燃える女のインフレバトルドラマ

 

「エースをねらえ!」ドラマレビュー 第5話・後編@

 

 

前回で合宿は終了。

 

 

合宿を終えて、家に帰ってきたひろみ。

だが、表情は冴えない。

 

もちろん、原因は藤堂の事だ。

 

「合宿で何かあったの?」

 

一人で部屋に篭もっているひろみを心配して、お母さんがやって来ました。

 

「何も……」

 

「ねぇ、お母さん」

「うん?」

 

「初恋って、お父さん?」

 

「んな訳ないでしょ!」

 

 

「ここだけの話、高校の同級生。勉強も出来て、

スポーツ万能で、女の子の憧れの的だったのよ。

まるで、藤堂さんみたいな

 

(その藤堂さんの事で、悩んでるんだけど……)

 

「でもね、告白できなかったし、片想いで終っちゃった」

 

 

「ひろみ……何か迷った時は、

自分の気持ちに正直になりなさい」

 

 

 

 

 

 

……その頃、宗方コーチは(前フリ)

 

 

 

体育座りでイジけてました。

 

 

「ひろみちゃんが、ほかのおとこのこといちゃいちゃしているのがいやなんだ」

ってむなかたくんがいってました。

 

 

 

翌日から、再び高校生活が始まった。

 

「岡くーん!」

 

後ろから、ひろみを呼ぶ藤堂の声が、

 

「おはようございます……」

 

うわぁ、完全に冷めきってますね。

 

これは僕の経験上、今後、2人の仲が進展する事はないでしょう。

このまま自然消滅するのが妥当なところですね。

 

「今日、部活が終ったら会えないかな?」

「え?」

 

「ここで待ってる」

 

いきなりの進展。

 

テニス部の男女合同ミーティング。

 

尾崎が一生懸命喋っていますが、ひろみは聞く耳ももたず、

 

(どうしよう、待ってるってなんだろう?)

 

真面目に聞いているマキちゃんをよそに、

 

(今、そんなこと考えちゃダメ。でも……)

 

揺れる乙女心。

 

「これから、練習試合を始める」

 

乙女心など知った事のないコーチの登場です。

 

「男子1年上月。

お前、岡の相手になってやれ」

 

!?

 

「え?オレがですか?」

 

突然の宗方コーチの発言に驚く上月君。

 

この上月、見た目はショボそうですが、

「次期キャプテン」と言われるほどの選手らしいです。

 

「待ってくださいコーチ!

男子と試合なんて無理です!」

 

「全員、インドアコートに集合!」

 

完全無視。

 

「上月、手加減するなよ」

 

さらに追い討ちをかける。

 

「がんばれよ上月。女子とはいえ、関東大会勝ってるんだからさ」

「が・ん・ば・り・ま・す」

 

なんだかヘラヘラした奴です。

こんなのが次期キャプテンで大丈夫か?

 

でも、よく考えたら、現在のキャプテンが尾崎だから大丈夫か。

 

「岡さん!」

 

上月がひろみに声をかけてきた。

 

「お・て・や・わ・ら・か・に」

 

(キ、キモッ!)

 

ひろみ     VS   キモ月

 

 

 

(見てろよ、キモ月!)

 

(ひろみちゃんサーブ!)

 

「おぉえぃ!」

 

打ち方も、掛け声も、なんかキモイ。

 

簡単に返された!

 

(ひろみちゃんスペシャルが……)

 

試合を冷静に見つめる音羽さん。

 

……って、音羽さんが何故ここに!?

 

「つしゃあ!」

 

キモ月のサーブ!

 

「ボールが重い……

こんなの受けた事ない……」

 

 

キモ月の球の威力に圧倒されるひろみ。

 

男子の球を受けるなんて、これが初めてですからね。

 

 

 

 

 

 

 

あれ、宗方コーチのサーブは?

 

(こんなに男子と差があるものなの?)

 

え、じゃあ、宗方コーチは何?オカマ?

 

本日のトリビア

 

「宗方コーチのサーブは、高校1年生以下だった」 28へぇ。

 

「オイィィィ!」

 

ラケットがはじき飛ばされた!

 

「ゲーム!」

 

あっさりと、1ゲーム取られてしまった。

 

「おい、上月、少しは手加減してやれ〜」

 

男子部員全員が、ニタニタといやらしい顔でひろみを見ています。

 

「へーい」

 

(バカにして、くっそ〜!)

 

「あはぁん!」

 

まだまだ続くぜ、キモサーブ!

 

「うふぅん!」

 

もはや、誰にも止められない、絶好調です。

 

「おほぉん!」

 

出たぁ〜キモ月スペシャル!

 

「や、やば!」

 

ひろみがラケットで防ごうとするも、すでに遅し。

 

ボディに直撃!

 

「なっ!何をするだァーッ!」

 

ひろみ悶絶。

 

「おい、上月、ヤリすぎだよ。

女なんだから手加減しろって、へっへっへ……」

「イヒヒヒヒヒ……」

 

なんか最低な男子部員一同。

藤堂と尾崎以外はこんな奴らばかりなのか?

 

完全に舐めた態度のキモ月。

 

(今はきっとあなたが勝つ。

……だけど、次は絶対に楽には勝たせない)

 

怒りにより、ひろみの戦闘力が上がった!

格段に動きが良くなるひろみ。

 

焦るキモ月。

 

「ボールが上がりきる前に打つんだ!」

 

宗方コーチ(故)の言葉が、ひろみの脳裏に浮かび上がった。

 

「ボールが上がりきる前に打つ……」

 

サーブを打つと同時に、猛然と前方にダッシュ!

 

「あぁん!」

 

 

「今だ!」

 

「喰らえ、キモ月!

宗方コーチ直伝の奥義!」

 

「必殺・ライジングショット!」

 

 

 

 

 

 

「決まった……」

 

呆然と立ちすくむキモ月。

林家いっ平ではありません。

 

!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

やばい、面白い。

 

あしたのジョーやら、巨人の星やら、キャプテン翼やら、

スポ根が大好きな人間には、たまらない展開になってきましたよ。

 

音羽さんもビックリの次回に続く。

 

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