2回目の入院治療


2003年  5月
12日

 (月)
a.m10:00  夫の運転する車で入院
前回入院と、主治医が替わった。M先生、R先生、G先生、I先生、研修医のT先生。
以前からの主治医はM先生だけ。
パジャマに着替えるとすっかり病人モード。ため息ばかりでてしまう。
a.m10:30  I主治医より、採血。
「検尿ありますか?」と聞くと「あります。今、コップ、持ってきますね。」とI主治医。
トイレへ行かずに我慢していて良かった。
早速検温・・36.6度  血圧133/83
午後検査が入っているのでお昼抜き。お腹が空いた〜。
p.m2:30  やっとエコーに呼ばれる。
胃から下腹部にかけてと、首から鎖骨のかけて検査。
p.m3:00  売店でお昼のパンを買って病室へ戻った。
今回入院した病室はトイレからかなり離れている。看護婦さんがそれを気にかけてくれて、以前いたトイレから近い病室へ移動。有難い。
先生達が来ないうちにと、慌ててパンを食べた。
p.m4:00  R主治医が来てくれる。「採血の結果、白血球は3200とまーまーだが、r‐GTP(正常・・・40以下、私・・・150)がけた違いに高数値。お酒、いっぱい飲んだ?」
「いえ、それ程・・、でも入院してしまうと飲めないと思って入院する2、3日前にいつもより多めに飲みましたけど・・。」
「今まで正常だったんだからそんな事くらいで値がこんなに上がるはずないから、治療や薬(リザベンなど)の副作用もあるかもしれないね。」

後でわかった事だが、白血球の値がよくてもr‐GTPの値があまりにも悪すぎるので、抗がん剤治療を今回やるかどうするか先生達の間でかなりもめたらしい。この話を後で先生から聞いて、何らかの副作用が現れれば、それを押してまで治療するだけの価値はない(それ程の効果がない)と以前言われたが、その事を改めて実感する事となった。

「今の時点では再発の可能性はないですよ。」とR主治医。その後、診察。
p.m5:05  R主治医、I主治医が来てくれる。1回目の治療開始  まずはインターフェロンから。久々の痛さ。
水分と吐き気止めの点滴開始。
M主治医によるオンコビン、ニドラン、ダカルバジン3剤の投与。ダカルバジン、血管痛がかなり辛かった。
血圧115/73
p.m6:30  治療終了後夕食。昼食を変な時間に摂ったのであまり食欲がなかったが、気が付いたら全部食べていた。

夕食後、M主治医とG主治医が来てくれる。R主治医に聞かれたのと同じく前日にアルコールをかなり摂取したか聞かれた。通常、1、2日飲酒しただけではr‐GTPは上がらないが、抗がん剤投与した後だったから、普段よりアルコールの分解が鈍くなっているのかも、と言われた。
考えてみても、人間ドックは毎年行っているが、この値はいつも正常だった。
13日

 (火)
a.m6:00  熱36.3
a.m6:30  運動  6階から1階まで階段で下り、正面玄関まで歩く。帰りは少々疲れたのでエレベーターで。少し汗ばんだ。
a.m7:10  コーヒータイム  この一時がホッと出来、好きな時間。
a.m8:00  朝食、あまり食欲が無い。それでも何とか6割は食べた。
a.m8:30  熱36.5
a.m9:45  I主治医、様子を診に来てくれる。
a.m9:50  M主治医、G主治医、T研修医が来て、患部の確認。痒みがあるか聞かれたので時々かいてしまうと言うと、かくと余計ケロイドが進行するのでなるべく我慢するように言われた。
「r‐GTPの値が気になるので明日、もう1度採血してみよう。明日も値が高いという事なら飲酒のせいではなくやはりリザベンの影響大。この薬は時々、肝機能障害を起す副作用があるから。もしリザベンを飲まないという事になると、替わりにステロイドが入っている張り薬か塗り薬を使う事になる。でも、それを使うと患部の免疫力が低下してしまうので、治療中は出来ればこれは使いたくない。かといって何もしなげればドンドンケロイドが進行してしまう・・。」とM主治医。
どうしましょう?という感じ・・。
a.m10:00  インターフェロン   今日はまた一段と痛みが強い。右手の力が抜けるほどだった。
a.m11:30  点滴開始
10時半には始められたのだが、針が上手く刺さらず、腕を保温パットで温めてからだったので、始まりが遅くなってしまった。
p.m1:38  抗がん剤治療、やっと終了。疲れた〜〜。
血圧124/76
シャワーが開いていたので入ってこようかと思ったが、空腹だし、CTの検査も控えているから食事の後入ることにした。
p.m2:35  熱36.7
p.m3:30  CTに呼ばれた。今日は胸と腹部。
検査室に着いたものの、造影剤の同意書を持ってくるのを忘れたのに気づき、慌てて病室へ戻った。食べていないのでもうふらふら・・・。
検査開始。胸と腹部の検査なので、両腕は頭の上に挙げるよう指示される。しかし、右腕はまだ思うように上に挙げる事ができないため、中途半端な位置で挙げていなくてはならずしんどかった。
造影剤を入れてから星がチカチカ飛んだ。空腹のせい?走り回って疲れたせい?
検査が終った後、ヘトヘト、クタクタ・・・。
CTからの帰り、前回入院した時に、別の病室だったが仲良くなった方で既に退院されている、Uさんと会った。現在、治療に通っているとの事。「治療が辛くても、それも元気で生きていくため。生きていればこれから良い事がいっぱいあるよ。だから私は治療でハゲても肌の色が黒くなっても頑張ってんの。」と話してくれた。
検査で疲れていたせいもあるのか、少しめげていた私にはとても励みになる言葉だった。
p.m5:00  シャワー   
p.m5:30  少し吐き気がして、体がだるい。
p.m6:00  血圧120/80  いつもより不整脈が頻回、バックンバックンして苦しい感じ。
p.m6:10  夫が来てくれえる。食欲がないが、話に紛れて少しずつ何とか3割程度まで食べた。
p.m7:00  夫、お帰り  その後、吐き気が益々酷くなる。
p.m9:00  耐えられなくなってきたので、看護婦さんにその旨伝える。
p.m9:30  当直のU医師が吐き気止めを処方してくれる。
10時頃だったか、U医師、様子を診に来てくれた。薬が効いたのかだいぶ楽になる。  
14日

