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【テキスト】シン・レッドライン

 

2004.12.28

 

「おジャ魔女どれみドッカ〜ン」のOPではありません。

「積極的自衛権」という、よく意味のわからない言葉(検索トップがSEED関連)

によって、プラントと地球との戦闘が再び始まりました。

 

一方、オーブを離れたミネルバを待ち受ける地球連合艦隊。

前方には地球連合艦隊、後方にはオーブ艦隊。

ミネルバ、完全に逃げ道がなくなりました。

 

「ひい、ふう、みい……」

 

その数は、空母だけでも4隻。

他の軍用艦などを含めると、とんでもない数です。

 

「1人10隻ずつ倒せば……」

「……無茶言うなよ」

 

対するミネルバは、この3人だけ。

なんか戦う前から、ダメそうな雰囲気満々です。

 

「海に落ちるなよルナマリア、落ちても拾ってはやらない」

 

戦いを前に、ルナマリアさんを小馬鹿にするレイ。

おそらく、彼なりのジョークで、緊張を解しているのでしょう。

 

「いじわる……」

 

本気でむくれるルナマリアさん。

もし本当に海に落ちたら、来週からはズゴックに乗ります。

 

「主人公はオレだ〜!」

 

 

「あまり艦から離れるな」と艦長に言われたシンですが、

そんなことおかまいなしに、敵陣中央に単機突入。

アスランのいない今こそ、汚名挽回のチャンスです。

 

「うぐっ!」

 

その隙を狙われるミネルバ。

 

「ええい、当たれ!いつの日か!」

 

ルナマリアさんは甲板から狙撃。

しかし、アスランの教えもむなしく、今日も年末ジャンボ宝くじです。

 


「ふぎゃ!」

 

その隙を狙われるミネルバ。

 

「ちっとも減らない……」

 

こんな多勢に無勢の状況にも関わらず、

全く当たらないルナマリアさんの砲撃。

もはや、ミステリーの領域です。

 

最悪の事態というのは重なるもので、

そこに地球連合の新型MA「ザムザザー」が登場。

 

「うわ、悪そうなザクレロ」

 

このモヒカンになったザクレロ「ザムザザー」

名前はふざけていますが、その性能はすごいです。

 

機体上部に搭載されたリフレクターはなんと、

ミネルバの陽電子砲「タンホイザー」をも跳ね返します。

どういう原理でそうなっているのかよくわかりませんが、

天津飯にかめはめ波が効かないみたいなものと思われます。

 

(普通に実弾兵器で攻撃すればいいのでは……)

 

地球連合の最新技術に、目が点になるルナマリアさん。

 

でも、攻撃はアーム。

 

 

「オレのこの手が真っ赤に燃えるぅ!」

 

ザムザザーのパイロットも、もうノリノリです。

こういうMSの性能の差が戦力の決定的な差だと

思っているような二流パイロットが、強い機体に乗ると一番タチが悪いです。

 

「これならどうだ!」

 

こういう時に頼りになるのが、

ルナマリアさんのガナーザクウォーリアです。

砲弾仕様の「M1500オルトロス」なら、リフレクターも関係なし。

 

なんか違うやつに命中。

 

 

「み、見た!?当たった!当たったよ!」

 

12話にして、初の撃墜。

感動に打ち震えるルナマリアさん。

 

「ダメだ、使えねえ、あの女!」

 

カレーパンマンと食パンマン並に、反りが合わない2人。

 

「しまったぁ!」

 

残るアンパンマンこと、シンですが、

ザムザザーのクローにナイスキャッチされていました。

そのままフリーフォールよろしく、海面にまっ逆さま。

 

「ぎゃ〜!」

 

 

「にょ〜!」

 

 

「ううっ、なんか楽しそう……」

 

既にエネルギーがほとんどないインパルス、脱出できません。

 

「僕たちは…どうしてこんな所に来てしまったんだろう……」

 

早くも最終回モードに突入するシン。

このまま、短い生涯を終えてしまうのでしょうか。

今死なれても「シン死んだ」というダジャレしか生まれませんが。

 

今までの出来事が、走馬灯のように、シンの脳裏に浮かんできます。

どうやら、いよいよその時が来てしまったようです。

来週からは、何事もなかったかのように、

アスランが主役として、活躍してくれることでしょう。

ありがとう、さようなら、シン。

 

 

 

……しかし、その時、

 

「あきらめたら、そこで放送終了だよ」

 

 

「マユ……オレを導いてくれ!」

 

こんなところで死んでしまったら、

二度と妹とのアレやコレを妄想できない。(亡き女を想うと書いて妄想)

そう思った瞬間、全身(主に海綿体)に再び力が溢れてきます。

 

その時、シンの中で何かが弾けた。

古くは火事場のクソ力に始まり、超サイヤ人に代表される、

少年ジャンプ伝統のアレです。

 

「自分で説明しよう。

妹萌えの感情が極限まで高まる事によって、

オレは超サイヤシンへと変身するのだ!」

 

 

「な、なんだって〜!」

 

驚くザムザザーズのみなさん、ナイスリアクションです。

 

インパルスのビームサーベル一閃。

コックピットから真っ二つになるザムザザー。

どうやら、シン種割れのための単なるかませ犬だったようです。

量産の暁には、やっかいな相手になりそうですが、多分されない。

3人乗りっていうのも効率が悪そうだし。(3バカが乗ったら面白そうだけど)

 

「ザ……ザムザザー!」

 

とりあえず一回言ってみたかったルナマリアさん。

 

「主人公なのに地味とか、弱いとか言ってた奴ら、

ちゃんと見てるかコノヤロー、これがオレの実力だ!」

 

日ごろ溜まったうっぷんを晴らすように、

地球連合艦隊を次々と撃沈させていくシン。

まさに一機(騎)当千、呂布の如き強さです。

 

「あ〜ひゃっひゃっひゃ!」

 

突如、大西洋上に出現した悪魔のようなMS。

この地獄のような光景は、命からがら帰還した兵士たちに、

一生トラウマとして残ることになるのでした。

 

「よくお似合いですよ!」

「君に言われると不安だな……」

 

そして再び、ザフトの軍服に袖を通すアスラン。

次回から、セイバーとフリーダムも参戦の模様。

種割れしたシンは、彼らにどこまでついていけるのでしょうか。

ルナマリアさんはサザビーでも用意しないと厳しそうです。

 

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【おまけ劇場】ステラさんのクリスマス

 

 

「サンタさん、まだかなぁ〜」

 

 

「やあ、どこからどう見てもサンタだよ」

 

 

「うわあ、サンタさんだあ!」

「すげえ、本物だ!」

「普通、宇宙まで来るか?」

 

 

「サンタさん、あたしPSPが欲しいの……」

 

 

「……PSP?」

 

 

「おい、PSPとは何だ?」

「新しい携帯ゲーム機ですよ、黒いやつ」

 

 

「……ああ、アレね、もちろん用意してるよ」

 

 

「やったぁ、ありがとうサンタさん!」

 

 

「ほれ、メリークリスマス!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すっかり出番のない彼女たちを思っての行動でしたが、

冷たい視線を感じるので、今回でやめます。