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【テキスト】逆転ゴールデンイーグルス

 

2006.9.18

 

前回までのあらすじ

冒頭から悪夢にうなされているシン。

それは自分の知らないうちに主役が交代している夢。

大丈夫、フリーダムもオレが倒したし、アスランも死んだ。

ルナは弱いし、レイは地味、オレの主役街道を阻む者は誰もいない。

雑誌とかの人気投票では一位じゃないみたいだけど、

ああいうのは得てして主役は一位にならないものだし。

スタッフロールでも一番上のオレが主役で間違いないんだ。

そうだよな、みんな。そうだと言ってくれよ……

 

「ヘブンズベース戦での功績を称え、

シン・アスカにネビュラ勲章を授与するものとする」

 

翌日、ジブラルタル基地司令部。

そんなシンの不安を吹き飛ばすように、

また新たな勲章が授与されます。

 

「おめでとう、二つ目だな。いや全く素晴らしい」

「ありがとうございます」

 

今回もデストロイ3機を撃破との大活躍。

彼がいなければ作戦の成功もありえなかった。

あの問題児は今や名実共にザフトのエースとして成長しました。

 

「それからこれを……」

(キタキタキター!)

(私がフェイス……)

 

議長が取り出したのはフェイスの徽章。その数二つ。

シンが授章するのは確実として、もう一人は誰なのか?

自らの授章を確信してビシッと表情を作るアーサー。

副官としてナイスリアクションを連発中の私に違いない。

先日は議長の前で立ったまま気絶するというミラクルを見せたからなあ。

いやいや私に違いないわ、とルナマリアさん。

ミネルバ唯一の女性パイロットとして活躍する私が授章すれば、

きっと多くの女性パイロットたちの励みになるはず。

それに全国の射撃が苦手な子供たちにも夢を与えられる。

新世紀のジャンヌダルクの座は私がもらったわ。

 

「シン・アスカとレイ・ザ・バレルに」

「はい」

「ええっ!?」

「はあっ!?」

 

しかし議長が呼び上げたのはシンとレイ。

納得のいかない表情のルナマリアさんとアーサー。

何で? どうして? 私より地味じゃない!(面白くないじゃない!)

 

「今後もその力を尽くしてほしい」

「光栄です。ベストを尽くします」

「自分も頑張ります!」

 

議長からフェイスの徽章を授与されるシンとレイ。

それを恨みがましい瞳で見つめるルナマリアさんとアーサー。

特にアーサーはフェイスモテモテ計画が水泡と帰してがっかり。

仕方ない。本当は私が授章する予定だったんだけど、

優しさから部下に譲ったということにしておこう。

 

「ロード・ジブリールの所在がわかりました!」

「えっ!?」

「なんですって!?」

 

授章式を終えて基地司令部を後にするシンたち。

しかし階段を下りようとしたところで急展開。

逃走中のジブリールの所在が明らかになったとの報告が。

 

「で、彼はどこに?」

「オーブです」

 

カーペンタリア情報部からの報告。添えつけられた写真には、

自宅でジブリールと談笑しているセイラン親子の姿がバッチリと。

 

「オーブ!?」

 

自らの手で引導を渡したはずの祖国、

そのオーブが今度はロゴスの親玉ジブリールを匿っている。

あの国はどれだけオレの人生に迷惑かければ気が済むんだ。

 

「なんだって!?」

 

予想だにしなかった事態に動揺するカガリ。

自分の留守中に家に愛人を連れ込まれたような気分です。

まさかこの状況にも関わらず、ジブリールに協力するつもりか。

いや、いくらあのバカ親子でもそこまでの愚行は犯すまい。

 

「オーブ政府からの回答出ました。スピーカーに出します」

 

既にオーブ近海をザフト艦隊が包囲。

回答次第では一気に戦闘に突入するこの状況で、

オーブが出す回答とははたして――?

