サヨナラ、優子先生
五輪出場を目指します!(得意な種目:雪だるま作り)
こんにちは。
上の画像を見た瞬間、嫌な予感がしたあなた、あたりです。
ドラマからアニメまで、節操なく扱っている当サイトにおいて、
ごく一部(本当にごくごく一部)の方々にご好評をいただいている、
小倉学園優子先生の時間がやってきました。
周囲の冷たい視線に耐えながらも続けてきたこのコーナーですが、今回をもってついに最終回。
エヴァや奇面組を上回る衝撃の結末があなたを待ちます。
今まで紹介してきた僕も涙が止まりません。(時間を無駄にした後悔で)
それでは、4時間目スタートです。
もはや、学校という設定を無視した机で、先生を待つ生徒達。
その先生とは、もちろん……
小倉優子先生(子供の頃になりたかった職業:魔法使い)
「おはようございまーす!」
「おはようございま〜す」
今日も優子先生は絶好調です。
「みなさん、一週間元気だったかな?」
生徒達の体調を聞く優子先生。
「元気でした!」
優子先生の質問に、大きな声で答える生徒達。
これだけ元気に答えてくれれば、優子先生も嬉しいでしょう。
「へえ、そりはよかった」
うわ、ものすごく興味なさそう。
「今日も男の子は全員、食べすぎで、体調壊して欠席です」
またお得意の口からデマカセですが、
今さら触れる気にもなりませんので、さっさと先に進むことにします。
「みんなは大丈夫ですか?」
また、生徒たちに質問する優子先生。
「大丈夫でーす」
女子に対して、食いすぎの心配をするのもどうかと思いますが。
優子先生の質問に、愛想笑いで答える生徒達。
「ふ〜ん、そりはよかった」
自分から質問しておいて、この無関心さ。
「それでは、4時間目始まります」
「さあ、今日の授業はコレです」
これまで、国語、理科、美術と来ましたが、今日の授業は?
みなさんも一緒にお考え下さい。
「じゃーん、授業なし」
はい、正解は授業なしでした。
ついに教育の現場を放棄した優子先生に、生徒達の反応は?
「わーい!」
喜んでました。
「授業なしで何をするかというと、バースディケーキを作って下さい」
「誰のバースデイでしょう〜?」
この日は11月1日。いったい誰の誕生日なのでしょう?フローラン・ダバディ?
「綾野ちゃん?」
「違う〜」
「じゃあ、春菜ちゃんだ!」
「優子りん先生の誕生日で〜す!」
自分で言っちゃった。
「みんな可愛くて、美味しいのを作ってね」
ただ作ればいいというのではありません。
やるからには結果を求める、それが優子先生のやり方です。
さすが、伊達に何度もキャラを変えてはいません。
「それでは、用意、始め!」
作成風景はたいした笑いどころもありませんので、
優子先生や生徒たちを、幼妻や恋人や妹などに脳内変換して、お楽しみください。
「それでは、みんな1人ずつ発表してもらいます」
言葉の意味を要約すると、「これから、お前らを1人1人いじっていく」ということです。
トップバッターは北見さん。
過去に様々な伝説を作ってきた彼女の作品は?
「はい、先生のように可愛く出来ました。ウサギさん!」
むむっ、思ったよりまともですね。(残念)
サンリオから苦情が来そうな、可愛いウサギさんです。
一口食べたら、血糖値もすごいことになりそう。
「嬉しい、北見さん、もうこれからはひいきするから」
可愛いものには目がない優子先生、大絶賛です。
続きまして、井上さん。
「先生をイメージして作りました」
優子先生のように、おめでたいケーキです。
「みんないい子だね〜」
生徒達のケーキの出来に感心する優子先生。
今日は過去に例がないほど快調なペースです。
この勢いのまま、次は中島さん。
クラスで1番おとなしい彼女のことですから、無難にまとめてくれるでしょう。
「………」
あれ、何か不安気な表情ですが……
「一応、カラフルに作ったつもりだったんですけど、ちょっとグチャグチャになっちゃった……」
……産廃処理場?
作った中島さんも、すっかり落ち込んでしまっているので、
ここは、中島さんを元気づけるような上手なフォローが要求されます。
頼むぞ、優子先生!
「これは……食べてからのお楽しみだね」
外見を全否定する優子先生。
「ほんと……頑張ってね……次は……」
そして、ダメ出し。
ミスした生徒は徹底的に責めるのが、優子先生の教育方針です。
続きまして、桜木さんの作品。
「はい、私は、先生のように綺麗に作ろうと思いました」
今までで、1番見栄えがいいですね。
しかし、こんな見え見えのお世辞には、さすがの優子先生も……
「素晴らしい!」
拍手してました。
最後に残ったのは、中村さん。
「ふわふわした、ひつじです!」
自信満々の中村さん。
「プーッ、クスクス…」
しかし、他の生徒達からは失笑が。
「何に見えた?」
なぜか井上さんに質問する優子先生。
「……馬?」
「アハハハハ……」
クラス中が大爆笑。中村さん、晒されています。
あえて生徒に言わせることで、自分を悪者にせずに、
中村さんをバカにする、優子先生の優れた誘導尋問テクニックです。
「でも、正面から見たら……」
言い訳をする中村さん。
なるほど、では、正面から見てみましょう。
改めまして、中村さんの「ひつじ」です。
「メェ〜」
なるほど、キャトルミューティレーションされたひつじによく似ていますね。
「個人差ってすごいねえ」
あっさりと残酷なことを言う優子先生。
さて、中村さんをここまでバカにした、優子先生の作品は?
