2日目(2005.7.22)


御来光(4時50分頃)の少し前に、小屋の人が起こしに来てくれるようになっていたが、
4時10分くらいには目が覚めたので、ホッカイロを持ったり、合羽を着たりして外へ出た。
既に御来光を待ちわびている方達がいて、朝焼けがとても綺麗だったと話してくれ、
携帯で撮った映像を見せてもらった。
「綺麗!!」
もう少し早く起きてくれば良かったな〜。

天気は最高。
念願の富士山からの御来光が拝めると思ったら嬉しくて、嬉しくて。
「本当に拝めるんだね〜」と何度も何度も呟いた。
その日が来たなんて、信じられない感じ。

御来光







 待望の『御来光』。
 何故だか分からないが、神秘的。











「いよいよだ」とあちこちからシャッターを切る音が聞こえる。
私は携帯でパシャパシャ。
デジカメからは夫にお任せ。

「わぁ〜、太陽さんが顔を出した〜」
思わず万歳したくなる心境。
案外、皆さん、落ち着いてにこやかに眺めていた。

ツーショット







 う〜ん、良いのかな〜?
 こんな写真アップしちゃって・・・
 まあ、おめでたいことだからから許そう。










記念のツーショット。
薄っすら山中湖も二人の間に見えている。

じゃじゃ〜〜ん! ひまわりのお姿、サイトでの初公開!!
シルエットだけで許して〜
顔はね、満面の笑みを浮かべておりました・・ふぉふぉっ (^^)v

この時「さぁ〜山頂目指して頑張るぞ〜!!」って思った。

太子館横の登山道








 さ〜て、いよいよ山頂アタックだ〜!
 神よ、二人を守り給え!









軽い朝食を済ませ、6時には出発!!

この時、高山病の事はすっかり忘れていたが、全くその予兆はなく、有難かった。

風もなく、ガスもなく、最高に良いお天気。
予備登山では1度もこんなに良いお天気に恵まれた事はなかった。
本番で、このような天気に恵まれたなんて、ツイてるね!

昨日ほど寝不足もなく、元気に出発したものの、相変わらず2、3歩登っただけで「は〜は〜」
ま〜、今日もまったり焦らず登りませう。

なだらかではあるが、ジグザグの砂れきの道が続く。
途中で日差しが眩しくてサングラスをかけるが、眼鏡をかけ慣れないせいで、違和感たっぷり。
標高3150mの『蓬莱館』を過ぎた頃から、頭痛がし始めた。
高山病の前兆らしい。

標高3400mの『富士山ホテル』に7時35分到着。
ここで座って一休み。
カロリーメイトを食べ、食べる酸素を飲み、携帯用の酸素ボンベを吸う。
完全に高山病になる前に少しでも出来る事をする。
水分も多めに摂る。

御来光館

最後の休憩ポイントである、標高3450mの『御来光館』の写真。
ここには8時半頃到着。

とても下などゆっくり見ていられない高さ。
ここでも酸素ボンベのお世話になる。
これを吸うと、気持〜ち楽になる。
頭痛は相変わらずだが、我慢できないほどではない。
気分は良い。

そう言えば、泊まった山小屋に、高山病になってしまって、とても苦しそうにしていた人がいた。
登山中も時々、高山病になったらしい人と数名すれ違った。
夫に何度も「大丈夫?まだ登れる?」と聞かれながら登っていたが、
いつもいつも、頭痛は酷くなっていないか、他に体調の悪いところは出ていないか、
自分の身体の声を聞きながら登った。

御来光館から見下ろした景色








 振り返ると、随分と登って来たね〜
 山頂も、あと少し。
 ひまわりよ、頑張るんだよ。









写真は御来光館から見下ろした景色
既に緑はなし。
そう言えば、富士山って青いイメージが強かったが・・。

はるか彼方に頂上が








 いよいよ、山頂が見えてきた。
 思えば遠い道のりだったが、
 夢が現実になるんだ!









