手 術


2003年 2月
14日

 (金)
a.m6:00  熱36.6
a.m7:10  血圧110/77
a.m8:00  検査のため朝食は少しだけ。 もちろん、昼食は抜き。
a.m8:10  夫が来てくれる。朝早くから有難い。
a.m9:00  水分点滴開始
a.m9:30  センチネルリンパ節検索検査(RI法=ラジオアイソトープ法 とは・・・手術前にラジオアイソトープ(放射性同位元素)を含む細かな粒子をほくろがあった場所の皮下に注射。その後、放射線の強さを画像に表したシンチグラフィーや放射線の強さを音と数値で表すガンマプロープを使い、どのリンパ節に放射線のエネルギーが集まるかを調べる検査)のため、RI室へK主治医と夫に付き添われ、点滴台をガラガラいわせて歩いて出掛けた。
ここではわずかだが放射線を使用するため、履物をここに備えられているものと履き替えた。
しばらく待合室で待っているのだが、どんな感じの事をやるのか痛いのかどうなのか不安で少し緊張。どんな様子なのかあえてK主治医には聞かなかった。不安を紛らわすため、夫と途切れることなく話しっぱなしだった。
「検査の準備が出来たからひまわりさん、中へどうぞ。」と呼ばれたので、夫を残し主治医と部屋へ入っていった。部屋には6、7人の先生方がいて、人数の多さにちょっと驚いた。
大きな機械の脇にベットがあり、そこへうつ伏せになるように言われた。2段ほどの踏み台を上り、点滴に気を使いながらそこへ横になった。検査する右半分はパジャマを脱ぐように言われた。
まず、ほくろを切除した周りに7箇所程注射をした。これが、とっても痛かった。何針注射されるか説明がなかったので、「いつまで続くんだ〜〜!もうやめて〜!」と思いながら歯を食いしばって耐えた。とっても時間が長く感じられた。
その後はガンマプローブ(棒状になっていて患部に触れて調べる)で調べるなどの検査が行われたが、とにかく検査中はそのままの姿勢を全く崩せず(動かないようにと言われた)顔は左に向けたまま、身体はうつ伏せ状態で1時間近く過ごさなければならなかった。
注射も痛かったけれど、同じ姿勢で1時間はかなりきつかった。
「検査が終ったからもう起きても良いですよ。」と言われた時、腕や首が痺れてしまっていて直ぐには起き上がれなかった。
手術前にこんな辛い思いをさせられるとは思わなかった。この検査が少しでも役立つ事を祈るだけだ。
a.m10:50  点滴がもれたので差し替える。何しろ、私の場合は刺す所がなく、手首近くでやっていたため手首を曲げた拍子にもれてきてしまったらしい。今度は左手の甲へ刺したが、ここも漏れやすい場所だからなるべく動かさないようにと言われた。「そんな事言ったってね〜。」特にトイレに行った時は大変だった。
針を差し替えるついでに手術着に着替えた。
p.m1:30  義姉、母、妹が来てくれた。
義姉から手作りのガラスの花瓶と花をお見舞いに頂き、それを挿して飾ってくれた。
妹は『季節は必ず めぐります 春は来て 芽は出て 花は 咲くのです』と書かれ、それが額に入っているものをくれた。
母からはわざわざ祈祷してきてくれたお札をもらった。

「病気になんか負けていられない。頑張らなきゃ。」改めて思ったし、皆の気持ちが涙が出るくらい嬉しかった。
手術の時間まで皆でしばし雑談・・・と言うか病気の事やこれからやる手術内容などの説明などした。
p.m2:20  手術室へ
義姉達とはナースステーションで別れ、夫は手術室の前までついてきてくれた。
「じゃ〜頑張って。」握手して別れた。
局部麻酔のため、一部始終何をやっているか感じるし音も聞こえると思うと少し緊張。
主治医に「手術の姿勢は自分が楽な姿勢で良いよ。」と言われるが、既にセンチネル検査で身体を酷使しているので、いろんな格好を試みるがどの姿勢も辛い。何とかおさまった姿勢はやはりうつ伏せで今度は右向き。右向きだと、右肩の手術をするため、よりリアルにいろんな音が聞こえるような気がして、本当は左を向きたかったけど仕方がない。さっき1時間左向きを我慢して、またもう2時間以上我慢する事は出来そうになかった。
顔は緑色の紙で覆われた。
痛み止めの麻酔をされて間もなく、心臓がドキドキし始めた。身体が上下するほどで、息もしずらい。初めは緊張しているせいだと思い込んでいたが、麻酔科の先生に「苦しくないですか?」と聞かれたので、この症状を話すと「麻酔の影響だね」と言われた。それを聞いて少し気持ちが落ち着いた。身体が上下するほどドキドキして少し自分自身情けないと思ったから。しばらくするとこのドキドキ感はなくなった。
麻酔をしているため痛みはないが、血が流れる感覚、皮膚を切っている感覚、内部をいじっている感覚・・・、何とも言い難い嫌な感覚だった。
4cm×6cm切除
途中、腰が痛くなったのでそれを訴えると腰の下にマットをひいてくれた。少し咳払いしたり手や足などを動かすと「痛い?」「もう少しだからね。」と声を掛けてくださりとても有難かった。
「後は皮膚を縫い合わせるだけだよ。」と言う主治医の言葉に「ほっ。」とした。しかし、安心したせいか縫っている時間がとても長く感じられつい「ふぅ〜。」とため息をついてしまった。それを聞いた主治医がすかさず「嫌になっちゃった?」と聞くのでつい「はい。」と答えそうになった。先生、一生懸命やって下さってるのにね。
縫い終わると、センチネルリンパ節の位置はこの辺だろうと先生方が確認していた。だいぶ奥の方にあるらしく、「今回とても採る事は不可能。今度は全身麻酔で、もう1度手術をしなければ駄目だ。」と告げられ、この辺にありそうという箇所をペンで印がつけられた。
p.m4:50  手術室から病室へは車椅子で帰った。
病室へ戻ると、腕を固定させておくため三角巾をつけられた。しばらく右手が不自由になりそう。
私の元気な様子を見届けて義姉が帰っていった。
p.m6:00  夕食。 左手で食事をするのは何とももどかしい。せめて右手で器を抑えられればと思ってしまう。
私の食事が済むと母達は帰っていった。
p.m6:55  水分点滴、抗生剤点滴
p.m7:15  夫が帰宅 
p.m7:30  疲れたので就寝


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