
大徳寺
龍源院(りょうげんいん)臨済宗大徳寺派<南派>
京都市北区紫野大徳寺町59

異なる四つの庭園が見所
龍源院の見所は方丈を中心に東西南北に設けられた庭園といえる。
表門を入り、拝観受付への敷石を進む。玄関までの長いエントランスである。玄関へ入るとまず左手側の書院南に阿吽の石庭「滹沱底(こだてい)」がみられる。庭の西端の丸い石は、秀吉が造営した聚楽第の礎石と伝えられている。右手側が方丈東庭となり、珍しい壺石庭で有名な「東滴壺(とうてきこ)」。
方丈(本堂)へ。脇壇に安置されている本尊の木造釈迦如来像は、建長2年(1250)に造られたことが胎内に残された墨書から分かっている。建物は、室町時代の禅宗形式の遺構として唐門・表門とともに重要文化財。
方丈前庭(南庭)は、方丈から向かって右が石組みの鶴島、左が石と苔山の亀島とからなる、白砂と石組みの枯山水庭園「一枝坦(いつしたん)」。廊下伝いに方丈西へ回ると、開祖堂前庭には、元大宮御所にあった桃山型石灯籠が置かれた庭がある。さらに、廊下伝いに進むと方丈北庭。室町時代の相阿弥作と伝えられる須弥山式枯山水
庭園「龍吟庭(りょうぎんてい)」。28個の庭石が配置された東西に長い庭で、中央に配置された長石が須弥山石で、その手前が遥拝石となる。
龍源院は、室町後期の文亀2年(1502)、東渓宗牧(とうけいそうぼく)和尚を開祖として、能登(石川県)の領主であった畠山義元、豊後(大分県)の大友義長らにより創建されたという。当初は、開祖東渓が師から贈られた「霊山一枝庵」と称していた。この呼称にちなんで方丈前庭園を「一枝坦(いつしたん)」とされたという。
![]() |
![]() |
![]() |
| 庫裡・玄関 | 書院南側の軒下に造られた「滹沱底(こだてい)」 | 方丈東側の坪庭「東滴壺(とうてきこ)」 |
![]() |
![]() |
![]() |
| 方丈南庭の「一枝坦 | 方丈西側の開祖堂前庭。奥に見えるのが元大宮御所にあった桃山型石灯籠 | 方丈北庭の「龍吟庭」 |
◇大徳寺 龍源院の所在地など
・住所:
〒603-8231京都市北区紫野大徳寺町82 ・電話:075-491-7635
・
拝観:9:00〜16:30 大人350円