「エースをねらえ!」レビュー3話

 

 

 

「エースをねらえ!主題歌」

 

コートでは だれでも一人 一人きり♪


私の愛も 私の苦しみも♪

だれも わかってくれない♪

きらめく風が走る 太陽が燃える♪

唇に バラの花びら♪

私は飛ぼう 白いボールになって♪

 

黄緑だ〜!

 

では、第3話のレビューです。

 

前回、お蝶夫人から1ポイントを取ったひろみ。

 

テニスは野球やサッカーと違って、

点を取るのが当たり前の競技なのですが……


「やったあ、ひろみぃ〜!」

マキちゃん大興奮。横の二人がキョトンとしてます。

 

まだ1ポイント取っただけで、先は長い。

大騒ぎのマキちゃんをよそに、ひろみは至って冷静……

 

喜んでるよ!

 

一方、お蝶夫人は……

 

マジギレ

 

(さぞ、ご満足でしょうね。宗方コーチ…

でも、ポイントを許すのはこれきりですわ)

 

お蝶夫人を本気で怒らせてしまいました。

ここから、本気になったお蝶夫人の超高校級のプレイが連続です。

 

     

 

見えそうで見えないスカートの中(何度も確認)。

誰もが目をやるシャツの胸の突起。

 

さすが超高校級。

 

対するひろみも……

 

   ↑  ↑ 

                   

むむむ、こちらもなかなかやりますな。

 

細身ながらB82(わざわざ調べた)隠れ巨乳もさることながら、

ネットに絡まって、苦悶の表情を浮かべるシーンは、

全国の投網マニア(いるのか)のハートを鷲掴みしたことでしょう。

 

しかし、テニスの実力の方はお蝶夫人が何枚も上手、

そのまま試合は進んでいき……

 

ついに、お蝶夫人のマッチポイント!

 

しかし、マンガの主人公はここから大逆転のドラマを繰り広げるものです。

 

さあ、最後まであきらめるな、ひろみ!

 

あっさり敗北。

試合に負けた悔しさから、お蝶夫人を睨みつけるひろみ。

でも、雌豹のポーズ。

負けても視聴者サービスを忘れないひろみ。さすがです。

 

一方、試合に勝ったお蝶夫人ですが、

「この私が、あの娘相手に本気になるなんて……」

 

試合には勝ったものの、ひろみ相手に本気を出してしまった事に不満のようです。

 

その夜、家でピアノを弾くお蝶夫人。

実際、プロのスポーツ選手にもピアノを弾く人っていますもんね。桑田とか。

 

ピアノを弾きながら、今日のひろみとの試合を思い出し、

心に何か引っかかるものを感じるお蝶夫人。

 

ピアノを弾くのをやめて部屋から出ると、

ふと通りかかった応接間から、父親の声が聞こえてきます。

 

「すまないねえ。こんな時間に、宗像君

!?

何故、宗方コーチが竜崎邸に?

 

お蝶夫人の父親は日本テニス協会の理事、宗方コーチは元テニスプレーヤー。

2人を繋ぐものは、もちろんテニスしかありません。

 

「君から提案のあった例のプロジェクトだが、

金銭面のバックアップ体制は整ってある。後は人材だな。

君は最近、素人同然の選手を育てているそうだね」

岡ひろみのことでしょうか?」

「その、岡という選手、いずれ世界に通用するということなのかね?」

「その可能性はあると考えています。全てはこれからですが……」

 

どうやら、若いテニスプレイヤーを育成するプロジェクトが計画されていて、

そこで、ひろみが世界に通用する選手という事で、注目を受けているようです。

 

「あの子が世界に……」

二人の会話を隠れて聞いていたお蝶夫人、内心穏やかではありません。

 

翌日、廊下をウキウキと大爆走しているひろみに、

お蝶夫人が声をかけます。

 

「ひろみ、ちょっと…」

 