 

「オーブ政府を代表して回答するよ〜ん」

「ユウナ!?」

 

スピーカーから流れてくる緊張感のないユウナの声。

その声にカガリは言いようのない不安に襲われます。

もはや彼が何を言ってもギャグの前フリにしか聞こえません。

 

「貴艦らが引渡しを求めるロード・ジブリールなる人物は、

わが国には存在しない。またこのような武力を持っての恫喝は、

一主権国家としての我が国の尊厳を著しく侵害する行為として

大変遺憾に思う。だからさっさと帰って、私は寝てないんだ!」

 

カガリの嫌な予感は的中。

決定的な証拠を捉えられているのにも関わらず、

ユウナはジブリールの存在を認めるどころか逆ギレ。

まさかの回答にルナマリアさんたちも唖然とします。

 

「あんのスチャラカ野郎ぉ〜!」

 

モニターに映るユウナを怒鳴りつけるカガリ。

さすがオーブのバカチン王子ユウちゃん。

最悪のケースの少し斜め上をいく絶望的な回答です。

 

「……もはやどうにもならんようだな」

 

予想外の返答に議長も呆れかえって言葉を失います。

こちらからオーブを攻めるには大義名分が必要だったが、

まさか自ら墓穴を掘ってくれるとは。オーブ国民には気の毒だが、

ここまでバカにされては黙っておれん。オーブへ侵攻を開始する。

 

「ロード・ジブリールをオーブから引きずり出せ!」

 

一斉に出撃するザフトのモビルスーツ隊。陸海空からオーブに侵攻します。

しかしこの非常事態にも関わらず、オーブ市民に避難勧告は出ず。

それどころか、ザフトが侵攻したことさえ一切知らされていません。

 

「ああん、もう〜! どうしてこうなるんだ!?

彼はいないと回答したのに何で奴等は撃ってくるの!?

キャラが被っている僕へのデュランダルの嫉妬!?」

 

ザフトの侵攻に大慌てのユウナ。

これまでの人生で訪れた全ての危機を、

居留守と仮病と寝たフリで切り抜けてきた彼。

今回もきっと上手くいくとタカをくくっていましたが、

ヤクザ相手に子供の言い訳は通用しませんでした。

 

「嘘だと知っているからですよ」

「えっ!? だって昔、アークエンジェルの時は……」

「あの頃とは、政府も状況も違います!」

「僕の気持ちはあの頃から何一つ変わってないよ」

「知るか!」

 

トダカ一佐に代わって新たなツッコミ役となったソガ一佐。

混乱するユウナを早くも一喝。初登場からなかなかのツッコミぶりです。

ユウナという全国のツッコミが羨ましがる天才的ボケがいる以上、

オーブから優秀なツッコミの人材が途絶えることはなさそうです。

 

「うるさい! うるさい! うるさ〜い!

とにかくこっちも防衛体制をとるんだよ! 護衛艦軍出動!

迎撃開始! モビルスーツ隊発進! 奴等の侵攻を許すな!

サツガイせよ! サツガイせよ! サツガイせよ!」

 

自らの非を認めずに将兵たちに当り散らすユウナ。

その駄々っ子のような態度にますます周囲の気温は下がり、

国防本部はまるで学級崩壊したクラスのような雰囲気に。

このまま転職サイトのコマーシャルに使えそうな光景です。

 

「アマギ、ムラサメ隊は出られるな?」

「はっ? はい」

「なら行こう。艦長、スカイグラスパーを私に貸してくれ」

 

国の危機にカガリは決意を固めた表情。

しかしキラにストライクルージュを貸してしまったため、

発進できる機体はスカイグラスパーぐらいしか残っていません。

 

「そんな無茶よ! スカイグラスパーでなんて!」

「オーブが再び焼かれようとしているんだ!」

 

むざむざ死ににいくようなもの。無謀すぎる。

急くカガリをマリューさんは慌てて止めます。

何とかしたいという気持ちはわかるけど、

せめてキラ君が戻って来るまで待ちなさい。

 

「もう何も待ってなどいられない!」

 

