★おしらせ★
ここはややマニアックなので、家庭用ビデオ編集向けのもっとベーシックな内容をhttp://dtv.sakura.ne.jp/に展開中です。あわせてご覧ください。

まえがき

せっかくなので、稚拙ながら .avs サンプルスクリプトを載せます。

トランジション作例

トランジションとして、以下のものを作りました。用語が間違ってるかもしれませんが気にせずに。
  • スライド(イン・アウト・分割)
  • ワイプ(通常・分割)
  • ズーム(イン・アウト・膨張・収縮・膨張収縮)
  • モザイク
  • サンプルスクリプト
    サンプル映像(WMV9形式、22.5MB)
    モザイクなんかなかなか面白いと思います。

    タイトル作例

    未稿

    DV撮影日時焼きこみ

    「DVカメラの映像をPCでDVDにすると日付が表示されません。」という書き込みを某掲示板でよく見かけます。理屈を考えたら当たり前なんですけどね。ここではDV映像に日付データを焼きこんで見ましょう。

    DVInfo

    DVの日付情報を表示するAviSynthのプラグインです。
    http://www.avisynth.org/warpenterprises/
    マウスカーソルが乗っているリンクからzipファイルをダウンロードしてください。 解凍したら、【スタート】→【すべてのプログラム】→【AviSynth 2.5】→【Plugin Directory】で開くフォルダに、Releaseの中のdvinfo.dllを格納します。 説明ファイル(DVinfo.htm)を一緒に入れてもかまいませんが、他の全部を入れる必要はありません。

    スクリプトの例

    メモ帳などで次のような.avsファイルを作り、VirtualDubModで開いて確認すればOK。あとは以前解説したように好きなaviやmpgに変換してください。
    
    #AVISourceとDVInfoで、同じDVファイルを指定するのがポイント
    AVISource("d:\sample.avi")
    DVInfo("d:\sample.avi", "rec_time", 50, 430, "MS ゴシック", 30, 255*65536+255*256+255, 0*65536+0*256+0)
    return last
    
    出来上がりはこんな感じです。
    DVInfo(・・・)の中に書けるのは、次のとおりです。(一部、使用頻度が低そうなものは割愛しています。)いろいろ工夫してみましょう。
    DVInfo( 対象クリップ , 出力文字列 , 横座標 , 縦座標 , フォント名 , フォントサイズ , 文字の色 , 文字のふちの色 , 日付フォーマット )
    項目説明
    対象クリップ 日付を乗せる対象のクリップを指定します。AVISourceで読み込んだものと同じファイルを指定してください。
    出力文字列 出力する文字列を指定します。固定値も表示できますが、無難に "rec_time" でよいでしょう。"tc_time" でタイムコードを表示することもできます。
    横座標 テロップの基点の横座標を数字で指定します。-1 とすると画面の真ん中と解釈されます。
    縦座標 テロップの基点の縦座標を数字で指定します。-1 とすると画面の真ん中と解釈されます。
    フォント名 フォントを指定します。" " で囲ってください。例えば、"MS ゴシック" のように。
    フォントサイズ フォントサイズを指定します。単位はポイントだと思います。
    文字の色 文字の色を数値で指定します。 R(赤)G(緑)B(青)の組み合わせで指定します。Windowsについてくる「ペイント」の色指定画面を思い出しましょう。 なぜか青がUになってますが気にせずに。この数字を元に以下のように記述します。 (赤)*65536+(緑)*256+(青) 上の例なら 44*65536+207*256+138 となります。
    文字のふちの色 文字の縁取りの色を指定します。指定の仕方は文字の色と同じです。
    日付フォーマット 日付のフォーマットを細かく指定できます。以下のものを組み合わせます。
    文字列意味
    %a曜日の短縮名(月、火、水・・・)
    %A曜日の完全名(月曜日、火曜日、・・・)
    %b月の短縮名(1、2、3、・・・)
    %B月の完全名(1月、2月、3月、・・・)
    %c年/月/日 時:分:秒(2004/12/23 10:20:30、・・・)
    %d日の数字(01〜31)
    %H時の数字(00〜23)
    %I時の数字(01〜12)
    %j年内の日数(001〜356)
    %m月の数字(01〜12)
    %M分の数字(00〜59)
    %p午前、午後
    %S秒の数字(00〜59)
    %U年内の週数(00〜53:日曜が最初)
    %w週内の日数(0〜6:日曜が0)
    %W年内の週数(00〜53:月曜が最初)
    %x年/月/日(2004/12/23、・・・)
    %X時:分:秒(10:20:30、・・・)
    %y年の下2桁の数字(00〜99)
    %Y年の数字(2004、2005、・・・)
    %zタイムゾーン(東京(標準時)、・・・)
    %%半角%記号
    %mの代わりに%#mのように#をはさむと、余分な0を消してくれます。(03→3)
    これを組み合わせると、次のようなこともできます。
    
    DVInfo("d:sample.avi", "rec_time", 100, 100, "MS ゴシック", 40, 255*65536+255*256+255, 0*65536+0*256+0,"今日は%x")
    DVInfo("d:sample.avi", "rec_time", 200, 200, "MS 明朝", 60, 255*65536+200*256+225, 0*65536+0*256+0,"★%A★")
    DVInfo("d:sample.avi", "rec_time", 250, 300, "Century", 80, 0*65536+0*256+0, 255*65536+255*256+255,"Now %X")
    
    実際には次のような画面になります。

    その他

    未稿(HDV→DV変換・・)
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