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【テキスト】戦慄のピンク

 

2004.12.14

 

「今週も出番がないので適当です」

 

今週もルナマリアさんの出番はなし。(セリフすらなかった)

当レビューの存在意義が問われる展開が続いております。

よって、今週も適当にお送りします。作画もなんだか適当です。

 

「テロを名目にプラントを攻撃したい」

 

先のユニウスセブンの地球落下を受けて、

プラントへ無理な要求を突きつけるアメリカ大統領。

要求が受け入れられない場合は、武力行使も辞さないとのこと。

このまま、地球とプラントの戦争に発展してしまうのか?

 

「いつの時代もアメリカの大統領は変わらないな」

「うわ、知ったような口を」

 

戦争になったら、オーブにいる自分達にも危険が。

ミネルバのクルー達にも緊張が走ります。

 

宇宙に残っているイザークとディアッカも固唾を飲んで見守る。

(ディアッカは先生に立たされている訳ではありません)

この先、一体どうなってしまうのでしょうか?

 

 

 

……その夜

 

(……僕の乗るMSはあるのかな?)

 

 

(……私、またエターナルに乗るのかしら?)

 

 

(……アスランは無事なんだろうか?)

 

 

(……議長がいないと退屈ね)

 

皆、眠れぬ夜を過ごしています。

もしかしたら、明日戦争が始まるかもしれない。

こんな状況で熟睡できるはずがありませんね。

 

「ぐーぐー」

 

……まあ、育ち盛りの少年ですから。寝る子は育つ。

いつもは生意気なシンですが、寝顔はカワイイもんですね。

一体どんな夢を見ているのかな?

 

!?

 

 

「なあ、ちょっとぐらい、いいだろ〜」

「ダメだよ〜犯罪だよ〜」

 

 

「待てよ、マユ〜」

「あはは、こっちだよ〜」

 

 

「……ねえ、お兄ちゃん」

「……どうした、マユ?」

 

 

「お兄ちゃん、大好き」

 

 

「むにゃむにゃ…お兄ちゃんも好きやでぇ……」

 

 

 

  

翌日、ついに開戦。

 

 

「兄妹なんて関係な……あれ?」

「……どんな夢見てたんだ?」

 

一気に夢から現実へ引き戻されるシン。

 

「よし、オレ達に任せろ!」

 

敵の狙いはプラント。

宇宙に残っていたイザーク隊の出番です。

 

対する地球連合の艦長、ものすごい悪人面です。

ですが、こんな悪人面なのも納得の事実が明らかに。

なんと、地球連合のMSは、核ミサイルを搭載していたのです。

 

確認!

 

 

(……それはギャグで言っているのか?)

 

宇宙一笑えない不可抗力ギャグ誕生の瞬間。

とにかく、このままでは、プラントに核が打ち込まれてしまいます。

 

「一機たりともプラントを打たせるな!」

 

地球連合の悪人面の艦長と違い、精悍な顔つきのザフト艦長。

かわぐちかいじのマンガに出てきそうです。

この危機を救えるのは、イザーク隊しかいません。

 

「くっそー!」

 

そのイザーク隊、敵の囮にまんまと引っかかってました。

大口を開けて悔しがるイザーク。肝心なところで役に立ちません。

 

「アヒャヒャヒャヒャ!カク核爆発!」

 

ついに放たれてしまった核ミサイル。

それにしても、地球連合の人達、悪人面多すぎ。

 

「フガフガ……ア、アゴが……」

 

アゴが外れてしまったイザーク、もう間に合いません。

このままプラントは破壊されてしまうのか?

 

しかし、次の瞬間。

ザフトの新兵器、ニュートロンスタンピーダが発動します。

(詳しい原理は、でんじろう先生あたりに聞いてください)

 

一瞬にして消滅する核ミサイル。

同時に敵MSと敵戦艦も消滅、すごい威力です。

なるほど、最初から、これが狙いだった訳ですね。

さすがイザーク、囮に引っかかったと見せて、見事な誘導作戦です。

 

「な、何だ?一体何が?」

 

イザーク、全く知らされていなかったようです。

むしろ、間に合っていたら、イザーク隊共々、木っ端微塵。

隊長のマヌケが、イザーク隊全員の命を救いました。

 

「やれやれ……」

 

安堵の溜め息をこぼすデュランダル議長。

 

(……やっぱ、地球は滅ぼすべきだな)

 

そして、甦る前世の記憶。

 

(議長遅いよ、何やってんの?)

 

まさか核が打ち込まれているとは思ってもいないアスラン。

議長に面会の約束をすっぽかされ、ご機嫌斜めです。

 

(フッ……水も滴るいい男ってか)

 

 

(ふぬっ、一人にらめっこ!)

 

 

(……つまんねえよ)

 

せっかくプラントに来たのに、誰も相手にしてくれないアスラン。

もう地球に帰ろうかと思った瞬間、頭上から聞き覚えのある声が聞こえてきます。

 

「ええ、大丈夫、バレないよう気をつけますわ」

 

 

 

「こ、この声は……」

 

背筋に何か寒いものを感じるアスラン。

 

(あれは……ハロ42号?)

 

そこには、以前、自分が狂ったように作りまくったハロが。

ハロの持ち主で、ピンクの髪の人物といえば……

 

「アスラーン!」

 

  

「げげっ!」

 

地球にいるはずのラクスが、何故プラントに?

 

(うわ、ツッコミ所が多すぎる!)

 

顔も、胸も、服も、全部おかしいです。

 

「あぁ嬉しい、やっと来てくださいましたのね」

 

いきなり、一方的に感動の再開を演出するラクス。

2、3日前に会ったばかりなのに、大袈裟すぎはしないか?

 

「いや、あんた、本当にラクスか?」

 

当然、アスランも異変に気付きます。

見た目こそラクスですが、ここにいるはずがありません。

また、若干ですが、口調も違います。彼女は一体?

 

「これは……双恋発売記念か何か?」

「2人一緒じゃダメですか?」

 

 

「いや、1人でも厳しい。そもそも、そんな設定あったか?」

 

ラクスに双子の姉妹がいた覚えはないし。

クローンだとしても、いきなり成人して生まれる訳ではない。

こんな精巧なアンドロイドが出来るはずもない。

声と体型がそっくりな人を整形したんでしょうか?

 

「そんなのは、後付けで何とでもなりますわ」

 

 

「まあ、続編なんてそんなもんだよな……」

 

アスラン納得。

 

元よりキャラ重視(のみ?)の作品でしたが、

ここにきて、ついに双子キャラの参戦です。

これによって、メインヒロイン争いも混沌としてきました。

 

普通の姉妹(ルナマリア、メイリン)

顔の同じ双子《ラクス、ミーア(ラクス2号)》

もしかしたら姉妹(カガリ、ステラ)

 

あなたはどの姉妹を選びますか?

 

 

ほっちゃーん、ホァァー!

 

 

続く。何だこのオチは。