マリューさんの制止にもカガリは聞く耳持たず。

首長としてのだいぶ落ち着いてきたカガリですが、

この非常事態に以前の彼女に戻ってしまったようです。

こういう時、いつもならキラがお得意の理責め(屁理屈を含む)で、

暴走する彼女を止める(というか泣かす)のですが、あいにく不在。

もはや彼女を止めることのできる人物は誰もいません。

 

「止めてくれるな〜むぎゅ!」

「カガリ!?」

「あらあら」

 

エレベーターに向かって駆け出すカガリ。

しかしタイミングよく入って来たキサカに取り押さえられます。

隣にはモルゲンレーテの技師であるエリカ・シモンズの姿も。

 

「待て、カガリ」

「やめろ! 放せ! 首長だぞ! 偉いんだぞ!」

 

キサカの腕を振り解こうと暴れるカガリ。

今回が初見の方のために説明しておきますと、

このジタバタ暴れている子供は一国の首長です。

 

「このままここで見ているぐらいなら、

国と一緒にこの身を焼かれたほうがマシだ!」

 

キサカの言葉にもカガリは全く聞く耳持たず。

ちょっと前まではアスランに「生きる方が戦いだ!」とか、

「命を大切にしない奴なんて大嫌いだ!」とか言っていたのに。

まあ、その場その場で言うことがコロコロ変わるのがこの年頃ですから。

 

「はなちぇ〜! はなちぇ〜!」

「はいはいはい、だから行くのはいいけど、

その前にウズミ様の言葉を聞いてと言いたいの」

 

そんなお子ちゃま首長をなだめるエリカ。

この非常時にも関わらず彼女の表情からは余裕が窺えます。

おそらく何か秘密兵器的なものを用意しているのでしょう。

技師たるもの「こんなこともあろうかと」を一つは持っているものです。

 

「お父様の……?」

「そう、遺言を……」

 

エリカが告げたのは、カガリの父であるウズミの名。

ブロックワード「お父様」の発動より、

暴れていたカガリもすっかりおとなしくなります。

 

「そこに言葉が彫ってあるでしょう。読んでみて」

「この扉、開かれん日の来ぬことを切に願う……」

「この扉が開かれる日、それはこのオーブが

再び炎に包まれる日かもしれない。そういうことよ」

 

エリカに連れて来られたのは、アカツキ島のさらに地下。

首長であるカガリも初めて足を踏み入れるエリアです。

辿り着いた巨大な扉の前には、ウズミの言葉が刻まれていました。

 

「そしてこれが、封印されていたウズミ様の遺言よ」

 

扉を開けた先は巨大な格納庫になっていました。

エリカが照明を入れると、そこに現れたものは――

 

 

「……日焼(ひやけ)?」

「暁(あかつき)よ」

 

それは全身から眩い光を放つ黄金のモビルスーツ。

金持ち舐めんなよと言わんばかりの黄金の装甲は、

全てオーブ国民の税金によって作られているため、

批判を防ぐためにも地下に隠さざるをえませんでした。

 

「カガリよ……」

「お父様!?」

 

突如格納庫に響き渡る声。

その声にカガリは思わず驚きの声を上げます。

それは忘れるはずもない、最愛の父ウズミの声。

 

「錬金術でそんな姿に?」

「テープよ」

 

それは生前のウズミがカガリに残したメッセージ。

彼はこのような事態を予見して秘密裏にアカツキを製造していたのです。

「どうして前大戦時に渡してくれなかったの?」というのは禁句です。

 

「もしもお前が力を欲する日来たれば、

その希求に応えて、私はこれを贈ろう」

 

とはいえ日進月歩のモビルスーツ開発の世界。

スペック的に2年前の機種で通用するギリギリでしょう。

これが30年後とかだったら全く意味がありませんでした。

その点に関しては良かったというべきか何というべきか。

 

「教えられなかったことは多くある。

が、お前が学ぼうとさえすればそれは必ずやお前を愛し、

支えてくれる人々から受け取ることができるだろう」

 