憧れのお蝶夫人に呼び出されて、

ひろみはホイホイと付いて行ったのですが、

 

「ひろみ、あなたどうしてテニスを始めたの?」

「えっ?」

 

いきなり、お蝶夫人がひろみに質問をしてきました。

 

「テニスを始めた理由、教えてくださらない?」

「あたしは、お蝶夫人に憧れて、お蝶夫人みたいに慣れたらなって」

「そう……」

「……?」

「ひろみ……」

「はい?」

「あなた、私かテニス、どちらか1つ選びなさい」

「えっ?」

「よくって?」

 

突然、お蝶夫人から、

「お蝶夫人とテニスどちらかを選べ」と言われたひろみ。

 

お蝶夫人がテニス部に所属している以上、

どちらか一方を選ぶのは不可能だと思うのですが。

 

もしも、ひろみがお蝶夫人を選んだ場合、

お蝶夫人が卓球部にでも移ってくれるんでしょうか?

 

しかし、このお蝶夫人の訳の分からない選択に、

ひろみは大いに悩む事になります。

 

(どういう意味だろう、お蝶夫人かテニスか選べって?

テニスを止めろってことなのかなあ?

あたしがテニスが下手だから?

全然上達しないから?

みんなに迷惑かけているから?

だから、お蝶夫人はきっと……)

 

次々とネガティブな発想を広げていくひろみ。

そして、悩んだ末にひろみが向かった先は……

 

竜崎邸。

 

しかし……

 

「お嬢様は先ほどお休みになられましたので、

本日はお会いする事は出来ません」

 

文字通り、門前払いされるひろみ。

実際はお蝶夫人に居留守を使われたのですが。

 

「そうですか、わかりました……」

 

翌日、ひろみが出した結論は?

 

「ちょっとひろみ、今、何てった!?」

「もう決めたの、私テニスやめる!コーチに言ってくる」

 

ひろみが考えた末に出した結論は、退部でした。

 

「何言ってんの今更、みんなに何言われても、ずっとガマンしてきたじゃん!」

視聴者の気持ちを代弁するマキちゃん。

 

しかし、ひろみはマキちゃんの言葉に耳を貸さず、

スタスタと歩いていきます。

 

「待ちなさいひろみ。テニスやめてどうすんの!?」

 

「いい、マキ。私たち16歳の女子高生。

学校行って、授業終ったらすぐ部活、

あの鬼コーチにしごかれて、ヘトヘトで帰ってきたら、

今度は宿題して、後は寝るだけ、こんな地味すぎる繰り返し、

今どき、どこの女子高生がやってるって言うの!」

 

溜まりに溜まった不満を、マキちゃんにぶちまけるひろみ。

 

「世の中にはねえ、テニスよりもっと楽しい事がいっぱいあるの。

今遊ばないでいつ遊ぶ…」

「コーチ!」

噂をすれば何とやらです。

「コーチ、あたし…」

「なんだ?」

 

「私、テニス部やめます」

 

ひろみの突然の退部発言に、宗方コーチは!?

 

「好きにしろ」

 

あらま、あっさりと。

 

 

 

 

 

 

 

 

短い間でしたが、ご愛読ありがとうございました。

 

ひろみがテニス部をやめてしまったので、

「エースをねらえ!」のレビューを続ける事が不可能になってしまいました。

 

これからは…

 

「ストライクをねらえ!」が新たに始まります。

「ストライクをねらえ!」

 

レーンでは だれでも一人 一人きり♪


私の愛も 私の苦しみも♪


だれも わかってくれない♪


きらめく風が走る 太陽が燃える♪


唇に バラの花びら♪


私は飛ぼう 黄色いボールになって♪


スペア ストライク ターキー ベストをつくせ♪


ストライク ストライク ストライク ストライクをねらえ♪

 

語呂が悪いので中止。

 

部活をサボって、今どきの女子高生らしい放課後を満喫したひろみ。

(ボウリングが今どきの女子高生らしいかどうかは激しく疑問ですが)

 

その帰り道…

 

友達とバカ騒ぎしているひろみを、

帰りの車の中で見送るお蝶夫人。

(それでいいのよ、ひろみ……)

 

その夜、何やら考え込んでいる宗方コーチ。

 

口では「好きにしろ」と言ったものの、

やはり、ひろみの事が気になっているのでしょうか?

