大乗寺

[解説]
a.弘長2年(1262)。富樫家尚(トガシイエヒサ)によって、野々市に建立。
b.正応2年(1289)。永平寺(福井)の3代住持、徹通義介(テッツウギカイ)が移り住み、禅寺(曹洞宗)となる。
c.その後、金沢の木新保、次に大乗寺坂の付近に移転。
d.元禄10年(1697)。明州珠心和尚の時に、現在地の野田山に移転した。

[補足]
a.弘長2年/鎌倉時代後期。日蓮などが活躍。蒙古軍が攻めてきたのがこの12年後(1274)。
b.正応2年/鎌倉末期。蒙古軍の2度目の襲来(1281)から8年後。
c.木新保/JR金沢駅あたりに「木の新保七番丁」があるが、その名残り?
大乗寺坂/厚生年金会館向かいの細い道を入ると大乗寺坂に出る。
d.元禄10年/五代将軍、徳川綱吉の時代。赤穂浪士の討ち入りがあったのがこれより5年後のこと。

交通]/[会場]
roman