【テキスト】キラとルナとアスランと呪われし歌姫
2004.11.29
「今週はドラクエをするので、レビューはお休みします」
「ああっ!」
「や〜い、5文字〜」
仕方ないので、今週もやります。
前回、死亡確定かと思われたアスランですが、
またもギリギリのところで、シンに助けられます。
素晴らしきかな、男同士の友情。
(ホモに昇華させなければ)
ルナマリアさんも無事でした。
(どうして、こんなポーズなのかはわからないけど)
それよりも心配なのが、シェルターに避難しているキラとラクスです。
周りには、彼らが共に暮らしている孤児達もいます。
ここはただ静かに、危機が過ぎ去るのを待ちましょう。
「貧しさに負けた〜♪」
突然、歌いだすラクス。
前回、ネタで「リサイタル」って書いたんですが、
まさか、本当に歌いだすとは思ってもいませんでした。
ざわざわ……
突然の出来事に、周りはただ唖然とするばかり。
中には、怯え出す子供の姿も。
ラクスの歌声に乗せて、世界は崩壊。
ものすごく嫌なレクイエムです。
「ええ曲やぁ……」
ラクスの歌声に感動するステラさん。
彼女達は宇宙に残ったようなので、しばらく出番は減りそうです。
無事、ミネルバに戻って来たアスラン。
ルナマリアさんも、シンは無視して、アスランの元へ駆け寄ります。
またしても、2人の仲は急接近か?
……だが、その時、
「アスラン!」
「うおっ!」
カガリのごういんなドリブル。
アスランに忍び寄るルナマリアさんの影に、
カガリもようやく、危機感を抱き始めたようです。
そして、ミネルバは、太平洋上に着水。
(海……すいか割り、海の家、潮干狩り、ジョーズ……)
生まれて初めての海に、夢を膨らませるメイリンちゃん。
学園ラブコメだったら、水着間違いなしの展開ですが、
ユニウスセブンの落下で、それどころではありません。
空も真っ暗で、ルナマリアさんもアンニュイな表情です。
「まったく、心配したんだぞ!」
「実際、死にかけたけどな」
そんな中、ストロベリートークに花を咲かせる2人。
(何を話してんだろ……)
カガリと楽しそうに話すアスランを、
寂しそうに見つめるルナマリアさん。
「やめろよ、このバカ!」
しかしそこに、ザフトの山岡士郎ことシンが、
またしても、カガリに言いがかり(シャレじゃないよ)をつけます。
世界中が壊滅的な被害を受けているというのに、
お気楽なカガリの発言が、気に食わないようです。
特に「イザーク達のおかげで」の部分で怒りが爆発しました。
(でも、いきなり「バカ」はないだろ、小学生か)
「落としたのは、コーディネーターさ!」
そう、悪いのは全てコーディネーターのせい。
コーディネーターなんて、いなければいいんです。
(あたしもコーディネーターなんだけど……)
複雑な心境のルナマリアさん。
(まあ、そう言うシンもコーディネーターなのですが)
よろよろ……
シンはカガリに対して、怒りをぶつけたのですが、
結果、ショックを受けたのはアスラン。
おぼつかない足取りで、部屋へと戻っていきます。
「……………」
そんなアスランを、黙って見送るルナマリアさん。
しばらくは、アスランを1人にしてあげましょう。
しばらく、1人で部屋に引き篭もった後、
寂しくなったアスランが、艦内をほっつき歩いていると、
そこには、射撃訓練の真っ最中のルナマリアさんが。
「お姉ちゃん、これどうやって遊ぶの?」
「ああ、これはね……」
「的をステラだと思って、撃つべし!撃つべし!」
実践さながらの殺気を見せるルナマリアさん。
「……カ・イ・カ・ン」
そして、恍惚の表情を浮かべるルナマリアさん。
「この変態仮面め!この!この!」
ルナマリアさんに負けじと、憎しみを的にぶつけるレイ。
「うっ、私より上手い……」
「えっと、ここがスイッチかな?」
じーーーーっ。
その様子を、黙って見つめるアスラン。
「一緒にやります?」
暇そうにしているアスランを、誘ってあげるルナマリアさん。
こんな娘がクラスにいたら、いじめも仲間外れも起きませんね。
「本当は、私達みんな、あなたの事よく知ってるわ」
ちょっと前まで、全然関心がなかった様子なのに、
今になって、アスランの経歴を詳細に語るルナマリアさん。
多分、急いで調べたんだと思います。
「射撃の腕も、かなりのものと聞いてますけど」
「お手本。私、あんまり得意じゃないんです」
アスランにプレッシャーをかけるルナマリアさん。
もし、自分より下手だったら、罵ってやる気満々です。
(そういう魂胆か……)
ザフトの若手パイロット達へのお手本。
ここで、情けない結果を出したら、
またしても、伝説のエースの面目丸潰れです。
しかし、決めたら決めたで、カッコいい。
外したら外したらで、笑いになる。
どっちに転んでも、アスランにはオイシイ展開です。
次々と現れる的に、正確無比に、神速の速さで命中させていくアスラン。
(どうだ、これがオレの実力だ!)
「うわ、すごいけどキモイ、キモイけどすごい!」
ゲーセンで、ガンシューの神プレイを見たときの気持ちになるルナマリアさん。
「私にもコーチしてください!」
「キミはトリガーを引く瞬間、手首を捻るクセがある」
銃の扱いを通じて、またも接近する2人。
テニスのコーチで、こういうのはよくありそうですが、
銃のコーチで、こういうのはあまり見かけませんね。
「……………」
そんな2人を寂しそうに見つめるカガリ。
この人は撃ち方を教えてもらうも何も、
実際、過去にアスランと撃ち合ってますので。
ルナマリアさん、完全に恋する乙女の目になってます。
これからの時代、女性にモテるためには、銃のスキルは必須。
僕もさっそく、押入れから、バーチャガンを取り出したいと思います。
この人達は、当分無視する方向で。
続く。
「今週は出番ねえし、ドラクエでもやるか」
「うむ」