 

それ以前に、何だこの服。

お前はルパンの五右衛門か?

 

こうして、平和な日常が訪れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだったのだが……

 

 

―――翌日

 

全身黒ずくめの謎の女、彼女が向かう先は……

 

西高。

 

その異様さにみんなが避けて道を開けます。

一体、彼女の正体は?

 

出た〜!緑川蘭子!

 

なぜ、蘭子が西高に?お礼参り?

この表情はただ事じゃありませんよ。

 

そんなことを知らないひろみ。

 

ヘラヘラ廊下を歩いていると、

何やら、生徒たちが急いでどこかに向かっています。

 

一体、何事でしょうか?

一人の生徒が声を上げます。

「テニスコートですごい試合やってるぞ!」

 

そのすごい試合とは……

 

 VS 

お蝶夫人            緑川蘭子

 

2人の戦いはまさに、超高校生級。というより、超人類級。

打球がジェット噴射みたいな音をしています。

 

しかし、どうして蘭子が西高にやって来たのか?

 

実は、加賀東の男子が不祥事を起こしてしまい、

そのせいで、女子部もとばっちりを受け、出場停止になってしまった。

 

まあ、要するに蘭子がうっぷん晴らしにやって来たのです。

 

「西高、ファイ、オー!ファイ、オー!ファイ、オー!」

お蝶夫人を応援する部員達。特に右から2人目が必死。

ひろみがやめてしまったので、一人寂しそうなマキちゃん。

ふと観客の方を見ると、その中に見慣れた顔を見つけます。

 

「ひろみ……?」

 

2人の試合に思わず息を飲むひろみ。

2人の実力はほぼ互角。

白熱した試合が続いていきます。

 

蘭子がセットポイント。

 

蘭子の弾丸サーブには、

さすがのお蝶夫人も苦戦しているようです。

 

お蝶夫人がボールを高く打ち上げてしまった!

蘭子チャンス!

「もらったあ!」

 

 

 

 

 

あれ?

突如、コートに倒れてしまった蘭子。

どうやら、肩を脱臼でもしてしまったようです。

「うぎゃあああ!」

苦痛に顔を歪め、絶叫する蘭子。

 

しかし、苦しむ蘭子を誰一人助けようとしません。

 

 

その時……

 

「おまえたち勝手に何やってんだ!?」

 

やって来たのが、宗方コーチ。

すぐに蘭子のそばに駆け寄ると……

 

「痛い…」

「見せてみろ」

 

セクハラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

第1話のひろみ、第2話のお蝶夫人に続き、

第3話では、蘭子が宗方コーチの毒牙の餌食に。

 

見つめあう二人。

そのまま、夜の新宿へ……

 

「私、酔っちゃったみたい…」

「じゃあ、ちょっと休憩しようか」

 

そんな会話が聞こえてきそうな後ろ姿です。

 

その頃、ひろみは久しぶりに藤堂に会っていました。

 

「すごい試合だったね。

まだ、コートが恋しくならないかい?」

藤堂がひろみに言います。テニス部に戻るように誘っているのでしょう。

 

「えっ?」

突然の言葉に戸惑うひろみ。

 

「じゃあね」

そう言って去っていく藤堂。

 

今回は、別れのセリフが「失敬」じゃありませんでした。

さすがに自分でも言ってて恥ずかしくなったのでしょう。

 

再び、宗方コーチと蘭子。

 

夕暮れの保健室、男女が二人きり。

これ以上ない、最高のシチュエーションです。

 

「むちゃなことするな」

「でも……」

「もっと、自分を大事にしろ」

「仁……」

 

↑こんな場面を見たら、誰でも誤解するでしょう。

誰も見ていなくて本当に良かったですなあ。

 

 

 

!?