「じゃーん!これ20なの〜!」
微妙……
少なくとも、他人をバカに出来るほどの出来ではないと思いますが。
「……じゃあ、もう見た目はわかったから、みんな味をみましょう!」
教室内の微妙な空気を察知したのか、さっさと食べて、証拠隠滅を図ろうとする優子先生。
「ハッピバースデー優子先生ー♪」
教師が生徒達にハッピーバースデーを歌わせて、いよいよ、実食。
あんた、食いすぎだよ。
「うん、おいしい」
あれほどバカにしていた中村さんのケーキですが、おいしいそうです。
「なんか……」
何やら真剣に考え込む優子先生。
このおいしさを表現する言葉を考えているのでしょう。
これは「美味しんぼ」の栗田さんの「シャッキリポン」のような、
独創性のあるおいしさの表現が期待できそうです。
優子先生が考えた末に出した、おいしさの表現は!?
「ひつじちゃん、おいしいよ!」
優子先生のボキャブラリー「おいしい」のみでした。
優子先生の絶賛に、さっきまでへこんでいた中村さんも笑顔に。
めでたし、めでたし、ですね。
「見た目は緑だけど」
最後に釘をさすのを忘れない優子先生。
それでは、今週のクラス目標の発表です。
「アイスクリームを食べる時、フタの裏をペロペロしない」
またも、生徒達の地味な幸せを奪っていく優子先生。
明日からはガリガリ君を食べることにします。
そして、放課後。
「ふう、今日の授業も終わっちゃった」
一仕事終えたとばかりに、溜め息をつく優子先生。
今日は授業なしだったことを完全に忘れているようです。
「今日、体調を壊しちゃった、ひできくん、たつやくん、だいすけくん、早く治るといいね」
今週、デスノートに名前を書かれるのは、以上の3名。
「じゃあ、今週もみんなが早く治るように、優子先生がおまじないをかけてあげるね」
そして、毎回恒例のコレ。
もういいよと思っている方も多いでしょうが、もはや礼儀ですので。
24時間テレビの「負けないで」みたいなものです。
それでは、はりきって参りましょう。(スキップ不可)
「にゃんころりん」
「にゃんころプ〜」
「にこにこにゃんこだ」
「にゃんころりんこ〜」
1時間目の頃と比べると、だいぶモーションが簡略化されてきました。
優子先生も内心は「そろそろ勘弁してくれ」と思っているのかもしれません。
「どう?苦しいの治った?」
ひできくん、たつやくん、だいすけくん、どうですか?
もし今週、ヤンキースの松井が調子を崩したなら、それは優子先生のせいです。
「ん、なになに?えっ……」
小倉、口、口〜!
!
ようやく口のクリームに気がついた優子先生。
今週の目標を発表した時には、ついていなかったので、授業が終った後でこっそり食べたと思われます。
クリームを指でぬぐう優子先生。その指をどうする?
舐めた!
(今週のクラスの目標:アイスクリームのフタの裏をペロペロしない)
「あの……誰にも言わないで、ね」
そして、黙認を要求。
この一言でごまかした優子先生。それでは、今週の宿題の発表です。
「文京区のインド料理専門店パラスさんの店員の中で
優子先生が一番ステキだなぁと感じた店員さんは誰でしょうか?」
優子先生は、インド人好きだったようです。
「先週の答えは、20歳の誕生日を迎えプレゼントをいっぱいもらって幸せだなぁ、でした」
プレゼントをもらったことがよほど嬉しかったのか、
目を閉じて、その時の様子を思い出す優子先生。
優子先生、完全に目が逝っちゃってます。
いったいプレゼントに何をもらったのでしょうか?
「みんな、正解できたかな?」
うん?何か画面の上にテロップが。
何のテロップだろう?
ニュース速報か何かでしょうかね?
「じゃあ、また来週、優子先生でした」
ふぅ、今週もようやく終った。
それにしても、上のテロップが気になりますね。ちょっと拡大してみましょうか。
!?
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
この番組は都合により本日で終了します。
こうして、大人の都合によって、優子先生は突然、僕たちの前から姿を消した。
プールの授業(水着)と運動会(体操服)を残して。
……もう二度と、このクラスにみんなが集まることはない。
……今週の宿題の答えは、永久にわかることもない。
……もう誰も、おまじないをかけてくれる人はいない。
……もう二度と、これを録画するために、朝4時30に起きる必要はない。(これは大歓迎)
それでは、優子先生の最後の言葉をもって、別れのあいさつに代えさせていただきます。
「じゃあ、また来週、優子先生でした」0
小倉学園優子先生 終