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東福寺(とうふくじ)          

臨済宗東福寺派大本山   山号・慧日山  本尊:釈迦如来
京都市東山区本町15丁目778

 京には紅葉の名所が沢山あるが、そのひとつとして必ず挙げられる東福寺。

 東福寺は東山区の南端、東山連峰のひとつの月輪山山麓に位置する。境内には本堂(仏殿兼法堂)、禅堂、鐘楼、浴室、庫裏、開山堂、東司らのほか、周辺には龍吟庵など25の塔頭が点在する。南端の南大門から境内へ入り、六波羅門を潜ると右手前に三門がそびえている。この三門 (国宝)、現存最古だそうで、正面幅約25.5m、側面10.2m、棟高さ約22.0m。二層部は妙雲閣と呼び、内部に宝冠釈迦座像、十六羅漢像が安置している。扁額の「妙雲閣」は足利義持筆で、畳三枚大の大きさがあるという。
 三門の北側に本堂があり、その北が方丈。東福寺は、紅葉で有名であるが、方丈の四周が庭園になっているのが東福寺だけということは知られていない。メインの庭は方丈南庭 で禅式枯山水。巨石を四島に見立て配石し、白砂で荒海が表現されている。方丈西庭はサツキを配した井田市松。方丈北庭は小市松。方丈東庭の北斗七星。これらの庭を総称し「八相の庭」という。

応永年間(1394-1428)の造営とも、それ以前とも言われる日本最古の三門 聖一国師の入定の地に建てられた開山堂 金剛院墓地の奥にある九条兼実の墓

 境内のほぼ中央を横断して流れる「洗玉澗(せんぎょくかん)」は渓谷となっていて、東から塔頭寺院の「龍吟庵」へつながる偃月橋(えんげつきょう)・中央にあるのが方丈から開山堂への途中にある通天橋(つうてんきょう)・西端の臥雲橋(がうんきょう)の三つの橋が架かっている。境内の禅堂から開山堂へ至る途中に掛かる通天橋には普明国師の扁額を架けている。この谷一帯は紅葉の名所で、三葉楓は宋国産と伝える。これらの橋廊から眺める紅葉の美しさは有名で、多くの観光客で賑わう。
 通天橋を渡り開山堂へ。開山堂には、東福寺開山の聖一国師が祀られている。東福寺は、鎌倉中期の嘉禎2年(1236)に関白の九条道家が京都最大の寺を願って、崇福寺(博多)におられた円爾弁円(聖一国師)を仰ぎ、法性寺成就宮を鎮守として一堂を設けたのが始まり。南都(奈良)最大の寺院である東大寺と興福寺から一字ずつ取って東福寺と称し、建長7年(1255)に完成し、円・密・禅(天台・真言・禅宗)の各宗兼学の堂宇を備えていた。その後、火災により荒廃したが、貞和3年(1347)関白一条経通により再建され た。再建後は、足利義持、豊臣秀吉、徳川家康らの庇護を受け永く京都最大の禅寺として隆盛したが、明治14年(1881)に再び火災により仏殿、法堂などを焼失。現在の建物はその後に再建された建物である。

方丈南庭 の禅式枯山水。巨石で蓬莱・方丈・えん洲・壺梁(こうりょう)の四仙島を表現。画面の奥には苔で五山が造られている。 方丈西庭 の大市松模様。サツキの刈り込みと砂地、苔による色彩効果を追求。 方丈北庭 の小市松模様。敷石と苔の市松模様としている。ここから見える通天経の楓が美しい。
     
方丈東庭の北斗七星。東司(とんす・便所のこと)の柱石の余材を利用している。 東司(現代風に言うなら修行僧のトイレ) 経堂

◇東福寺の所在地など
・住所:〒605-0981京都市東山区本町15丁目778  ・電話:075-561-0087
・一般拝観:境内拝観自由  9:00(11月は8:30)〜16:00
・方丈庭園、通天橋拝観料大人各400円
・アクセス:京阪電車/JR奈良線「東福寺」駅下車、徒歩約15分。市バス 208,202で「東福寺」下車、徒歩約5分


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