!!!!!

 

 

ギャ〜!!

 

な、何でお蝶夫人がここに?

 

修羅場が間違いないのこの展開。

昼ドラ「お蘭と薔薇」の始まりです。

 

蘭子に見つかった!

 

お蝶夫人を見つけた蘭子は開口一番、

「この試合、私が勝てたのに…」

「聞き捨てならない事をおっしゃるわね、緑川さん」

お蝶夫人もすかさず反撃。

「何が聞き捨てならないのよ!

さっきのセット、あのまま続けていれば私が取れた!」

強気な発言でお蝶夫人を挑発する蘭子。

「現に取れてはないわ!

仮に、さっきのセットで落としたとしても、

私には第3セットで勝つ絶対の自信がある!」

 

負け惜しみにしか聞こえない事を言うお蝶夫人。

小学生の頃、スト2で負ける度に、こんな事を言う奴がいました。

 

「絶対の自信?フン、笑わせないで!」

「何ですって!」

「よせ、2人とも…」

居たたまれなくなった宗方コーチが止めに入って終了。

 

3人が修羅場を繰り広げている頃、ひろみは……

 

鍋で一家団欒

その夜、なかなか眠れないひろみ。

 

宗方コーチ、お蝶夫人、蘭子、藤堂、

頭の中を色々なことが駆け巡ります。

 

「まだ、コートが恋しくならないかい?」

 

藤堂の言葉が頭の中で鳴り響きます。

 

「コート……」

 

突然、何かを思い出したかのように起き上がり、

深夜なのに、ラケットを持ちだし、外に走り出すひろみ。

 

ひろみが向かった先は…

 

西高のテニスコート。

 

何てバカな事したんだろう……

今ごろになって、テニスがどんなに大事か分かるなんて)

 

テニスをやめてしまった事を後悔するひろみ。

 

しかし今更、テニス部に戻る事はできません。

誰もいないコートに向かって、一人でサーブを打つひろみ。

 

 

 

その時……

 

「腰のひねりが甘い!」

 

「コーチ…」(なぜここに?)

 

何故か深夜のテニスコートに現れた宗方コーチ。

まさか、ひろみが来るのをずっと待っていたのでしょうか?

風邪には気を付けてもらいたいものです。

 

「もう一度やってみろ」

「はい!」

 

ひろみがもう一度サーブを打つと、

 

「打点が低い!」

「左手をしっかり残せ」

「ひじをしっかり使え」

「ひざの溜めが甘い!」

「もう一回!もう一回!もう一回!」

 

多分、ひろみがいなくなって、誰も相手にしてくれなかったのでしょう。

 

これまで指導できなかったうっぷんを晴らすかのごとく、

徹底的にひろみをシゴキまくる宗方コーチ。

 

 

 

練習後……

 

「岡、どれだけ練習を休んだ?」

「4日です」

「そんなにサボったのか、

その4日を取り戻すのは大変だぞ、わかってるな」

 

そう言い残して去っていく、宗方コーチ。

ひろみが再びテニス部に戻る事を許してくれたようです。

 

「コーチ……」

宗方コーチの優しさに感動するひろみ。

これで、ひろみ&宗方コーチのフラグが立ちました。

 

翌日、テニス部に復帰したひろみは、

真っ先にお蝶夫人の元に向かいます。

 

「お蝶夫人、あたし…」

「…それが、あなたの出した結論なのね」

「はい」

「そう」

 

再び練習が始まりました。

これで、お蝶夫人もひろみを認めてくれるでしょう。

 

 

 

と思っていたのですが……

 

―――県大会当日

 

以前、宗方コーチが父親と話していた事を、

試合前、宗方コーチに問いただすお蝶夫人。

 

自分を差し置いて、ひろみを世界に通用するプレーヤーにしようとする

宗方コーチの考えが相当気に入らなかったのでしょう。

 

「不愉快ですのよ、あの子と同列に見られる事が!」

 

宗方コーチに本音をぶちまけるお蝶夫人。

どうやら、お蝶夫人がひろみに対抗意識を持ってしまったようです。

 

そして試合が始まりました。

お蝶夫人は勝利し、次はひろみの出番。

 

対戦相手は「スピンの使い手・日向!」(誰?)