遠くに頂上の鳥居が見え始めた。
ゴールが見えてくると、元気倍増。
しかし、ここは大きな岩場が多く、しかも急坂。
度々休憩をする人が増えてきた。
追い抜き、追い越され、お互い励まし合って登った。
外人さんの多さには驚いた。








 最後の踏ん張りどころ。
 ゴールは、すぐそこ!










久須志神社の鳥居







 やった〜〜〜〜!!!
 来ちゃったよ〜、富士山頂!
 アンビリーバブル!!!
 ひまわり、頑張ったね〜!(T_T)(T_T)(T_T)









やっとこ、目の前にゴールの鳥居!!
二人で「もう直ぐだ!頂上まで来ちゃったね〜!!凄い!凄い!!」と叫びながら登った。
鳥居をバックにツーショットを撮ってもらう。
ばんざ〜〜い!!!
ここでの感激は言葉では言い表せない。
涙が出るほどの感激だった。
夢が叶った〜〜!!!!!!!!!!

太子館から頂上までの所要時間、約4時間。

ひまわりの様子から何度も諦めかけたが、ひまわりは予想以上の頑張りをした。
2度の大病をして、富士登山なんて絶対無理だと思っていた。
しかし、ひまわりは見事にそれを跳ね除けてみせた。
ひまわりの強さ、そして、何事も諦めない前向きさに脱帽。


富士山頂で休憩。
急に空腹に襲われる。
夫は嬉しさのあまり「ビール飲んで良いかな〜?」と。
「家に帰ってからね」と言ったのは言うまでもない。
軽い食事を摂ったり、携帯からBBSに登頂出来た報告をする。

「さて、どうしましょう〜?」
夫も少し頭痛がすると言い始めた。
体力的には充分お鉢巡りできそうだが、ここからまだ10mも登らなければならないので、高山病が心配。
悩んだが、行くだけ行ってみようと言う事になった。
ここまで来たら、やっぱりお鉢巡りはしたい。

富士山火口







 噴火したら面白いかな?











お鉢巡りをするべく、時計回りに歩き始める。
しばらく歩くと、火口が眺められた。

浅間大社奥宮まではなだらかな下り坂。
久々の下り道にちょっぴりウキウキ。
しかし、到着した途端、頭痛が更に酷くなってきた。
酸素ボンベを吸ったり、食べる酸素のお世話になったり。

剣ガ峰







 ♪ご覧、あれが剣ガ〜峰。
 記念の写〜真を、撮りましょう〜〜♪











写真にあるように、目に前に標高3776mの剣ガ峰(富士山測候所)を見上げると
登れる自信がなくなってきた。
でも、登りたい・・・、しかし、無理はできない。
かなりのジレンマ。

その時、夫が「無理だと思ったら引きかえそう。行けるところまで行ってみようか。」と。
自分を追い詰めていた気持ちが、この言葉で凄く楽になる。
「うん、そうだね、行ってみる。」

この写真の左側にかすかに人の影が見えると思うのだが、ここを登るのだ。
かなりの急坂で、ズルズルと滑りやすい砂れき。
かなり怖かった。
その分、登れた時の感動は大きかったが。










 やったね!
 日本最高地点。
 しかし、手前の急坂は難儀だったな〜。













ここで、一休み。
「何だかんだって言いながら登っちゃったね」と二人で話す。
酸素ボンベをお互いに吸ってから、チョコレートと黒糖飴を頬張る。

大沢崩れ







 火曜サスペンス劇場?











写真は大沢崩れ。
ここからは、南アルプスを望む事ができるのだが、雲海で観えず。
夫が少しでも下の眺めを撮ろうと、乗り出すので、落ちはしないかとヒヤヒヤしていた。

残雪

火口から眺めた剣ガ峰










 内輪コースの最低地点。
 辺りを見渡すと、八峰を見上げるばかり。
 本当に富士山に来た事を実感!