懐かしい父の言葉と共によみがえる思い出。

当時は父の考えがわからずに衝突することもありました。

国を飛び出してレジスタンスに身を置くようなアホの子でした。

 

「キラ君、アスラン君、えっと……何とか太郎君。

 みんなお前のために力を貸してくれている」

 

そんなカガリも、弟のキラや恋人のアスラン、

ラクスやアークエンジェルのクルーたち、その他、

多くの人々との出会いや別れを繰り返して、

彼らに支えられながら少しずつ成長していきました。

 

「故に私はただ一つ、これのみを贈る。

力はただ力。多く望むのも愚かなれど、無闇と厭うのもまた愚か。

守るための剣、今必要ならばこれを取れ。

道のまま、お前が定めた成すべき事を成すためならば」

 

強すぎる力は争いを呼ぶ。

しかし力がなくては何も守ることはできない。

父は自分を信じてこの剣を託してくれた。

誰かを傷つけるためではなく守るために。

 

「が、真に願うのはお前がこれを聞く日の来ぬ事だ。

今この扉を開けしお前には届かぬ願いかもしれないが。

どうか幸せに生きよ、カガリ……」

 

メッセージの最後に添えられた言葉。

それは一国の首長としてではなく、

娘の幸せを願う一人の父親としての願い。

どこまでも優しい響きを持ったその声を聞いて、

カガリの脳裏に父の最期の姿がよみがえります。

 

「一番の宝物は君が生まれてきたことだ……」

「おとうはん……おとう……」

 

死してなお自分のことを思い続けてくれた父。

その愛情の深さに感動して泣き崩れるカガリ。

ただでさえ涙もろい彼女にこの演出は反則です。

たぶんウズミも泣かせるつもりでやっていると思いますが。

 

「カガリ……アカツキに乗るか?」

「ぐひん……のじゅ(乗る)」

 

しばらく一人にしてあげたいところですが、

こうしている間にもオーブは危機に瀕しています。

そしてそれを救えるのは首長であるカガリしかいません。

キサカの問い掛けに彼女は力強く頷きます。

 

「そうだ! 僕がラクス・クラインみたいに歌えば……」

「逆効果です!」

「ソガ一佐! 沖合上空に新手の友軍部隊が!」

 

漫才を続ける二人にオペレーターが告げます。

突如出現した友軍部隊が発信しているのは、

クレタで沈んだはずのタケミカヅチ搭載機の識別コード。

その中心には所属不明のアンノウンモビルスーツの反応が。

 

「黄金の……モビルスーツ!?」

「か…かっちょいい〜!」

 

モニターに大写しになるアカツキを見やる二人。

その悪趣味なばかりの金色に引き気味のソガ一佐。

一方でユウナは感動している様子。好きな色は金と紫です。

 

「私はウズミ・ナラ・アスハの子、カガリ・ユラ・アスハ」

 

カガリは国防本部に通信を繋ぐと、

いつものように首長である自ら名を告げます。

これまでは毎回偽者扱いされて攻撃されたが、

いくらなんでもこの状況では攻撃してこないだろう。

 

「カガリ様!?」

「国防本部、聞こえるか?

突然の事で真偽を問われるかも知れないが、指揮官と話したい」

 

カガリの登場に沸き上がる将兵たち。

最悪の状況でやって来た彼女はまさに天の助けです。

でも、バカ(ユウナ)がまた「偽者だ!」とか言い出すんだろうなあ。

 

「カガリ! カガリィ〜! 来てくれたんだね!

マイハニ〜! ありがとう〜! 僕の女神〜!」

 

ユウナはオペレーターから通信機を奪い取ると、

過去のいざこざなどなかったかのように親しげに呼びかけます。

それにしたって、今時「マイハニー」はなかろうて。

 

「指揮官は僕ぅ〜! 僕だよぅ〜!」

 

君の留守を務めた僕を褒めてくれとばかりに、

欽ちゃんばりの甘えた口調でカガリに媚びるユウナ。

どうやら彼の辞書に恥や反省という言葉はないようです。

ああ、その小指をありえない方向に曲げてやりたい。

 

(ああっ、殺したい……!)

