地蔵院 (じぞういん)   京都市西京区山田北ノ町23

臨済宗系単立  衣笠山 地蔵院 (通称竹の寺)

京都バス「鈴虫寺」停留所から3分ほど南へ歩くと、住宅街の一角にある。通称“竹の寺”と呼ばれているとおり、門前から本堂へ続く砂利道の脇は竹林となっている。竹の葉とカエデの緑を浴びて歩くと本堂となる。本尊は、伝教大師の作という地蔵菩薩(通称谷の地蔵)。菩薩の左右には、夢想国師・宗鏡禅師・細川頼之の木像が安置されている。

本堂(地蔵堂)の北側に方丈・庫裡がある。方丈は、江戸時代の貞享3年(1686)再建されたもので、方丈前庭園は「十六羅漢の庭」と呼ばれる平庭式枯山水。庭には十六羅漢 の修行の姿を表現するという石が配置されているほか、名椿「胡蝶佗助」や五葉松などとともに苔が美しい。縁に座り、抹茶(別料金500円)を頂きながら細川頼之公が愛した「十六羅漢の庭」を見つめて時を過ごすのもよい。

 

   
参道   本尊の延命・安産の地蔵菩薩が安置されている本堂(地蔵堂)   方丈前の「十六羅漢の庭」と名椿「胡蝶佗助」

  地蔵院は、南北朝時代の貞治6年(1367)、室町管領の細川頼之が夢想国師の弟子の宗鏡(そうきょう)禅師を招請して、歌人藤原家良の別荘跡地に夢窓国師を開山とし建立。宗鏡は二世となった。その後、北朝系天皇(崇光・後光厳・後円融)の御願寺に準ぜられて隆盛を極めたが、応仁・文明の乱で諸堂は焼失、現在は再建された本堂と方丈があるのみ。 本堂(地蔵堂)には、伝教大師の作と伝える本尊の延命・安産の地蔵菩薩。右脇に開山の夢想国師、宗鏡禅師が、左脇には開基の細川頼之公の木像が安置されている。

  本堂の左手奥(南側)に、自然石で造られた二つの墓が見られる。宗鏡(そうきょう)禅師と細川頼之(よりゆき)の墓で、頼之は三河国(愛知県)の生まれで、将軍足利義満を補佐していた管領職。 一休禅師も幼少の頃、このお寺で修行されたという。

   
五葉松   中門から本堂を望む   細川頼之(よりゆき)の墓

◇地蔵院の所在地など
・住所:京都市西京区山田北ノ町23  ・電話:075-381-3417
・一般拝観:9:00〜17:00 大人:400円
・アクセス:阪急電車嵐山線「上桂」駅から西へ徒歩約15分、西芳寺(苔寺)から南へ徒歩約5分

 
  縁側でゆっくりと庭園を眺める


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