 

着実に実力をつけてきたひろみ、

序盤はひろみが優勢に試合を進めます。

 

しかし、試合は2時間を越える長期戦に入ると、

試合経験の少ないひろみは、スタミナが切れてしまいます。

 

「コーチ、ハァハァ… 足が重くて、ハァハァ…

思い通りに、ハァハァ… 動けません。ハァハァ…

 

もう、いっぱいいっぱいのひろみに対し、宗方コーチは、

 

「お前は何のためにオレの特訓を受けた?」

「……?」

 

「ボールを追え、1球も逃すな」

 

「そこにボールがある限り、お前の足は動く」

 

旧ドイツ軍将校みたいな事を、

平気な顔で言ってのける宗方コーチ。

 

そんな、無茶苦茶ですよ、宗方コーチ。

そんなんで、足が動くようになったら、誰も苦労しません。

 

宗方コーチのトンデモ発言に対して、ひろみは……

 

「私の足は動く、そこにボールがある限り!」

 

すっかり洗脳されてしまったひろみ。

再び足も動くようになり、試合再開です。

 

日向さんの必殺スピン!

ドガ!!

ひろみの顔面直撃!

 

「えぇ〜!?」

予想外の展開にびっくりする宗方コーチ。

 

「目が……」

ボールが顔面を直撃して、視界がぼやける。

よく見えないが、懸命に打ち続けるひろみ。

 

そして、試合終了。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ひろみ」

 

「ひろみ!」

「マキ、どうしてあたしここに……?」

「もう忘れたの、ホレ、日向さんと試合して…」

「それで私どうなった?」

 

「ひろみってば、自分が勝った事も知らずに、日向さんと握手したわけ?」

「……今、何て言った?」

 

「勝ったのよ、ひろみは!」

「あたしが、勝った……?」

 

そこに、宗方コーチがやってきます。

 

「気が付いたか…」

「コーチ、あたし……」

 

「よくやったな、いい試合だったよ…」

 

これまでのスパルタから一転、いきなり優しくなる宗方コーチ。

これじゃあ、どんな女性もコロリと騙されてしまいますよ。

 

「コーチが初めて褒めてくれた……」

単純にコロリと騙されたひろみ。

 

さっそく、お蝶夫人の元に報告に向かうひろみ。

「お蝶夫人、あたし、やっぱりテニスを続けます!」

 

しかし、お蝶夫人はひろみを無視して、車に乗り込んでしまいます。

 

以前は良好だった2人の関係ですが、

ひろみがテニスの実力を付けてきたことにより、

少しずつ、複雑になってしまったようです。

 

そんなことも知らず、縁側でくつろぐ宗像コーチ

 

 

―――翌日

 

久しぶりに、音羽さんがひろみに言い掛かりをつけてきました。

 

その理由は、

「新聞部のホームページに、ひろみが大きく紹介されていたから」

相変わらずショボイ理由、さすが音羽さんです。

 

「岡さん、あなたこんなことしてまで目立ちたいわけ!」

なおも続く、音羽さんのショボイ言い掛かり、

 

前はこんな時には、お蝶夫人が救いの手を差し伸べてくれたのですが、

 

無視。

 

―――その日の練習前

 

「今から関東大会ダブルスのメンバーを発表する

まず、星野と島。そして、もう一組は竜崎と岡!

(どうして、どうして私がこの子と?)

(私がお蝶夫人とダブルス?)

 

続きます。

 

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