前兆…かな?


1997年 
ん?と思ったのは、悪性リンパ腫の治療後だったと思う。顎から胸にかけて放射線治療をしてから、照射した部分のいくつかのほくろが茶褐色から黒色に変化していた。この時は、ほくろに限らず、肌も日焼けしたように黒くなっていたので、ほくろもそのせい・・、とそれ程深く考えなかった。考えなかったから、放射線科の主治医に聞いてみようとも考えなかった。
1999年〜2000年頃
何となく右肩の背中側にあるほくろが、大きくなったかな?気のせいか・・?
放射線治療後、入浴した時にタオルやスポンジなどで体を洗うとヒリヒリとした痛みがあり、医者からもその部分はしばらくはあまりゴシゴシ洗うなど、刺激を与えない方が良いと言われていたので、それ以来体を洗う時はタオルなどは使わず、手で洗うようにしていた。
今まで、ほくろの部分を洗っても気にならなかったのが、最近大きさを手で感じる事が出来る。
放射線科の外来に行ったら主治医に聞いてみようと思った。しかし、痛みも痒みもなく、普段自分の目に触れるところではないため、結局何年も聞くのを忘れていた。
入浴する度に「あ、聞かなきゃ。」って思っているのに病院へ行くと、何故かすっかり忘れてしまっていた。
2002年
気が付けば既に2〜3o、そのほくろは突起していた。後から思うに、そのほくろ及びその周辺に痒みが出てきていたと思う。
体を洗う時も爪で引っ掛けないように気をつけるのが習慣になっていた。が、ある日、それを爪で引っ掛けてしまった。痛みはあまりなかったが、少し傷つけただけなのにかなりの出血があった。入浴中で体が温まっていたせいかもと単純に考えていた。
鏡でそのほくろをよく観察すると、それの頭の部分がかさぶたのようにカサカサした感じになっていた。(これってほくろじゃなかったんだっけ?)と錯覚を起こしてしまうほどの見た目の変わりよう。(放っておけば、いつか取れてしまうかも)なんて思うようにもなってしまった。

ほくろが少しずつ大きくなるのも、痒みや出血があるのも、ほくろが硬くなり先端がかさぶたのようにデコボコしてくるのも全部メラノーマの特徴。

この時点ではほくろが大きくなるのはあまり良くないらしいと言う事は聞いた事があったし、この病名もテレビなどで聞いた事はあったが、特徴までは知らなかったし、まさか自分がその病気になるなんて夢にも思わなかった。大きくなったとは言え、たかが2、3oだし・・と言う気持ちもあった。

この時期、父の入院など精神的ダメージが大きかったようで、元々あった不整脈が今まで以上に頻回に出たり、血便があったりで、多少ほくろの事も気になってはいたが、症状の辛いこちらの事の方が気になっていた。


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