 (水)
a.m6:10  熱36.6  昨夜は4回もトイレに起き、あまりよく寝られなかった。昨日に比べれば吐き気やだるさがおさまった。
a.m8:00  採血
昨夜よりは食欲あり。6割程食す。
a.m9:20  インターフェロン
a.m9:30  U医師、前回まで主治医だったH先生など6、7人で来てくれる。「あれから吐き気は治まった?」とU医師。「お陰様で・・。」と私。
a.m10:00  R主治医により化学療法開始
今日はゆっくり、ゆっくり時間をかけてダカルバジンを注入してくれたのでそれ程痛みが出ないままに終った。途中、G主治医も様子を診に来てくれる。
G主治医に「そう言えば採血の結果でましたか?」と私。「そろそろ出たかな?」と見に行ってくれた。再びG主治医戻ってきてくれた。手に、なつかしのあの注射を手にしているではないか・・・。(落胆)そう、白血球を上げるための注射。思わず「え〜〜。」と言ってしまう。この注射をしなければならないほど白血球が下がるなんて思っていなかったからかなりへこむ。
「採血の結果、肝臓の方の値は下がってきているから良いのだが、白血球が1870まで落ち込んでいた。そのため明日から抗がん剤治療は中止しよう。病室でもマスク着用、うがいはしっかり、なるべくトイレへ行く以外は病室を出ないでいて欲しいが、談話室までならま〜良いでしょう。下の階はしばらくは行くのは禁止。風邪をひいた人との面会もダメ。」とG主治医。
この注射、たいそう痛くて、悪性リンパ腫の時にも何度かやったが、もう2度としたくないと思っていたものの1つ。(もちろん全ての治療も検査も嫌だけど)が、インターフェロンがあまりに痛いせいでそれ程痛く感じなかった。
「抗がん剤がもう出来ない・・・抗がん剤がもう出来ない・・・もう出来ない・・・。」かなりショック。
「白血球を上げる注射をしたから良いとは思うが、明日はもっと白血球が下がる可能性がある。退院までに上がって来なければ、長引く場合もある。
今回、ほんとだったら採血はしないはずだった。たまたまr‐GTPの値が高かったので念のための採血。普通なら採血をしていないから白血球低下を見逃していただろう。その分、ラッキーだったかも。
以前、説明したようにこの病気の抗がん剤の効き目はやらないよりはマシ程度だから、こんだけのリスクを抱えてまでやる価値はない。白血球が下がる方がもっと怖い。」
理屈では判っているのだが、せめて予定しているだけの治療はしたかった。
p.m4:00  イソジンが処方される。
p.m4:30  熱36.0
p.m4:40  M主治医が来てくれる。「r−GTPが120と低くなったといってもまだまだ高い数値。アルコールを入院前に飲んだのが影響している訳ではないようだ。治療の副作用だろう。アルコールが原因だとすればもっと顕著に値が下がるはず。白血球低下、肝機能高めと両方の値が悪いからやはり抗がん剤治療は止めた方が良いだろう。インターフェロンも多少白血球を下げる場合がある。好中球がそれ程心配する値ではないので、ばい菌からの攻撃を直ぐ受ける事はないが、「念には念を」で、1階へは行かない方が良いだろう。退院は金曜日の採血で決まるから。」との事。
p.m5:00  シャワー  白血球の値が低いのでシャワーを浴びて良いのか看護婦さんに聞いたところ、この位の値なら逆に浴びた方が清潔を保て良いですよとの返事をもらい、安心して浴びた。
シャワー後、少し疲れが出たのか、気分が悪くだるい。
p.m6:20  夫が来てくれる。
今夜のおかずは食欲が益々なくなるようなものばかり・・・。夫の食事が済んだ後、パンとアイスクリームを買ってきてもらった。同部屋の方からメロンを頂く。さっぱりして美味しく頂いけた。
p.m7:20  夫、お帰り。下まで一緒に行けないのが寂しい・・・。
相変わらず便が出ない。カマを2包飲む。
p.m8:30  吐き気があったが、同部屋の方とおしゃべりしていたらそれに紛れ、吐き気止めの薬をもらわなくても眠る事が出来た。
15日

