【史跡案内】 大野日吉神社
           (夏季例大祭 平成16年7月24日・25日)

 日吉神社が鎮座したのは、古く奈良時代の天平5年(733)近江国の日枝山(比叡山)の大山咋神を産土神としたのがはじまりで、そののち三輪大物主神を合祀し、山門・護摩堂・鐘楼等が建てられ、神仏混交のありかたで「日吉山王大権現」と称せられた。このことから大勢の僧職が比叡山から大野へ往来し隆盛を極め、毎年7月の第4土・日に華々しく行われる祭礼に奉納される金沢市指定無形文化財『山王悪魔払い』が生まれたとも伝えられている。

 長享2年(1486)に兵火に合い、社殿・宝物・古文書が焼失したが、元文3年(1738)に現在の社殿を建立、のちに改築されている。
 日吉神社の境内には、寛政期末から文化期(1792〜1818頃)に北前船・大野船団の丸屋一族が奉納した狛犬や御神灯、からくり師といわれた大野弁吉の屋敷跡碑も立っている。

 また神社の裏手には日和山遊歩道もあり、そこから眺める夕日は絶景。


  

【会場案内図】 [拡大



(金沢市大野町5-81)

  


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