「前向き宣言」

Poem by ひかり.S

 

 

 

手はある

足はある

目や耳もある

これ以上何を望むのだ

絵を描ける

街を歩ける

美しい少女を見られる

モーツアルトも聴けるのだ

仮にひとつやふたつなくしたとしても

愚痴を言うまい

 

 

ハンデに負けず力強く生きている人もいるのだ

 

 

歯が欠けたくらいで泣き言を言うな

いのちはある

こころはある

 

 

負けるな

後ろへ後ろへ引っ張るものに

あるいはとどまろうというものに

 

 

やみくもに耐えろというのではない

罪は憎むべきだ

悪は断つべきだ

社会の不正は正すべきだ

 

 

ともすれば後ろ向きモードになりがちな

つらい人生だけれど

つらいのは心の持ちよう

 

 

僕はようやく気づいたのだ

肉体は衰え いつしか輝きを失うけれど

精神はみずみすしく いつまでもかがやきつづける

こころがけしだいだ

心がいちばんだと

 

 

 

 

 

 


comment

 

「前向き宣言」

 

パラリンピックの頃から暖めていた詩が

ようやく完成しました。自作「歯が欠けてしまったら」

の反歌にもなっています。

しかし、ずっとこの境地でいるのは難しいことです。

 

Poem & comment by  ひかり.S

 

 

sachi-y@msd.biglobe.ne.jp

 


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