 (木)
a.m6:00  熱36.2   多少の吐き気とだるさはあるが、昨日程ではない。夜中に少し咳が出た。
a.m8:00  朝食何とか5分程度食す。
a.m9:45  インターフェロン  少し心臓がバクバクする。
a.m10:00  採血
a.m10:40  M主治医が来てくれる。「7年前の治療でかなり骨髄が疲れているようだ。2次癌の可能性が高いから抗がん剤投与はやっぱり中止して正解だと思う。普段の生活でなるべく疲れることはしないように。」との事。
血圧108/78
a.m11:30  G主治医が来てくれる。白血球8800、血小板12万(正常値15万〜37万)
白血球が上がったといっても薬で無理やり上げているものだから、少しずつ下がってくるだろう。携帯を使いたいんですがと訪ねたら1階へ行くのは夕方あまり人のいない時に、それも長居はしない事、と言われる。
「抗がん剤が全てではないことは判っていても中止となるとやっぱりショックだ。」と私。
「中途半端に終ったからって悲観する事はないんだよ。ひまわりさんの場合はこのくらいの量が丁度良かったという事もあるし、これだけの副作用が出ていれば、今の状況では誰もがやらない方が良いと言うだろう。最初の採血でr‐GTPが高かった時点で先生方は抗がん剤を今回やるかどうか迷ったほど。今現在、悪い細胞がはっきり出ているのであれば抗がん剤をやった方が絶対良いが、今の段階は予防だからね。退院してもしばらくは遠い所へは出掛けないようにね。」とG主治医。
G主治医の『ひまわりさんにはこの位の量が(抗がん剤の)良かったかもしれない』と言う言葉に救われた。
p.m12:00  食欲は相変わらずなかったが、ハヤシライスだったので、少しずつ何とかだましだましで、9割食べる事が出来た。
食欲の無い時の食事の内容って重要!!改めて実感。
p.m1:30  母へTEL   電話は案外疲れる。
予定していた白血球を上げる注射はなし。看護婦さんの話によると、やるかやらないか先生達の間で意見が分かれたらしい。
私の気持ちとしてはあまり骨髄に無理をかけたくない。出来れば自分の力で少しずつ増えて欲しいからやらなくて良かったと思った。
体のだるさがなくなり、随分楽になって来た。
p.m3:30  教授回診
p.m4:00  熱36.4
p.m5:00  シャワー  シャワーすると、どうしても疲れが出て吐き気がする。
p.m6:00  夫が来てくれる。  何とか8割、食す。
p.m7:15  夫、お帰り。久々に1階までお見送り。ものすごく疲れた〜〜。
p.m7:50  あまりに便が出ないので坐薬をもらう。
16日

 (金)
a.m6:15  熱36.7   昨夜は寝る頃暑く、朝方肌寒かったため、よく眠れなかった。右の手首から腕にかけて痛む。一昨日までのダカルバジンの影響らしい。
a.m8:00  朝食は例により食欲がなかったが、大好きな納豆が出たお陰で7分目程食べられた。
a.m9:00  採血  前もって手を温めておいたせいか、一回でやってもらえ、勢いよく血液が出た。
一仕事、(食事、採血など)終る度に体がだるくなる。
a.m9:35  インターフェロン   今回これで終わりだ〜〜フゥ〜。
a.m10:05  熱36.6  血圧115/70   患部まわりが赤くなってきていたので、看護婦さんに訪ねた。インターフェロンの影響らしい、治療が終わりしばらくするとひいてくるとの事。
a.m10:30  放射線科外来へ   診察などしてもらう。CTの結果が出ていたので、見せてもらった。異常なし。
a.m10:40 M主治医に廊下で会う。「白血球5000台、血小板が少し下がり気味だが今日退院OK。白血球はまだこれから下がるから退院してから外来で採血をしよう。」
外来・・・5/21
次回入院予定6/23
a.m10:50  R主治医が来てくれる。血小板11万くらい
a.m11:45  今まで出なかった便が一気に出た。
p.m1:30 加齢総合診療科(老年科)受診
採血、チラーヂンを1カ月分処方してもらう。
p.m3:10  G主治医が来てくれる。「風邪には気をつけて。好中球は一応正常だがこれはばい菌には強いけどウイルスには関係ないので、白血球が安定するまでは充分気をつけて。それと歯医者は行かないように。近くへの買い物などは良いが、デパートなど人込みの多いところはなるべく行かないように。」との事。


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