
<宇治市> ・萬福寺 ・三室戸寺 ・興聖寺 ・宇治上神社 ・宇治神社 ・橋寺(法生院) ・橋姫神社 ・平等院
三室戸寺
(みむろとじ)
本山修験宗別格本山 明星山 三室戸寺
〒611-0013 京都府宇治市菟道滋賀谷21
三室戸寺は、西国観音霊場十番札所で紫陽花寺としても知られている。京阪電車宇治線「三室戸」駅から、15分ほど東へ歩いた明星山の麓にある。
拝観受付をすませ参道をすすむと、正面に朱色の山門がみえる。山門の右手下には程好く咲いた白・ピンク・青色などの紫陽花が見え、多くの拝観者で賑わっていた。
まず、観音様へ参るために本堂への参道をすすむと急勾配の石段が。その脇に「ようおまいり」と書かれた石柱が迎えてくれた。手摺りにすがり重い足を一歩また一歩と登る。登りきると視界は広げ、左に納経所があり、正面に堂々とした本堂(観音堂)が見える。本尊の二臂(にひ)千手観音が安置されている。本堂の前庭には、ツボミを膨らませたハス(蓮)の鉢植えが整然と並んでいる。古代ハスなど100種、約250鉢も並んでいるという。見頃は7月上旬から1ヶ月間で、早朝に咲き、昼間には閉じるという。
![]() |
![]() |
![]() |
||
| 本堂への参道で前方に朱色の山門 | 本堂への最後の石段で、中央の「ようおまいり」の石柱が迎えてくれる | 左から本堂、阿弥陀堂、鐘楼と並んでる |
本堂の東側には、阿弥陀堂、鐘楼、三重塔と順に並んで建っている。また、本堂の西側の奥には、室町時代に建立されたと伝える鎮守社の十八神社(重文)がある。
三室戸寺は、奈良時代の宝亀元年(770)に光仁天皇の勅願により、宇治川へ流れ込む支流の志津川上流から出現した千手観音菩薩を宇治の離宮に安置して、御室戸寺とし開創したのが始まり とされている。その後、光仁、花山、白川の三天皇の離宮となり三室戸寺とされた。しかし、天正元年(1573)の槙島(まきしま)の合戦で、寺が足利義昭を支援したため、織田信長によって焼き払われてしまう。現在の本堂は、約190年前の江戸後期文化11年(1814)に再建された建物。
本堂を後にして、境内庭園「与楽苑(よらくえん)」へ。この名称は菩薩の本願「抜苦与楽」に由来するといい、広さは約5千坪。庭園には枯山水の「十六羅漢の庭」「石庭」と池があ る。三室戸寺は、4月中旬からの2万株のツツジに始まり、6月は1万株のアジサイ、7月は本堂前の250鉢のハス、そして11月は紅葉と、1年を通じて花を楽しめることから、「花の寺」 とも「蓮の寺」とも親しまれている。
![]() |
![]() |
![]() |
||
| 本堂前の250鉢の蓮 | 庭園「与楽苑(よらくえん)」 | いろいろな種類のアジサイがみられる |

◇三室戸寺の所在地など
・住所:〒611-0013京都府宇治市菟道滋賀谷21 電話:0774-21-2067
・一般拝観:8:30〜16:30(11月〜3月は16:00まで):大人500円
(宝物殿は毎月17日のみ公開で、別途300円)
(右の写真は、明治43年(1910)に兵庫県三日月町「高蔵寺」から移された三重塔)