色情報の持ち方
最近DVカメラで撮った映像をDVDにするのが流行ってますが、なるべくきれいにDVD化するためにちょっと覚えておきたいことを少々。
その前に、DVもMPEGも圧縮効率を上げるために色情報を間引いているというのはご存知でしょうか。
実は、この色の間引き方が曲者で、DVは横方向に4ピクセル分の色を1つにまとめ、MPEGは縦横2x2ピクセル分の色を1つにまとめてしまいます。
と、いうことは、DVをMPEGに変換すると、「間引いたものを間引く」ことになってしまい、なんと縦横2x4ピクセルの色が1つにまとまってしまいます。
ちょっと極端な例ですが、↓こういうモノ(@)を
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↑こういうモノ(@)を撮影するとDVテープには↓こういうモノ(A)が
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↑こういうモノ(A)が録画されます。画面下半分の赤と青の色の境目がガタガタになってるのがわかりますか?
これをそのままMPEGに変換すると↓こうなって(B)しまいます。
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↑こうなって(B)しまいます。赤と青の色の境目がさらにガタガタになってしまったのがわかりますか?
で、これを少しでも軽減する方法としてAviUtl(プラグインだったと思う)やTMPGEnc(CanopusDVのみ?)では、間引いた色を補間することができます。
「4:1:1を4:4:4に補間」とか書いてあるやつがそれです。
AをBに変換するところでコレを使うと、↓こう(C)なります。
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↑こう(C)なります。Bと比べるとずいぶんましになったと思いませんか?