っている施設の面談があり 「コミュニケーションらしきものが取れるようになった。出かけようとすると鞄を持ってくれる、今日は何があると予知できるようになった」などとS君の変化を高く評価されたと、改めて喜びの声をお母さんからお聞きしました。お母さんは「少子化が問題になっているのに、S君のようなお子さんが増えて、施設の増設が続いている。公共施設や学校に杉木口スリット材の利用がすすめばいいのに」と嘆かれてました。ドイツの悲劇的な航空事故の原因も副操縦士の病気が原因とか。今までのリフォーム例から子どもの発達障害に杉が効果がありそうです・杉のもつパワーの研究と、高機能の杉の開発・利用促進が進むことが期待されます。
「杉を科学するセミナー」の第4回は4月4日(土) 岐阜大学応用生物科学部教授 光永徹先生「の樹木香気成分の吸入による神経・生理に及ぼす効果」です。皆様のご参加をお待ちしています。
木育情報ネット 代表 藤田佐枝子
杉スリットとは
杉は大気中の有害ガスを吸収・吸着し、空気を浄化する機能があることが最近の研究でわかってきました。
杉はヒノキなどより水分や養分を吸い上げる仮道管が多く、浄化力が強いことが分かってきました。この杉の木口に垂直にスリットを入れる加工を施すことで、浄化力を何倍にも高めることができます。
<上の中央の写真は大阪天神橋の”杉deあんじょう亭”入口のスリットパネルです>
杉スリットの効用
きれいな空気を作ることで次のような効用があります。
・脳の活性化
・集中&リラックス
・免疫力アップ
イベント開催レポート
- 平成27年1月24日 大阪市浪速区日本橋で開催された「ものづくり体験イベント」に木工教室を出展しました。
- 平成27年1月11日 東京銀座で『杉を科学する』「森を育て健康で快適な住まいを創る」と題した川井秀一先生のセミナーを開催しました。