富士山の火口をテクテク。
お鉢巡りできて良かったね〜と何度も呟く。
お鉢巡りしてやっと富士山に登ったんだと言う実感がした。

石でサイン






 アートだね!












ここを訪れた学生などが、大きな石を並べて足跡を残していた。
近くでは「これは何だ?」と思ったが、遠く離れて、サインされている事に気が付いた。
2時間かけて戻ってきた。
お腹が空いたので、うどんを注文。
売店が所狭しと立ち並んでいる(富士銀座)
俗化している・・・そんな事を感じた。

この2日間、ろくなものを口にしていなかったので、温かいうどんは御馳走に感じた。

オンタデの斜面







 股関節は大丈夫だったが、結構辛かった。
 途中から、下半身ボロボロだったよ。










いよいよ下山。
砂煙が凄いので、マスクをする。
ジグザグの急なブル道がどこまでも続く。
足を取られ、滑り転ばないように踏ん張るため、下半身に負担が掛かる。

時々、夫の股関節が気になり訪ねるが、登山中、痛みが出た時があったようだが、
下山では全く出なかったようだ。
下山の方が負担が大きいはずなのに、不思議。
でも痛みが出ない事は何より。

オンタデ

写真では上手く伝わらないが、オンタデのお花畑が心和ましてくれる。
膝になるべく負担が掛からないように、カーブの度に数秒の休憩を入れた。

6合目に着いた時は「やっとここまできたか〜」とほっ。
しかし、この「ほっ」がいけなかった。
もう5合目に着いたような気になってしまったため、5合目の駐車場までの長い事、長い事。
緊張感があったせいで、今まで感じなかった疲労感が出始める。
登山道入口に着いた時は思わず万歳をしてしまった。

到着時間5時35分。
今日一日歩いた時間、休憩も入れて約11時間半。
よく歩いたものだ。
自分達の事ながら感心してしまう。

河口湖







 予定外の温泉1泊。
 最初から予定しておけば良かったかな?

 筋肉痛に温泉は、グ〜〜。
 ただ、日焼けがヒリヒリして痛い!








帰りの富士スバルラインは霧で前がほとんど見えず。
下界は霧雨だった。

予定では今日中に帰宅するつもりだったが、天気が悪いし、遅いので、
急遽河口湖近くの温泉に1泊。
運良く泊めてもらえるところに巡り会えたので。

夢のように駆け抜けたこの2日間の出来事を、温泉に入りお酒を飲みながら食事をしながら語り合った。
まだまだ夢ごこち。
でも、本当に登ったんだよね、憧れの富士山に。

途中、ここは登れないだろうと思うような急坂があったり、登っても登っても山頂はまだまだ先で
気が遠くなりそうになった事もあった。
登りながら、「山登りは人生と同じ」って聞いた事があるけれど
本当にそうだと実感した。
先の事ばっかり考えていても、大変って思うだけだものね。
目の前の壁を一つ、一つ、クリアして、気が付いたら、辿り着いていた・・・。
うん、人生と一緒♪

『人生と一緒』は、同感。
人生山あり谷あり、良いことばかりではない。
でも、一生懸命やれば必ず報われるんだよね!


今回の山登りのように、夫婦お互い助け合いながら、いろんな事を乗り越え、
また、楽しんで生きていければ良いな。
「病気なんてもう絶対しないぞ〜〜!!」
根拠はないが、変な(?)自信もできた。
ちょっぴり成長できたかな (^^)

ちゅうは、反省しきり。
今までの未熟さを考えると、穴があったら入りたい。
これからは、夫として人間として精進しなければ!


3年越しの夢、たっせ〜〜!!

おめでとう〜!
その瞬間を一緒に味わえたのは、とても嬉しいです。
これからも二人三脚でお願いします。


富士登山に際し、応援、温かいメッセージを下さった方々、心から感謝致します。