
宇治上神社
(うじがみじんじゃ) 京都府宇治市宇治山田59祭神:応神天皇、仁徳天皇、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)
宇治上神社は、宇治川を挟んで相対する平等院鳳凰堂(1053年建立)とほぼ同時期の建立。平等院ができてからは藤原頼通(ふじはらよりみち)の庇護の下、鎮守社として崇められた。
小高い丘にあり、もとは近くの宇治神社と二社一体で、宇治上神社を本宮または離宮上社、宇治神社を若宮または離宮下社と呼び、
両社をあわせて宇治離宮明神(八幡宮)と総称されていたが、明治16年(1883)に分社。応神天皇、その皇子菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、兄の仁徳天皇を祀る。
山門は、山寺の門のように小さく質素なもので、潜ると直ぐに拝殿。拝殿の前には氏子により奉納された"清め砂”がある。拝殿は、鎌倉時代の建築だが、平安時代の様式 を採り入れた寝殿造りで、宇治離宮の遺構とも伝えられている。現在残っている平安中世の拝殿のうちで、最も古い形とされている(中期以前の拝殿は現在一棟も残っていない)。
この拝殿の脇に宇治七名水の一つである「桐原水(きりはらすい)」と呼ばれる自然水が湧き出ている。近隣の方々が神棚に供える水として汲みに来るという。
この拝殿の背後が本殿で、本殿の造営年代は平安中期の康平3年(1060)に建立されたことが奈良文化財研究所の調査で判明し他という。現存する神社建築では日本最古の社殿という。建物の中には、三棟の内殿が並立していて
いる。この三棟を覆う形の覆屋部分は鎌倉時代の建立。内殿の三棟は、右殿に仁徳天皇、中殿に応神天皇、左殿に菟道稚郎子皇子をそれぞれ祀っている。拝殿、本殿とも国宝。平成6年、世界文化遺産に登録された。
![]() |
![]() |
![]() |
||
| 質素な構えの山門 | 拝殿、この背後に本殿がある | 宇治七名水の一つの「桐原水(きりはらすい)」 |
|
◇宇治上神社の所在地など
|
![]() |
|
| 本殿 |