 

その変わり身の早さに非難の目を向ける将兵たち。

誰か反旗を翻してこいつを撃ち殺してくれないものか。

しかし彼らの冷たい視線にユウナは全く気づいていません。

 

「ユウナ、私を本物と、

オーブ連合首長国代表首長カガリ・ユラ・アスハと認めるか?」

「もちろん、もちろん、もろちん!」

 

声の主が本物のカガリであることを認めるユウナ。

この瞬間、ユウナからカガリに国の全権が委任されました。

 

「僕にはわかる、彼女は本物だ!」

 

ああ、カガリ。僕の最愛の人。

今まで君には色々と辛く当たってきたけれど、

それも全て君のことが好きな裏返しだったんだ。

ああっ、こんなツンデレな僕を許してくれたまへ。

帰ってきたら結婚式をやり直そう。今夜は寝かさないよ。

 

「…………」

 

口が半開きのまま固まるソガ一佐たち。

もはや呆れ返って言葉も出ない状態です。

こいつもある意味でニュータイプだな。ある意味で。

 

「ならばその権限において命ずる。将兵たちよ、

直ちにユウナ・ロマを国家反逆罪で逮捕、拘束せよ!」

「うん、僕を拘束しろ!」

 

するとカガリは先ほどまでの穏やかな口調から一転、

厳しい口調で将兵たちにユウナの拘束を命じます。

 

「はにゃ!? 拘束!?」

 

思いもよらない展開に面食らうユウナ。

拘束って? 僕を縛るの? いや、それは夜まで待ってよ。

知られざる僕のものすごい性癖が明らかになるからさ。

 

「命令により、拘束させていただきます!」(嬉しそう)

「へぶしっ!」

 

実直なソガ一佐はすぐさま命令を実行。

強烈な左ストレートがユウナの顔面にクリーンヒット。

変形するユウナの顔。「ペチャ」といういい音がしました。

 

「おとなしくしろ!」

「いやあああぁぁぁ! ああっ! だめぇ!

せめて……じ、自分で外すから……ひえっ!」

 

積年の恨みを晴らさんと一斉に飛び掛る将兵たち。

どさくさに紛れて殴ったり、蹴ったり、踏んだり、脱がしたり、

最終的にユウナはブリーフ一枚で床に正座させられます。

 

「オーブ軍全軍、これより私の指揮下とする」

「カガリ様!」

 

カガリの指揮により統制が取れたオーブ軍。

アカツキの活躍もあり、劣勢を一気に跳ね返します。

 

(オーブを撃つなら……オレが撃つ!)

 

この状況に待機していたシンたちにも出撃命令が。

シンはレイとルナマリアさんをミネルバに残して一人出撃します。

過去と決別するためにも、オレの手で全てを終わらせてみせる。

 

「あれは……」

 

突如通信機から聞こえてくる仲間の悲鳴。

振り向いた先にある機体を見てカガリは戦慄します。

それは先日のヘブンズベース戦で鬼神の如き活躍を見せた

ザフトの新型モビルスーツ。アスランを墜としたのも奴だ。

 

「こいつ……!」

 

どこの誰だが乗っているのか知らないが、

何だか金ピカで目立って主役っぽい機体。

オレの主役の座を脅かす奴は全て倒してやる!

 

「ええい!」

「うおおおっ!」

 

オーブ上空で激突するシンとカガリ。

初期の頃から衝突し合ってきたこの二人ですが、

いよいよ直接対決の時がやって来ました。

 

「ううっ、ピンク……」

「アスランさん……」

「ほっとけ」

 

一方、恋人のアスランは未だに病床。

そんな彼も次回ついに復活を果たします。

 

 

続く

 

 


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